僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

山葵と滝と踊り子と(河津)

2018年03月30日 | ぶらぶらする

ようやくの思いでたどりついた

河津七滝の山葵屋さん

かどや。

孤独のグルメで取り上げられて以来

客足が途絶えないらしい。

その行列のお目当てがなんと

「山葵丼」

一度自宅の練りワサビで再現を試みたことがあったが

山葵が効きすぎて

とても食えたものじゃなかった。

さてさて本場本物のお手並み拝見と行きましょう。

注文するとまず

この

生山葵まるまる1本と

すりおろしが渡される。

黙々とただただ山葵をすることに専念する。

する

する

する!

上部の白いところが辛くて美味しいのだそうだ。

10分ほどで擦り終わったころ合いを見払って

おばちゃんが

「丼」を持ってきてくれる。

こちらもまたシンプルなことこの上なしの

「米+かつお節」

山葵にかからないように

醤油を回しがけして

頂くのだそうだ。

上品な辛さだなー。

強い香りなんだけど

一瞬でスンッと消える儚さも持ち合わせているというか。

思いのほか辛くないというか。

むしろ辛さの奥に甘さすら感じる。

山葵とは

辛さでなし

香りなのだと知った。

練りワサビとは全くの別物!

日本語の「辛い」では

わさびの「辛い」をちょっと表現しきれないきがするなー。

わさび丼メインとはせっかくなので

河津七滝へ足を伸ばしてみる。

ちなみにこの七滝。

七滝とかいてナナダルと読む。

川沿いにコンクリ舗装された遊歩道を歩き始める。

歩き始めてものの1分で

カニ滝入口へ到着。

けどここは帰りに見よう。

ということでスルーして

踊り子さんと「私」がこんにちは。

初景滝。

三筋に分かれた滝が

なかなかの迫力。

ここまでコンクリ舗装された道のため

ここで引き返す人がほとんど。

みなさんと同じく踊り子さんの写真を収める。

湧き水で喉を潤してから

階段を上り先を急ぐ。

この先はちょと山道。

蛇滝。

この先にあるつり橋が実に変わり者で

蛇行つり橋!

すげー初めて見た!

こっから先は結構山岳エリア。

橋を渡り切った周回エリアからくるっと

回るとエビ滝。

流れ出る口が

エビの尾びれに似ているから

エビ滝なのだそう。

エビに見えるかな?

ちなみにこのエビ滝、

七滝の中で最も古く

他の六滝と組成が異なるとことで

唯一柱上節理が見られないのだそう。

滝の遡上を続ける。

周回エリアの北側へ回ると

ちょっと本格的な滝が見えてくる。

七滝の最後、釜滝。

この辺りまでくると人気が少なくなって落ち着く。

激しく柱上節理。

釜滝を左手に見ながら一気に階段を上る。

勾配がちょとしんどい。

登り切ってもボードウォークが続く。

河津七滝の最奥部はこの猿田淵。

入口からここまで30分。

ここまでくる観光客はほぼいないようす。

淵というだけあって薄暗く

涼を得るにはちょうどいい。

戻るには大変だけど。

猿田淵から折り返して

階段付きのつり橋

「だるだるだんだんばし」を下る。

釜滝を今度は右手に見ながら階段を一気に下る。

川沿いに

下る下る。

蛇行する二段つり橋も下る。

途中足水処で一休み・・・

できるけど

誰も浸かってない(笑)

ただいま、初景滝。

コンクリ舗装に足をうつし

川沿いにまだまだ下る。

猿田淵から下ること20分。

入口近くのカニ滝。

滝つぼがカニ甲羅に見えるからカニ滝なのだとか。

カニに見えるかな?

スタート地点から今度は戻る感じで

川近くへ下りると

二筋の川が合わさる滝

出会い滝。

ここから先は

水量も増え

迫力が増す。

柱上節理もガッチガチ。

溶岩が冷えて柱状に固まったものだそう。

つらつらと川を下る。

最後の大滝は

土地の利権も絡んだり絡まなかったり

でちょとややこしい。

温泉旅館の脇道をくだると

最終地点の大滝。

先ほど利権の関係で滝の近くにはよることができない。

なお、右下の建屋は温泉プールで

ここを利用客のみが滝のそばまでいける。

ふぅ、歩き始めから

七滝+猿田淵をまわってもどって

70分。

ループ橋をみながら大滝から駐車場へ急こう配を戻る。

梅と菜の花に春を感じる。


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