月が替わってからも季節の歩みはゆっくりです。
私の日課、週4日のペースで歩く早朝ウオーキング、家を出発する5時過ぎは、まだ真夜中
の延長、真っ暗やみです。でも晩秋なのに吐く息は白くはありません。
暖かくて服装も軽装で手袋も必要なしです。まだまだ仲秋頃の好季節です。
参道に散る落ち葉を踏む音や、ほのかな明かりに浮かぶ落葉樹の葉の色づきの様子
から、確実に冬が近づいてきたのを感じます。
繰り返すようですが私は体育教師OBです。現職の頃は自分の実年齢より年下の若手に
負けない運動能力や見た目の元気さ、つまり若さをひそかに自慢し競っていました。
50歳半ばまでは「とても○○歳には見えませんね」と言われていた私です。
それが命を懸ける大病を患ってしてからガクッと筋力も体力も風貌も身のこなしも何もか
も衰え、年齢相応の老人になってしまいました。
一命を取りとめられただけでももうけもののはずですが、月日が過ぎ、再発の心配が
遠のくにつれ、病後の体力喪失には大きなショックでした。
80歳を過ぎてからはさらに自分よりも元気な同年輩の人が目につくようになり、日々取り
残されるような焦燥感を味わって落ち込む今日この頃の私です。
しめっぽい話はこの辺で打ち切って、今週も地域の老人会の報告です。
12日(月)に地域の老人会主催で源光庵拝観と、鷹が峰・千束から紙屋川沿い
を南下、金閣寺までのコースを歩くウオーキングを主催しました。。19人の参加でした。
好天に恵まれてそれぞれのペースで楽しんで歩きました。
計画した者としては参加人数には不満が残りますが、参加者の感想はすこぶる良く、
12月早々にもう一度どこかへ行きたいとの要望がありました。
北区鷹が峰にある曹洞宗の寺院、それぞれに仏意が込められている丸い「悟りの窓」と
四角い「迷いの窓」が有名。
ご覧のように紅葉は色づきはじめといったところ。
それに比べ鷹が峰一帯は黄葉真っ盛りでした。
吟松寺からしょうざん庭園一帯までの紙屋川沿いの風景は今が見ごろ。
「もみじ街道」と呼ばれているそうです。
次回は「北野のもみじ」を紹介する予定です。