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竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

糖質制限食のメニュー

2012-12-18 15:28:23 | 糖尿病
昨夜無事小平に帰って来ました。
一般道路を通ってくるので、6時間近くかかります。
20年以上毎月繰り返しています。
あと7,8年は続けたいと思っています。
 
玉川上水は黄葉から落葉の季節になりました。
道には枯葉がいっぱいです。

近くの家にはまだ薔薇が咲いています。

山茶花は今が真っ盛りです。
 
わが家の庭に千両と万両、金柑が狭い場所に植わっています。
縁起がいい組み合わせです。
特にいいことは起こりません。悪いことが起こらないだけでよし。
 
8月末頃から糖質制限食をやっています。
いつも自分一人で作って食べるので、あまり手の込んだことは出来ません。
参考までに私のやり方をご紹介します。
 
朝食はパン食にしています。
小平でも掛川でも自分でパンを焼いています。
といってもパン焼き器ですから簡単なもの。
朝は走ることが多いのでそのエネルギー源として炭水化物は必要なのです。

 
昼と夜の主食は、刻み野菜におから、豆腐、トマト缶、卵を混ぜ、
それをフライパンで炒めお焼きのようにしたものです。
それを4等分して4回に分けて食べます。
 
それに野菜サラダや肉や魚料理を加えれば出来上がり。
 
肉は時にジャガイモ無しのカレーを作りますが、
一番多いのは手羽元の燻製。熱燻法で簡単に作れます。
 
魚は圧力鍋を使ってサンマのぶつ切りの煮込み。骨も食べられます。
マグロのあらの煮込み、これも圧力鍋を使います。
 
チーズはよく食べるようにしています。
 
それから毎朝2、300ccの豆乳に大匙2杯の酢とパルスイートを入れて飲んでいます。
これは夏に足の皮がよく向けたのでネットで調べたら、酢が利くということでした。
そこで豆乳に酢を入れて飲み始めたら、足の皮向けも治りました。
冬になっても毎年悩まされていた足のひび割れが、出来なくなりました。
これが酢豆乳のせいかどうか分かりませんが、当分続けるつもりです。
 
普通の女性の料理と比べると実に殺風景な、料理ともいえない調理です。
でもこれを続けるつもりです。
 
と言っても別に主義に基づいてやっているわけではありません。
何か思いついたらころっと変わるかもしれません。
 
クックパッドをよく利用します。
最近バナナケーキをよく作ります。

糖尿病への新たな挑戦

2012-06-19 09:15:24 | 糖尿病
今回の写真は家の周りの帰化植物です。
ギンバイソウ 家の庭に知らぬ間に咲いています。
 
6月14日の朝日新聞に、糖質制限食のことが載っていました。今まで糖尿病の人の食事はカロリーが問題で、一定のカロリーを超えないような食品を食べることが重要でした。肉類などの高カロリー食品は避けるのが常識でした。

サフランモドキ これも庭に咲いています。
 
でもその記事によると問題になるのはカロリーではなく、糖質、炭水化物だというのです。糖質の少ない食品なら問題は無いと言うのです。
 
私は20年前に糖尿病と分かり、以来運動療法と食事療法により、また血糖測定器で毎朝空腹時血糖を調べることで、進行を抑えてきました。
 
でも5年ほど前から血糖値が下がりにくくなりました。そこで近所の内科医で毎月1回ボグリボースという薬をもらって、毎食前に服用しています。これは炭水化物の消化を遅らせる薬で、毎食前に野菜サラダなどをしっかり食べるのと同じ効果があります。だからいくら運動しても他の薬のように低血糖にはなりません。
 
それでも最近血糖値が下がりにくくなりました。運動もかなりやっているし、食事も抑えている、これ以上何をすればいいのか思いあぐねていたところでした。そんなところにこの記事です。早速その日の昼食から糖質制限を始めました。

バーベナリギダ
 
先月家内と口論したときに、いろいろ面倒をかけているのに感謝の気持ちがない、と指摘されました。そう、その通り、そこで月に一回私のおごりで外食をすることに決めました。先月食べた中華料理店が美味しかったのでまた車で行ってみると、平日なのにお昼時のため満員です。女性同士、老夫婦、そんな人が多いようです。かなり待たなければならないので、近くのステーキガストに行きました。サラダバーは自由、久しぶりにビーフステーキを食べました。
 
アカバナユウゲショウ

その翌日金曜日掛川に出発、東北から帰ったばかりで疲れがたまっていたので眠気覚ましに、ピーナツやアーモンド、煮干などをガリガリかじりながら走りました。血糖値は?まだ下がりません。おまけに消化の悪いものばかり食べたのでお腹をこわしてしまいました。
 
日曜日は午前と午後の二回かご編み教室があります。これはなんとかこなしました。朝から野菜や豆腐やチーズなどを食べていたのでお腹もよくなり、元気も出てきました。日曜は夕方ジョギングをしました。月曜の空腹時血糖値は101、焼肉をバンバン食べました。そして今朝は80、こんなに低いのは久しぶりです。
 
始めて5日目でもう目に見えて効果が出てきています。この食事法を続ける限り糖尿病とはお別れです。

モモイロヒルザキツキミソウ
 
昨日の月曜日の教室でその話をしたら、生徒さんの一人が自分もやっていると言いました。その人は隣町の菊川から来ている人です。血糖値は高くないけれど医者に糖尿病になる危険があると指摘されたので始めたといっていました。私より二歳年下、元気で毎朝散歩をし、よく山にも登るそうです。

オキザリステトラフィラ
 
このクラスは磐田で機織をやっている友人(今はもうからないので休業中、別な仕事をやっています)が自分の友達を連れてきて始めたクラスで、浜松から来ている機織仲間もいます。和裁をやったりフラワーアレンジメントをやる人がいたり、こちらがいろいろ刺激を受けるクラスです。
 
今週の土曜にバリ島に行くと話したら、先週行ってきた、とかもう少し前に行ったという人がいました。工芸に関心を持つ人は行きたくなるようです。

近所の家の庭の名前の分からない花です。
 
フラワーアレンジメントを研究している人は、バリ島で買ったアタ細工の素敵なバッグを持ってきていました。アタ細工は籐より細い植物繊維で巻き上げ編みで編むかごです。以前は素の生地のままでしたが、これはこげ茶色に染めてあります。なかなか素敵なかごです。
 
この人はいろいろな編み方に関心があるようで、その点では私と同じ、いい仲間になりそうです。
 
今月から参加した人は本当は竹細工をやりたい、ということでした。ボーイフレンドが定年になったら竹細工をやりたいので習いに来たいといっている、自分もその人に材料を作ってもらって竹で編みたいといっていました。今現在は私は忙しくて駄目だけれど、11月になったら一緒に山に入って竹を切るところから始めて、個別に教えてもいいと話しておきました。
 
私の究極の目標も竹細工でいいものを作ることです。掛川の教室は四月に個展をやって以来生徒が増えています。東北でもあと一年続ければみんな自分で編めるようになると思うので、もう少し時間のゆとりが出来るでしょう。
 
来年の6月前半、いつも個展をやらせてもらっている静岡市の亀山画廊で、家内と一緒の二人展をやることに決まっています。ボヤボヤしてるとすぐ日がたってしまいます。
 
糖尿病の心配が無くなれば、気分も一層明るくなります。東北でも小平でも掛川でも、人に囲まれて暮らすようになりました。一人好きでもあるのですが、年とってから仲間といる楽しさが分かってきました。

ウツボグサ、これは在来種です。

血糖値

2010-09-01 07:04:42 | 糖尿病
昨日から東京に戻っています。
暑いですね。それにしばらく雨が降っていないので、
土が乾いてほこりが舞い上がります。
汗をぽたぽた落としながら走るので、ジョギングシューズが泥だらけになります。
 
昨日は玉川上水沿いの20キロコースを走りました。
花は少ない時期です。目立つのはオシロイバナ、
農家で庭を開放しているところでは、
ハナトラノオ、クサキョウチクトウが盛りでした。
 
ハナトラノオ 
 
クサキョウチクトウ
 
毎朝5時、血糖値を計ります。もう20年近く続けています。
毎日の食事が大切なことを痛感しています。
静岡では三食自炊なので食事管理が楽です。
運動療法として毎朝走ること、これで人生が変りました。
マラソン大会に出たり山に登ったり、
いろいろ楽しみが増えました。
生来ののなまけものが、ちょっぴり変わりました。
家内はちっとも変わってないと言いますが・・・
 
でもいいことばっかりじゃないですね。
走って汗をかくと、悩み事があっても汗と一緒に流してしまいます。
走れば走るほどノーテンキになります。
他の人の感覚への感性が薄くなるというか、
人に対してあんまり同情的ではなくなります。
 
もっともこれこそ生まれつきなのか、歳のせいなのか、
汗をかくせいじゃないかも知れませんね。
 
まだ咲いている上水沿いのキツネノカミソリ

糖尿病と闘う その三 マラソンと登山

2009-07-12 10:04:46 | 糖尿病

玉川上水緑道

糖尿病と分かって一年後、掛川小笠マラソンに出場しました。
タイムは3時間45分、初マラソンとしては上々の成績です。
一年間毎日マラソンのトレーニングをやってたようなもの、当然ですね。以来毎年数回、マラソンレースに参加しています。

その頃登山も始めました。
大学生の長女と一緒に東京都の最高峰、雲取山に登ったのです。
その時私のほうが軽々と登ったので、自信がつきました。
翌年初めて3000m級の南アルプス千丈ケ岳に、一人で登りました。

以来北岳、間ノ岳、八ヶ岳、赤石岳、荒川岳、聖岳、穂高岳
富士山、ボルネオのキナバル山などに、毎年のように登っています。

糖尿病になるまでは、マラソンも登山も無縁で、
小学校時代は徒競走はいつもビリ、運動神経の鈍い子供でした。
糖尿病のおかげですっかり生活習慣が変わってしまいました。

マラソンや登山は、走れる限り一生続けるでしょう。
糖尿病という死神が後ろから追いかけて来ていますから。


緑道に咲くノカンゾウ

でもいいことばかりではありません。
マラソンのタイムは走り始めて2年後に3時間30分を記録してから、徐々に下がり始め、近年5時間近くになってきました。
そんな時本業の竹細工の不振から、デイサービスで働き始めました。 今度はストレスも加わって、血糖値がだんだん上がってきます。

そこで2年前から東京の近所の医者を毎月一回受診し、
糖分の消化を遅らせる薬を飲み始めました。
この薬は低血糖になる心配がないので、
マラソンも登山もそのまま続けられます。

昨年から、このままではマラソンで5時間を割ってしまうと思い、
再び毎月300キロを目標に走っています。
昨年末の筑波マラソンでは10年ぶりに3時間台に乗りました。

レースはいつも新鮮な気持ちで毎日の運動療法に励むためです。
人間ってずるくて弱い存在ですから、
何とか理由をつけてサボろうとします。
そんな自分に鞭打つため、レース参加は欠かせないものです。

糖尿病になってよかったとは言いません。
でも新しい豊かな世界が開けました。
これからも闘いは続いて行きます。


玉川上水

糖尿病と闘う その二

2009-07-11 08:04:07 | 糖尿病

いつも走る村
 
運動は初めは歩くことでした。
山村なので歩くのは傾斜地ばかり、
それに季節の野草も咲いています。
急ぎ足で毎日しっかり歩きました。
 
食事は毎回米食、カロリーが分りやすいから。
といっても80キロカロリー一点法でやるので、目分量。
毎食5、6点、一日1500キロカロリー前後。
消費点数をカレンダーに書き込みながらやっていました。
 
体重はどんどん減っていきます。
半年で12キロ減って、62、3キロになりました。
 
林道の杉林 
 
市民病院には月一回行って血糖値と血圧をはかります。
血糖値は下がっていきました。
でも何回目かの受診の時血圧が高いと言われて、
一か月分毎日飲む薬をもらいました。
当時血圧降下剤は、一度飲み始めると
一生やめられないと言われていました。
 
自分の食生活を考えてみると、
カロリーを避けるために
味付けは油類よりも塩分に頼っていたことに気づきました。
そこで薬は飲まず、塩分を抑えるようにしました。
 
私は血圧計と血糖値測定器を使っていました。
血圧は問題なし、空腹時血糖も早朝計ると、
90以下になっていました。
 
次の受診の時に血圧降下剤を飲んでいないことを話すと、
担当医が不快そうな顔をしていました。
受診は血糖値測定と血圧測定だけなのに、
半日かかってしまいます。
 
それなら自分で毎日一回、早朝に血糖値を計って、
受診しないでやっていこうと決めました。
 
運動は掛川では林道、東京では近くに玉川上水があり、
歩くには好都合です。
体重が減ってから走ってみると、楽に走れます。
以後歩くことから走ることに変えました。
 
山のお茶畑
 
                              続く

糖尿病と闘う その一

2009-07-10 03:41:37 | 糖尿病


運動療法で走るルートの一つ、野川

私は17年前から糖尿病です。
当時体重は75キロ、仕事は竹細工なので、
家の中で座って仕事をしています。

酒タバコはやりませんが、甘いものが大好き、
食欲旺盛で、自分では健康そのものと思っていました。

でもあまりガブガブ水を飲むので、
糖尿病じゃないの?と人から言われました。

近所の子供時代からのかかりつけの医者に行って、
血糖値を調べたら、空腹時の血糖値が230、
すぐ内服薬を処方されました。

薬を飲んだら何だか気分が変です。
すぐ本屋に行って糖尿病について読んでみました。
血糖値が高いと分ったら、
まず食事療法と運動療法をすると書いてあります。


野川から神代植物公園まで走ります。

かかりつけ医の薬はやめて、歩くことと、栄養制限を始めました。
まもなく静岡に行くことになり、
そちらで大きい市民病院を受診しました。
そこでは、すぐ教育入院を言い渡されました。

でも私は食事療法と運動療法を始めています。
一ヵ月後に変化が無かったら、入院すると言って断りました。

静岡では一人暮らしで、山村のために食堂などは無く、
三食自分で作ります。
散歩するにも平坦な道はありません。
食事と運動療法には、その気になれば絶好の環境です。

糖尿病は病識は全く無くても、
放っておくと恐ろしい結果を招く病気です。

私はそれまで一般コースとは違う人生を歩んできました。
全て自ら選んで来たので、どんな結果も自分の責任です。
そんな人間が食欲に負け、放縦のために病気になるなんて、
全くアホな話です。

静岡に行ってから本格的な糖尿病との闘いが始まりました。

                            続く

土の道を走ります。我が家から往復23キロ、公園に入るので、
スタートが遅くなるのが難点。