対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

ありがとうございました

2010-05-09 22:10:16 | 雑談
寶酒造杯に参加してきました。

棋譜を忘れないうちに、詳細を報告したいと想いますが、
とりあえず関係者の方々にお礼を。

主催してくださった寶酒造ありがとうございました。
一刻者知心剣、おいしゅうございました。
審判の由香里先生、スタッフの皆様ありがとうございました。
そして打ち上げにお付き合い下さった囲碁ブロガー(ボケラー)軍団の同士、
hexaさん、asutoronさん、あっじょさんありがとうございました。
そしてご迷惑をお掛けして、すみませんでした(謎)。

大会は級位者の方々が日本棋院とは別会場で打たなければならないほど、
参加者多数で盛況でありました。

碁聖戦挑戦者に想う

2010-05-08 22:05:17 | 雑談
坂井プロが碁聖戦の挑戦者になったらしい。

1996年に将棋の羽生プロが7冠王になった時、
森下プロが「棋士として屈辱です」とコメントしたことがある。
今回、「26歳まで医師を目指していた」棋士に、
挑戦者というポジションを獲られたことに対して、
他の囲碁棋士は屈辱とは言わないまでも、
忸怩たる想いは感じないのだろうか?

予め断っておくが、私は坂井プロに含むところあるわけではない。
むしろ「ヨセの研究ノートを作っている」という、
その理性的な姿勢にジョバンニ的にはシンパシーすらある。

しかし私だったら普通のプロ棋士に挑戦者になられるより
「悔しい」と思うけれど。

才能の違いと考えるか、
他の棋士の努力不足と考えるしかないが、
どちらにしても勝負師として失格だろう。

素人と玄人」の中に、
「アマとプロの力量差が最もあるのが囲碁と相撲である」
という一文があるが、
知識のオープン化により、
それも既に過去のものとなったようだ。

将棋では花村プロという人が27歳でプロになり、
タイトル戦に4回出場した記録がある。
しかし彼は真剣師としてならしたいわばセミプロであり、
将棋に費やした時間や場数はプロと変わるまい。
奇しくも花村プロは森下プロのお師匠である。

近年、アマからプロいりした瀬川プロも、
プロとしての実績は中堅といったところ。
まだ将棋界の方は何とかプロの矜持は保たれているようにみえる。

弁護士など他に職業をもっているプロもいるらしいし、
あまりそういう意識はないのかな?
プライドがなければプロの存在意義がないようにも思うけれど、どうだろう?

13路プロ棋戦

2010-05-07 23:55:00 | 雑談
ヨダログによれば趙治勲プロが中心となって、
13路盤のプロ棋戦を作るという動き
があるようだ。
元は張栩プロが台湾で開催した13路棋戦、
張栩杯に触発されたものらしい。
趙プロ自身も常々短路盤への強い関心があったし。

私も以前このブログに書いたことがあるが、
ようやくプロが追いついてきたかという感じ(不遜)。

ただその時も全く反響がなかったし、
13路を普及されれば、
囲碁が単純に盛り上がると考えるのは楽観しすぎだろう。
これまでのアプローチをきちんと検証し、
13路に相応しい普及、
具体的には気軽にネットなどで打てる場所を提供しなければ、
仮に盛り上がったとしても一時のブームに終わる可能性が高い。
関連本などはその後だろう。

また年配の方、特に既に囲碁を知っている人には、
あまり受け入れられないとも思う。
島谷さんも「13路嫌い」と公言しているし、
依田プロもあまり乗り気ではなさそうだ。
「とりあえず義理は果たした」って…(汗)。

13路になると「ヨミ」のウェイトが高くなり、
また19路の大局観からも修正が必要になるので、
年配の方が武器にしている「経験」がリセットされてしまう。
細かい部分を正確にヨム必要性が増すので、
その辺りが受け入れられないのだろう。

その辺りを踏まえてターゲット層も考慮する必要がありそうだ。

マリリンと大ちゃん

2010-05-06 22:15:01 | スポーツ
何か将棋の駒につられてチャンネルをまわすのをやめたら、
とんねるずのみなさんのおかげでした」の「食わず嫌い王」に、
カーリングのマリリンこと本橋麻里選手と、
フィギュアスケートの大ちゃんこと高橋大輔選手が登場していたので、
思わず最後まで観てしまった。
私も一時期、一部の人に「大ちゃん」とよばれていたので
実際に高橋選手をそう呼んだことはないけれど(汗)。


カーリングとフィギュアと女子バレーファンを
このブログで広言している私としては夢の組み合わせ。
勿論、フットボールはベッカム…もとい別格。
バンクーバーの裏話なども聞けて楽しめた。

その中で高橋選手が試合やショーにスケート靴や
衣装を忘れたことがあるという話をしていたが、
そういえばこの間の「メレンゲの気持ち
(これも偶々チャンネルを合わせたのだけれど)
に出ていた小塚選手も同じような話をしていた。
やっぱり試合のことに頭が集中し過ぎて、
ウッカリやってしまうものなのだろうか?
そういう選手の方がフィギュアでは大成するのかな?
織田選手も結構そそっかしそうだしねぇ(笑)。
ちなみに「メレンゲの気持ち」をよくみるのは、
囲碁将棋ジャーナルの裏番組だからです(汗)。
チャンネルを回して、気になる人が出てくるとみちゃう。

それにしてもマリリン、テレビで物怖じしなさすぎ(汗)。
タレントでもやっていけそう!?
石橋貴明と和気藹々、息ピッタリでした。

プロのウッカリ?

2010-05-05 20:50:07 | 雑談
日曜日に出かける前、
NHK杯にちょっとチャンネルを合わせたら、
ちょうど前日にチェックした定石で驚いた。
あまり見かける形でないのに…。



黒11の小ナダレは黒がやや面白くないとみる棋士が多く、
特殊なケースを除いてあまりプロの実戦では出てこない。

が、黒5の辺りに援軍がいる実戦のような時は、
それを生かして実戦のように使うことは考えられる…
という話が高尾プロ(&大橋プロ)の
新版基本定石事典(上)」333ページに記載されている。
正確には本では黒5の石はもう一路右
つまり中国流のケースを掲示していだが、
本局の形でも考えられよう。

そしてもう一つ驚いたのが白24、黒25の交換。
これについての「基本定石事典」327ページに
わざわざ一項を設けて記載があり、ハッキリと
「うっかり打ってしまいそうな白24のアテだが
これは黒25と換わり、単に白26と抑えるのと比べて、単純に2目損である」
と戒めている。
にも関わらず、プロが打ったのだから…。



単オサエだと上図の黒2と封鎖を嫌って
ハッキリ利きとするために打ったのかと思ったが、
よく考えればその時に白3とやれば間に合っている。

やっぱり「ウッカリ」?

「これは白の負けかな」
と思ってそのまま出かけたが、
結果は白の知念プロが半目勝ちだったということ。
この2目が影響しなくて本当に良かった?

新刊棋書情報「名局鑑賞室」

2010-05-01 23:50:01 | 棋書
アッ、これイイ!
先日紹介した「名局鑑賞室」を実際に手に取った感想。
装丁、レイアウト、解説の質、レベル、分量、値段とも文句ない。
構成は小堀啓爾。

心から「イイなぁ」と思うものを見つけた時に、背中が
ゾクゾクっ
とする性癖が久々にちょっと出た。

特に新書から単行本になったことで、
「中身が薄い感じになるのでは…」
と心配していたのだが、
結果的に図や字が程よく大きく読みやすくなっているのが二重丸。

内容は勿論、以前と変わらないのだが、
既に持っている本にも関わらず、
改めて買ってもいいなと思った。
参考図もメリハリが効いて見やすい。

先日も書いたが解説は非常に細かく丁寧ながら、
手どころや大局観に重点を置いているので、
内容は結構高度。
ちょっと研究書的なところも。
棋譜並べ慣れしていると思われる今の私でも、
ほとんどが理解できない。
そこが私にとってはまたイイのだけれど。

ただ強い人ほど本書は面白いと思うので、
この本を理解できるようになることを目標に
研鑽に励むのも良いと思う。

本書のレイアウト、質で、
現代の碁を解説した本が読みたい
と強く感じた。

日本棋院出版部の皆さん、お願いしますよ

尚、先日の紹介の補足だが、
以下の参考譜(総譜)が各章末に掲載されている。

1.道的vs道策 2.里之子vs可碩 3.元丈vs仙角
4.知得vs元丈【ダメの妙手】
5.立徹(幻庵)vs丈和
6.秀和vs幻庵×2局
7.秀策vs秀和(2譜分け)
8.秀策vs雄蔵
9.松和vs秀策(御城碁、3譜分け)