計算業務が電卓の進歩で楽になったのですが、文書作成はまだ手書きが続いていました。
そのうちに1980年代に入り、日本語のワードプロセッサ(ワープロ)が登場することになりました。
ワープロは東芝、シャープ、富士通、沖電気などなど、各社が新製品開発でしのぎを削り、これも急速に性能、価格も手ごろになり、職場に導入されるようになりました。
仕事で使う見積書など多くの書類がワープロで読みやすい活字で印刷されるため、一挙に仕事の質が上がったような気がしたものです。
勿論、初期のワープロは、キーボード、本体、プリンターなどが別々でかなりの大型でした。シャープの書院などというブランドが懐かしい時代でした。
ワープロも、80年代後半から90年代にかけて、個人用に使えるデスクトップ型へと変化していきました。
電卓もしかり、ワープロもしかり、どんどん性能の向上、小型化へと変化し、価格も安価になっていきました。
しかし筆者は個人用にワープロは、購入しなかったように記憶しています。
まだ個人用としては専用機で文書を作成する時代ではなく、手紙やはがきは手書きが普通の時代であったせいでしょう。
電卓、ワープロの職場での普及がきっかけとなり、いよいよ次にパソコン(パーソナルコンピューター)が職場に導入される時代がやってくるのです。(つづく)
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