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今はやりの「水素水」は、本当に効果があるのか?無駄な出費はやめたほうが良さそうだ。

2016年06月01日 10時34分08秒 | 日記
 最近の健康食品などのTVコマーシャルは、やたらとお試し価格、今なら1000円などという内容が多く目につく。

 筆者は少々ひねくれ者だから、おそらく健康食品などの原価は、ものすごく安いのではないかと思ってしまう。

 数か月にわたって、初回無料で郵送する健康食品のCMを続けているメーカーもあり、それも1か月分の価格が5千円程度するものが無料という。

 おそらく無料でばら撒かれている試供品の数量は莫大なものであろう。それでも何パーセントかの人が継続して購入してくれれば、十分採算に合うのではないのだろうか。おそらく原価などはものすごく安く、宣伝費ウエイトがかなり高い商品なのだろうと推測してしまう。

 しかしまやかしとは言わないが、最近の健康志向に悪乗りしたような健康食品も多い。

 昨日かその前の東京新聞の「こちら特報部」で、最近良く宣伝している「水素水」を大きく取り上げていた。

 水の成分は、小学生でも知っているように、H2Oからできているが、水は簡単な電気分解で水素と酸素に分解する。

 そのように水には多くの水素を含んでいるのに、なおかつ水の中に、水素ガスを溶かしこんだ水を水素水というらしい。

 宣伝文句は、肌に良いとか活性酸素を除去するだとか、いろいろうんちくを並べているようだが、厚労省が健康特定食品と認めている訳ではない。

 東京新聞の「こちら特報部」欄は、ネットのサイトに公表されていないため、詳細な紙面は紙の新聞を買うしか仕方がないが、水素水に関して厳しい書き方をしてあった。、

 その記事の中で、筆者が笑ったのは、この件で大学の先生の言葉に、体内で吸収される水素の量は、その人が自然に発生さす「おなら」が大腸内で吸収する水素ガスの量のほうがはるかに多いというのだ。

 ということは、まあ「水素水」を、いくら飲用しても健康上はほとんど影響がないということなのだろう。

 高価な水素水発生機器の販売メーカーも、そのあたりの効用については、なんとなく自信なげであり、最近超大手の飲料メーカーも水素水が人気だと発売しているようであるが、毒にも薬にもならない水に、健康志向でお金を出すのはやめたほうが良い。

 「こちら特報部」では、ついでに同じ紙面で、市販されている飲用水に関しても、最近の水道水の浄水効率が格段に進歩しており、ほとんど市販品の飲用水と変わらないレベルになっていると書いていた。

 安倍首相のアベノミクスは間違いなく破たんしており、ここ数年にわたり我々の所得が一向に上昇している訳ではない。この際、無駄な買い物を見直して、お金を使わずに倹約することだ。(笑)

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