竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

被災地の夏 かごを編むこと

2012-07-20 17:56:08 | 被災地ボランティア
7月13、14、15日と岩手に行って来ました。
いつもより一日少なかったので、少し楽でした。
バリ島旅行の疲れもまだ残っていたので、ちょうどいいところでした。

 
13日は下壷仮設の集会所、14日は大船渡のみなし仮設の雇用促進住宅、
15日は長部のコミュニティーセンター。
 
初日だけ天気が良くて後は雨模様でしたが、今回はどこも集会所だったので、雨も気にならずにすみました。

 
長部でのかご編みは六つ目かごです。これは簡単なようでいて結構難しく、この日一緒に行ってくれるスタッフとボランティアの3人に、前もって編み方の練習をしておきました。でもその場になると、忘れてしまって苦労が多かったようです。一緒に行った人たち、ご苦労様でした。

 
かご編みって簡単なようでいて結構難しく、ボランティアの人たちも関心を持って、参加させてくれという要望があります。車に乗れる人数の関係で、お断りすることもあります。私はボランティアの人たちも、関心があれば編むことを覚えて欲しいと思います。それに協力することも私の仕事だと思っています。

ナナカマド
 
編むことは人類と共に古くからある技術です。最も原始的な暮らしをしている人たちが、素晴らしい編む技術を持っています。サラワクのプナン族もそうですし、南米コロンビアのデサナ族もそうです。

セイヨウノコギリソウ

未曾有の大災害から立ち上がるためには、人間の原初からの活動を体験することで、力を得られるかも知れません。とまあ、そんな夢のようなことを思ったりしています。