対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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宝酒造杯東京大会渾身レポ第8回「準決勝顛末」

2010-05-23 23:03:15 | 棋譜


気分良く打っていたが、大きな懸案があった。
またいつもの通り時間である。

半コウ争いになった時点では残り2分かそこらだったと思う。
だから下手に半コウを争って、
ウッカリがあったり時間が切れてしまっては、
折角の好局が台無しだと感じて、
まだ争う余地のある段階で相手にコウを譲った。

時間がないから目算は出来ていなかったが、
細かいとは感じてはいて
「もしかしたら足りないかもしれない」。

3回戦で戦った相手の方の手も借りたが
相変わらず整地が出来ない。

作ってはみたものの自分の地が何目かよくわからないまま、
相手の方に計算を任せると、
どうやらこちらが少し足りないということが、
相手の方が私の対局カードを手にとったことでわかった
(勝者が双方の対局カードを手合い係に渡す)。

ちょっと事情があって正確な目数がわからなかったので、
その後、相手の方に目数を尋ねたら、
「そちらが55目でこちらが62目でしたね」
ん…?
は、半目負け
嘘ん(笑)。

こんなことなら半コウを争えばよかったと後悔しても、
アフターフェスティバル(笑)。
取り立ててヨセでまずったという意識はないのだが、
どうやら右辺に打ち込んできた石を
ちょっと大きく生かし過ぎたようだ。

しかし半コウを譲ったのも時間から判断した自己責任だし、
敗因の分析の題材としても、
何より棋譜をきちんと残しておかなかったのを惜しむほど、
気分良く打てていたのは事実なので、
hexaさんにボヤキながらも、内心ではそれほどガックリはこなかった。
前局の後ろめたさもあったし、
相手の方が一手不要な手入れをしたようにも見えたし。
「これで相殺」
「ちょっとだけ幸せがプラスになればいい」
私はよくそんな考え方をする。

この辺り、色々勝負師としては問題あるかもしれない。
というか事情があるとはいえ最終目数を確認しないなんてありえませんな(滝汗)。