対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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宝酒造杯東京大会渾身レポ第3回「1回戦」

2010-05-12 22:37:10 | 棋譜
ロッテののど飴を口に含み、いざ1回戦。

今回の大会は、

1.まず緒戦突破(前回はいきなり緒戦で負けたし)。
2.まず1勝(1が達成されれば自動的に達成)。
3.続いて勝ち越し。
4.何とか4勝。
5.あわよくば優勝。

と段階を踏んで、小刻みに目標を立てていた。
ま、平たく言えば「目の前の1勝1勝積み重ねる」ってことですな。

また盤上に関しては

1.前回と同じく、白黒問わず「☆+小目+(中国流)」の組み合わせでスタート。
2.ハサまない。
3.地を確実に稼ぐ。
4.難しいことをしない。
5.無闇に焦って打ち込まない。
6.丁寧に慎重に。

といったところが基本方針。
2、4と5は前日までの対局の反省点からである。



握って白番。
相手は私より少し上ぐらいの歳格好の方。

1・3・5のオーソドックスな出だしに2段の凄みを感じる(大げさ)。
これにはワリウチが最もよく打たれるが、
その後の変化に嫌なところがあるので、
白6とこちらからカカることにしている。

白8の三々も方針4に従って当然。

また白18-22も全局的なバランスに問題がありそうだが、
方針2・3に従ってチョイスした。
白22としたのがささやかな全局的バランスを考えての工夫だけど。

黒27をみて私の頭に「ピーン」とくるものがあった。
黒39にも同様。

試し白40と打ってみると案の定、黒41。
この2手自体は不自然ではないけれど、
全局的には黒の効率が悪過ぎるように思えた。
つまり「この方は手堅過ぎるくらい手堅く、地を稼ぐタイプ」だと考えたのだ。

黒45をみて確信。
以下、白Aと来たので有難くBと受け、白Cも先手で利いた。

相手がダメ場を打っている間に、大きそうなところを次々と奪取。
いわゆる間合いを見切った打ち方で、
上図のブルーのエリアをキープ。
難しいところがなく余裕があったのか、
珍しくこまめに目算して常に10目以上のリードを確認しながら、
最後は作り碁にはなったものの、そのまま逃げ切った。

ただ時計を押し忘れて5分ぐらい損するやら、
整地が全くできないのは前回と同様
全く進歩していない。
全く打っていないのだから当然だけど。
また最も楽な勝ち方にも関わらず、
ひどく疲れたことにちょっと違和感を感じていた。

ともあれ幸先よく目標の第一・第二段階を達成である。