草花探訪

季節の草花苗づくり

北野天神さんに「蕗の薹」が

2012年03月07日 | 花の写真

いち早く春を告げる花に「蕗の薹」があることをすっかり忘れていました。

3月5日付京都新聞(夕刊)にふきのとうの写真と記事(ただし北野のことではないが)

を見て、北野神社の敷地の中には梅や蝋梅のほかに「蕗」が自生しているのを思い出し、

雨の中急いで見に行って確かめてきました。

場所は大鳥居の左側、松並木の根元付近です。約100個の萌黄色の球形の蕾が、

観梅客でにぎわう梅林の梅たちからは少し離れた20本余りの松林の中、ひっそりと

控えめに存在を示していました。

「蕗の薹」のといえば”雪解けの土手に顔をのぞかせる山国の春の使者”のイメージ、

春一番早く出てくる山菜として、独特の香りとほろ苦さが、私たちに春の息吹を感じさ

せてくれる、特に年寄りにとってはことのほか郷愁を感じさせてくれる植物です。

「蕗」はキク科の植物、そのふきの根茎から出る若い花茎が「蕗の薹」、花開くと確か

に菊のような小さな花が集まって咲きますと。ちなみに花言葉は「待望」です。

北野天満宮にこられたら最初に目につくのが下の大鳥居と松林、そのすぐ左側に自生し

ています。なお、この黒松は天歴9年(955年)に植えられ、京都では最も古い参道並木

だそうです。(「京都街路樹ガイド」より)

 


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