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黒田日銀総裁は、マイナス金利政策の失敗の責任を取るべきではないのか?

2016年02月09日 16時18分29秒 | 日記
 今日の日経平均株価は大荒れであった。

 2月9日の日経平均株価終値は16,085.44円  前日比-918.86円 値下がり率 -5.40%

 円ドルレートは114.66-68円 前日比 -2.66円高 -2.27% と急激な円高に振れている。

 日銀黒田総裁のマイナス金利実行が、金融市場に与えた激震は何であったのだろうか?

 年明け以降の日本の経済現状からすると、どう考えてもマイナス金利を導入しなければならないほど、経済実態が急激に悪化したわけではなかった。

 ただ安倍政権が最重視する株価が低迷し円高がじりじり進んでいただけである。しかしこれは日本の経済実情に合わせた市場の判断であったのではないか。

 黒田総裁もその数日前のコメントでは、マイナス金利の導入には否定的であった。それだけに市場の関係者も不意を突かれた感じであっただろう。

 一時的には株価も急上昇し、円安も進んだ。 しかし冷静になればなるほど、マイナス金利政策が金融機関の収益悪化をもたらしたり、各方面へ与える悪影響の懸念が多すぎると市場に判断されたのだろう。

 筆者は思う。 このような大きな見通しの判断の失敗の政策を実行した黒田総裁は、今回の混乱の責任を取って、辞任すべきではないのか。

 2年以上にわたり金融政策一本やりで、あくまでも2%の物価目標に突き進む姿は、風車に立ち向かうドンキ・ホーテそのもののようにしか筆者には見えない。