暦の上では「みどりの日」をもって春は終わり、「子どもの日」から夏が始まります。
GWが終わりました。はしゃいだ声が通学路に戻ってきて、わずか数日間の休みなのに
ちょっとお兄さんお姉さんになった子たちの姿に、「子どもの日が伸び盛りの命を祝う日」
だということを再認識したところです。
連休の最終日の5月6日は私の母の36回目の祥月命日です。この日に毎年お寺さんに
お参りいただき兄妹親族が集まり小さな法要を営みます。
そしてその時、欠かさず仏前にお供えし粗供養にするのが「瓦せんべい」で、お茶を飲み
ながら口にする茶菓子が「草餅」です。
神戸育ちの母は恵まれて育った子供の頃の思い出話を私たちによくしてくれました。
敗戦直後の食べ物に事欠く貧乏暮しの中で聞いた「亀井堂の瓦せんべい・高砂の金つば」
「ユーハイムのケーキ」の母の思い出話。
その時、大人になって社会人になったら母に必ず食べさせてあげたいと、私たち兄妹は
思ったものです。母は苦労して苦労を重ね、6人の子の、末っ子が社会人になるのを見届け
るやすぐに68歳で他界しました。若い死でした。
だから祥月命日には必ず兄妹が集まり母をしのぶ事にしています。粗供養には瓦せんべいと
神戸にゆかりのある品を準備します。
また、私たち兄妹にとって「草餅」は、母をしのび思い出が詰まっている懐かしい手作りの
草餅です。
今は和菓子屋さんから購入したヨモギの香りがする饅頭に、亡き母をしのんで
仏壇の一隅に必ずお供えしていますが「母の味」の代表です。
さて、この時期の花の紹介ですが、先週も書いたように「夏風邪」で体調を崩し、まだすっきりと
回復していません。だからカメラをぶら下げて出歩くこともできていません。
ですからこの時期の花「藤の花」「つつじの花」は、昨年この時期に写した「鳥羽下水場の
藤の花」と「蹴上浄水場のつつじ」の写真の中から再掲にならないものを選んで紹介します。
最後の最後、付け足しになりますが子どもの日を祝って泳ぐ鯉のぼりを。(平野神社にて)
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