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巨大に成長したネット通販大国、中国を報じるNHKスペッシャルに、またもやウーム。

2017年01月09日 11時08分32秒 | 日記
 中国のネット通販の成長は、目を見張るものがある。

 日本でも良く知られている、アマゾンや楽天と同じような、アリババグループの巨大な通販事業者を通じて、中国の若者たちがネット販売業者として新規参入している姿を、NHKスペッシャルで8日の夜、放送していた。

 今や中国のネット通販額は60兆円を超え、米国を抜き世界最大だという。日本の十倍以上の人口を抱える国であるから、販売規模が膨れ上がるのは当然であるが、これには経済成長が減速している中国経済を、ネット通販を通じて個人消費を促そうと、政府が率先して旗振りを行い、取り残されている農村地帯の人たちの消費をも促そうとしているようだ。

 その農村地帯の人口だけでも6億人だというのだから、地方への急速な道路などのインフラ整備、スマホを持たない人たちに代行して購入できる、地域のネット代行組織も4万か所以上も作られている。

 特に、アリババが11月11日を独身者の日として、大幅な販売イベントを行い、各通販業者が必死にその日に合わせての販売戦略を練り、成功した業者、失敗した業者、入れ替わりに新規参入する若者たちと、生き馬の目を抜く様な目まぐるしさに生きる人たちの姿をドキュメントしていた。
 
 彼らの小さな事務所にはアリババの創業者ジャック・マー(馬 雲)氏の大きな写真が貼られている。彼らの理想像なのだろう。

 おそらくNHKで再放送されると思いますので、是非視聴されれば中国の現実を知る良い機会になると思います。

 筆者の率直な感想は、中国共産党の一党独裁支配には問題が多いと思いますが、ネット通販を経済発展の為に推進すると決定しての巨大な行動力は、やはり14億の人口を抱えた国家としては、しばらくはこういう体制で行くしかないのかとも思えた。 ただ、万一政府の方針に誤りがあると、悲惨な結果を招く危険性はぬぐえない印象を受けましたが。


(NHKスペッシャル 紹介内容から貼り付け)

巨龍中国
14億人の消費革命
~爆発的拡大!ネット通販~

 経済成長の鈍化で、「世界の工場」から構造変換を迫られる中国。いま新たな成長の起爆剤と期待されているのが、ネット通販(EC)である。2015年の販売額は約60兆円余り。アメリカを抜き、世界一の通販大国に急成長した中国が考えているのが、ネット通販を通して、今まで豊かさから取り残されてきた「6億人の農村人口」の購買力を目覚めさせること。

 いま政府は“14億人の消費欲”を1つのテーブルにのせようと大号令をかけている。番組では、急増する“ネットショップ村(淘宝村)”の現場に密着。そこは村全体がネット通販のプラットフォームになっており、年間の売り上げは約670億円にも達する。全国からやって来た若者が次々とネットショップを起業し、“現代のチャイナドリーム”を目指して、激しい競争を繰り返している。

 さらに、中国政府は、民間企業と協力して、広大な国土の隅々に4万ものネット通販のサービス拠点の設立を計画。高齢者や農民に、肥料や日常品、農具までもネットで購入させることで、新たな消費革命を起こそうとしている。14億の消費革命で、農村は、中国は、どう変わるのか? 新たな夢を抱きあがく若者や、政府の戦略を通して、中国のダイナミックな変化をみつめていく。

(貼り付け終わり)

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