すっかりと歳末の風物詩になった一年の世相を表す「今年の漢字」、清水の舞台で森貫主
が大きな和紙に「安」と揮毫しているのをTVのニュースで見ました。
私の身の回りにも迎春の準備が進められているのが目につきます。そのいくつかを紹介
することから今回は始めます。
まずは北野天満宮の楼門に掲げられたジャンボ絵馬です。画家の三輪晃久氏が毎年
奉納されていますが、今年の絵は”花を咲かせた梅の枝に座る猿”が描かれたもの。
楼門の右側に見える紅葉の樹、色づいた葉を付けているのが初冬の暖かな気象を
顕わしています。
紅葉と言えば今年のモミジは12月に入ってからの方が美しい色合いをましています。
ここ北野天満宮の紅葉の様子は今までに2回、写真でお伝えしてきましたが、見ごろを
迎えたのは11月末ごろでした。
「史跡御土居のモミジ」も開演苑当初は12月6日で閉る予定でしたが、見頃がずれ込んだ
ためもう一週間延長し13日(日)まで公開していました。
最終日に写した、お土居の上から紙屋川沿いを見下ろした写真と、紙屋川沿いから
見上げた、約10メートルの落差のモミジ風景の2枚を添付しておきます。。
さて、師走の風物詩と言えば私の住む北野界隈では千本釈迦堂の「大根炊き」を
忘れることできません。参拝者がアツアツの大根をかみしめ無病息災を祈る風景も
また写真画像に収めて置きたいのですが、春を思わす連日の暖かさのため
立ち上がる湯気の量も少なく、狙った写真が撮れませんでした。
事始めの習わしでは、花街のきれいどころがあいさつ回りされる姿をカメラに収めたかった
のです。でも同じようの気持ちで待ち構えるにわかカメラマンも多く、この界隈で「見守り隊」
活動をしている関係で顔がさして、厚かましいく粘ることできませんでした。
北野天満宮の事始めの風物詩として、初詣でお守りなど縁起物を授与される巫女さん
の集団の参拝風景と「福梅」拝受があります。
事始めの日、早くから「福梅」を求めて集まる人たちと授与される巫女の写真です。
さて、最後は今週の花です。11月下旬から続く季節外れの温かさで植物たちは
びっくりしているようです。11日に天満宮の早咲き種の白梅・紅梅の樹が開花し
始めました。
例年は新年を迎えてから開花し、しかも蕾が膨らんでからも開ききるのに数日
かかるのですが今年は次々と、パッと開花していきます。
北野天満宮の梅だけでなく、平野神社では十月桜が枝一面に花を咲かせ、水仙も
あちらこちらで花を咲かせています。
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