草花探訪

季節の草花苗づくり

夾竹桃で思うこと

2015年08月05日 | 花の写真

7月末の暑さをそっくり引き継いで8月がスタートしました。

昨日(4日)までの5日間は猛暑日の連続、最高気温の記録更新、中でも最高は39,1度

でした。その翌朝のことです。北野の森でツクツクボウシの初鳴きを耳にしました。長い

スパーンで眺めてみたら、きっと季節は徐々に進んでいるのかもしれません。

早朝散歩途中、ツクツクボウシの声は聞いたが姿まではとらえられず、その代りと言えば

おかしいが、毎朝アブラゼミやクマゼミが捕まえられて、蝉をお伴?に歩いています。

明日8月6日は、70年前に広島に「原爆投下」された日、一瞬の間に十数万人、あるいは

それ以上の尊い命を奪った非人道的で理不尽さ残虐さ、そしてその犠牲の上に築きあげられた

今日の平和や繁栄であることを忘れてはならない日であるのです。

次に原爆の日で忘れてならない花、それが「夾竹桃」です。以前梅雨の頃に白い花の

仲間として花の写真だけ紹介した花ですが。

青空を背景にすると美しさが映える花、昭和48年11月3日に広島復興の象徴として

、原爆犠牲者の慰霊の意味を込めて「広島市の花」に選定された事でも有名です。

広島市に原爆が投下され、放射能被害で一面焦土に化した当時、草木が生えるまで

数十年かかるといわれていました。そんな中で夾竹桃はいち早くよみがえり、青葉を

茂らせ花を咲かせ、市民に復興への希望と光を、勇気と元気を与えたのです。

名は葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることからつけられ、乾燥や大気汚染に

強く、花もきれいなので以前はよく植えられていました。私の散歩コースでは白梅町近

く紙屋川沿いに桃色の、平野神社の境内に白色の花が咲いています。

ただ、葉・枝には毒性物質を含むため、近年公園や庭木への利用が少なくなってきて

ウオーキングの道中でもあまりお目にかかりません。

以上、原爆記念日にちなんでの花紹介ですが、いつものように今週の花の写真も

紹介しておきます。先週に引き続き「アサガオ」ですが、府立植物園で開催されて

いる「朝顔展」の中から背景ぼかしできた花写真を何枚か。

大輪(花径20㎝以上)の鉢植えの展示が大部分であるため背景色を工夫しての

花の写真を写すのには苦労しました。

 


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