暦の上では昨日の11日が入梅でした。
どんよりとひくく空を覆う雲、肌にまとわりつくような湿った風に入梅間近を
感じながら、隔日日課の5時スタートの早朝ウオーキングをこなしています。
勿論雨の日はウオーキング中止ですが、なかなか雨は降りません。
夜明けの時刻が京都市では4時40分ごろですから家を出るころは下の写真のような
風景です。
平野神社到着は5時30分ごろ、このころになると夜がすっかり明けています。
70歳代のころまではここで小休止した後、衣笠山のふもと「きぬかけの小路」を
めがけて歩きましたが今はその体力も気力もなく、白梅町経由で帰ります。
所要時間約1時間、歩く量約5000歩のウオーキングです。
毎週土曜日にはご褒美に白梅町近くの終日営業の喫茶店でモーニングをいただく
のがささやかな楽しみです。
目に映る風景は70代のころと変わりませんが、年々いや月々、体力が低下
していくのを実感し、情けなくなり気弱になっていきます。
帰宅後は自分の朝食とついでににょうぼの分を用意して、一人ゆっくり朝刊に
目を通しながら済ませます。こんなところが私の近況報告です。
最近、子供が犠牲になる痛ましい事故や事件のニュースが後を絶たず重い気分に
なっていたら、続いて追い打ちかけるように「95歳まで生きるには夫婦で二千万円
の蓄えが必要だとする金融庁金融審議会の試案の発表です。
そのような中、救われる明るいニュースが二つありました。
一つは病(大腸がん)を克服して現役復帰し、直後に大活躍の我がタイガースの
原口選手のこと。
もう一つは白血病治療中の池江選手が病室でトレーニングマシンを使って軽い
トレーニングをはじめたというニュース。
抗がん剤治療で抜け落ちたであろう頭髪を隠すように女性らしいバンダナ姿、
でも屈託ない笑顔をTV画面を通してみて、よく似た治療生活(無菌室での生活)
を経験した私は、ただただすごいなあ、強いなああと。
さて、今週の後半は今週の花、季節の花は「紫陽花」、花の写真の紹介です。
アジサイの花には「ホンアジサイ」と「ガクアジサイ」の2つのタイプが
あることはよく知られていますが、「ガクアジサイ」が日本固有のアジサイ
ということはあまり知られていないように思います。
「ガクアジサイ」が日本から中国にわたり、シルクロードを伝わって
ヨーロッパ・イギリスへ。
特にイギリスで人気が上がり品種改良され「ハイドランジア」となって
大正時代に日本へ逆輸入された経緯を持ちます。
京都府立植物園に出かけ写真に写してきましたので紹介します。
まず「ガクアジサイ」から。
つぎは「ホンアジサイ」。花が手毬のように集まった形の花。
今ではこちらのほうが普通のアジサイとなっています。
白色の少し変わった二つ。