草花探訪

季節の草花苗づくり

春告花情報

2017年02月08日 | 花の写真

先週木曜日(3日)は節分、その翌日が立春でした。立春とは、「初めて春の兆しが

表れてくる頃のこと」ですが、実際の季節の歩みは遅く、冬が足踏み状態です。

そのように余寒厳しい中、「梅」に続いて「椿」も開花し始めたと地方紙に、「落ちても麗

し有楽椿」との見出しで等持院の椿の紹介がありました。

私のウオーキングコースにある寺院ということで出かました。

今日はまずその報告から始めます。

有楽椿という種類で、樹齢四百年樹高10メートルの古木、夢想国師作と伝えられる

方丈北庭の小高い所に一本植わっていました。

庭・方丈を入れた全景をと思ったのですが、カメラの画像にはとらえきれませんでした。

花は薄桃色でラッパ型、葉は薄黄緑色ということもあって、いつものことながら私の

カメラと腕ではその美しさを写すのは無理でした。

古木の根元には深緑の苔が広がり、落ちた花とのコントラストは絵になると思って

写したのが下の写真です。

 

ツバキは「木」偏に「春」と書くように、椿は春を代表する花木の一つです。

しかも日本原産の常緑樹です。

椿の花は古来万葉の時代から日本人に愛されてきた花です。特に茶道では珍重され、

前述の「有楽椿」も織田信長の弟で茶人の織田有楽齋が好んだところから由来。

園芸品種も多いのですがやはり一番なじみのあるのが藪椿です。

その種子からとれる油は高級食用油、整髪料としても使われています。

下の写真は北野天満宮の境内に咲くやぶつばきで、背景に梅の花をぼかして

入れてみました。

 

この藪椿が咲く前の広場で、3日には節分祭がおこなわれました。その風景写真を紹介。

年々人出が増えて、奉納狂言・日本舞踊が開始される午後1時にはご覧のようなにぎわい。

椿と梅の木の横で写真を取っていたら、花街上七軒で最も有名な芸妓さんがすぐ横で

ご覧になっていたのでパチリと。

 

最後に、今回椿を取り上げましたが椿の仲間「山茶花」を紹介する機会を逸して

いましたので、ここに紹介しておきます。

私のような80歳の老人には文部省唱歌「たきび」の一節がつい口ずさみたくなる花、

今では少なくなりましたが、かっては垣根の樹木として、庭には必ず植えられていた

花です。椿との違いは花びらが一枚一枚散る所でしょうか。それに花期が椿の一月

下旬ころよりは早く、11月中旬ころから咲き始めます。

下の二枚は、先日の積雪があった時に、我が家の庭に咲く山茶花の様子を写したもの。

 

 

 

 


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