草花探訪

季節の草花苗づくり

白い花の咲くころ

2019年06月19日 | 花の写真

梅雨入り前の晴れ間が続きますが我が愛するタイガースの戦績は梅雨模様です。

 

今や「人生90年時代」、政治の世界ではこの数日間、人生90年代の老後の資産形成

「2千万円問題」でにぎやかです。はるかかなたのことと思っていた90歳代です。

それが、今、私は間もなく83歳の誕生日を迎えます。90歳に接近中です。

20年余り前の定年退職するころの私は、90歳以後の老後まで見据えて生活設計

していただろうか?と、今振り返るといささか疑問です。

大病後、どうにかして、何としても70歳以上は生きていたいということにのみ

意識が集中し、生活費用のことは女房にまかせっきり、生活の土台に目が向いて

いなかったことを今頃になって反省しています。

これ以上書くと心がますますブルーになるので打ち切ります。

 

それでは今週の花、梅雨のこの時期に似合う花は白色の花、その代表の一つは

くちなしの花です。

朝のウオーキングコース途中でお目にかかります。

八重咲は私立学校の生垣に、一重咲は白梅町付近低木街路樹で、今見頃です。

ご存知のように梔子は春の沈丁花・秋の金木犀に負けないほどの強い芳香を放ち、

遠くからでも甘い匂いを漂わせます。

くちなしの花は天国に咲く花、邪悪なものを追い払うともいわれ、秋に

なると赤黄色の実をつけます。(乾燥させて黄色の着色料として使われます。)

 

もう一つの花は「夏椿」です。

地方紙に「東林院で”沙羅双樹”見頃」との見出しで大きく扱われていましたので

昨日(18日)訪れましたのでその紹介です。

この花は平家物語の冒頭に登場する「沙羅双樹」として知られるナツツバキ。

花の大きさは5センチ程度で花弁は5枚、夏の時期に「椿」に似ている花を

咲かせることからこの名が。

朝に開花し、夕方には落花する一日花であること、仏教で聖木とされる

沙羅双樹に似ているところから「シャラノキ」と呼ばれる。

蕾をいっぱいつけているが木全体、一気に花が咲くのではなくて、毎日少しずつ

次から次へと咲き続けるのが特徴です。

拝観料1600円を支払って本堂に上がるとまずは抹茶と和菓子の接待を受けます。

その後,縁側に座って、苔むした庭の上に白い花が点々と零れ落ちて涼しげな風情を

漂わせているさまを拝観。ご住職の軽妙滑沢な解説を交えた法話を伺う。

平日の午前11時に訪れたが訪問者で本堂は満員?状態。

苔の上に落ちた白い花の風景は一幅の絵画。

どこをカメラで写しても絵になるような風景でした。おすすめです。