3月1日は気象の区分では春に入る最初の日、この月名「弥生」は草木が芽吹き、いよいよ
生き茂るとの意味の「いやおい」が転じたとのこと。(コラムの文からの受け売りですが)
海の向こうの米国では「スーパーチューズデー」と大統領予備選は熱い戦い真っ最中ですが、
京都の春一日目はうっすらと雪化粧、最高気温も5度台と、更に一枚着重ね(きさらぎ)が
必要です。
今年の真冬は雪が少なかったのでこのチャンスを逃さないようにと、カメラを持って
梅の花と雪の天満宮の風景を狙ってみました。
わずか1cmの積雪では思い浮かべた画像にはなりませんでしたが一応3枚の写真を。
最初は中門から本殿に通ずる参道わきの梅の花、人影が入らないようにと夜明けて
すぐ(7時ごろ)に。
続いて本殿(国宝)と飛び梅伝説の咲き始めの紅梅。
メジロがいたのですが、白梅にうっすらと積もる雪の情景は写しきれませんでした。
今回は雪景色から紹介しましたが、前から心づもりしていた今週の予定は「梅花祭」
(2月25日)でにぎわう様子をと考えていました。
梅をことのほか愛した菅原道真の命日(2月25日)に遺徳をしのぶ「梅花祭」が開かれ、
豊臣秀吉が境内で催した大茶会の故事にちなむ野点茶会にも大勢の人が詰めかけ
ていました。
梅の花も満開で香りふくよか、上七軒の芸舞妓による茶のもてなしを受け(1500円)
にぎわっていました。茶券を求めるのに長蛇の列、茶券を手にしてから入場待ちで並び、
入場後は茶席に案内されるまでまた並びと、大変でした。
茶席で一服おもてなし受けたらすぐに席を立たされて、気の弱い?小生はきれいどころ
を狙って写すこともできず出口に向かっていました。
温雑する観梅客の多くはスマホやデジカメで花を写たりし、家族や友人と記念撮影する
姿です。ほのかに香る梅の匂いを楽しんでいる様子を写そうとしたのですがなかなか
出会えません。やっと写せた2まいです。
最後のシメも花ではありません。老夫婦の後ろ姿ツーショット、手を取り合って
両脇出店で混雑する中を歩いておられる様子に温かさを感じながら、何年か先の
自分たち夫婦もあのように散策できるだろうかと思ったりしていました。
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