この一週間は幸せを味わいかみしめた日々の連続でした。
亡母の祥月命日には、例年のことですが妹3人とその連れ合いたち身内だけの法要で
集まって大過なく過ごせていることを喜び合い、母の日には息子二人と嫁からプレゼント
をもらった女房の笑顔を見てほっとしたり。
とりわけ幸せを感じたのは、30年余り前、向島東中が新設開校したときの仲間(および
その後4~5年間務めた仲間)25人に出会った時です。
彼ら彼女らは私をはるかに追い越し、素晴らしい教師になっていました。
そのかっての同僚たちに囲まれて、昔話に興じながらも言葉の端々からお礼を言われ
感謝の気持ちを伝えられると、幸せ感に一杯になっていました。
写真の25人中18人が当時新規採用教員あるいは常勤講師です。
教師の世界では”荒れてる学校”(生徒指導上問題多発)の勤務を避ける風潮があり
ました。約30年前、京都市立中学校70数校中際立って校内暴力や授業妨害が
多発していた当時の向島東は、教師歴を重ねている教員が定着せず、「新採・講師」
中心の教員構成でした。(下の写真の前列3人と後列2人が5本柱、後列3人は新採)
下の写真の皆さんは、今でこそ年輪を重ねた貫禄ある風貌ばかりですが
新採で着任してきた当時はぴちぴちした教師ばかり。
女性方は歳をとるのを忘れられたのか、それとも化粧が上手なのか、みなさん
生き生きされています。(一人だけ30歳代ですが、他は教師歴30年前後)
同じ釜の飯を食った仲間とか、苦労を共にした同志とか、そんな表現がぴったりです。
機会あるごとに「心・技・絆」、特に「絆」を訴え育ててきた教師たちです。昼夜の別なく
問題解決に走り回り、体を張って荒れを受け止めた先生方です。本当に素晴らしい
仲間と出会いました。
長々と書いてきました。これからが本題の花です。
4月末ごろから咲き始める「アヤメ科・アヤメ属」を取り上げます。
「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるように区別が難しい花たちです。
この仲間では一番早く4月下旬ごろから咲き始めるのがアヤメです。
見分けるポイントは咲いてる場所が排水の良い乾いた土地、花弁の基のところが
網目状の模様があります。私の散歩道では竜安寺の池のふちに。
次はカキツバタ、アヤメより少し遅れて5月上旬から開花。
生育場所は湿原や水分の多い場所、花の見分け方は花弁の基が白色の目型。
少し足を延ばして上賀茂の大田神社の大田の沢では約2万5千株が群生し、国の
天然記念物に指定されています。今が見ごろです。
日本のアヤメ属の代表が花菖蒲ですが5月末から6月にかけて開花します。
それまでに楽しめるのが「ジャーマンアイリス」です。
虹の花(レインボーフラワー)とも呼ばれるように、色とりどりの花を咲かせ、花は大きく
フリルのついた花弁が見事です。生育場所も乾燥した土地を好み水やりの心配は
なく、手軽に栽培できます。私の散歩道平野神社ではいろんな色の花が見られます。