梅雨入り間もない6月10日、少しの晴れ間を見つけて平安神宮の庭園の花菖蒲が見ごろ
とのテレビニュースに誘われて出かけた。
日曜日ということもあってそれは大勢な人出で、人物を入れない風景写真はあきらめた。
花菖蒲はちょうど6月中旬が見ごろ、でも「5月の花」と言われているのは陰暦の名残。
江戸時代野山に自生する花ショウブを、改良発達させてきた日本産園芸植物の代表で、
大輪の花があでやかな和の花だ。浮世絵にもよく登場し、日本のあちらこちらに「菖蒲園」
があることからもその人気ぶりが推測できる。
花菖蒲は、あやめ・かきつばたに比べると花自体が大きいことや、色は紫(青紫・赤紫)
・薄桃色・白色と多く、花弁の付け根に黄色の目型があるのが特徴。それに咲く時期が
6月に入ってからというのも特徴の一つ。ちなみにアヤメは5月初め、かきつばたは5月
中旬ごろが見ごろ。