ヨダログ

囲碁棋士 依田紀基のブログ

友人T君の話

2016-11-06 | 日記

最近24歳差の芸能人夫婦が離婚したことが話題になっている。

 

これ自体僕は、古今東西、人間のやることは変わらないと思っているので、誰と誰がくっつこうが、別れようが、あまり興味はない。

 

しかし、娘思いのこの男性は、娘と会うことができず、年2回写真を送ってくるだけなのだという。

 

ネットで調べると、娘さんが父親と会いたくないから、ということらしい。この男性はつらいだろうな、と思う。

 

僕の友人のT君は48歳で、1年前に離婚して、13歳と11歳の息子さんがいる。

 

T君は自分の息子と会うために、家庭裁判所に面会交流請求を起こし、

 

調停の末、月一回の面会交流を裁判所で調書に書いた。

 

調書とは、調停で決めたことを約束として紙に書くことらしい。

 

息子さんとの面会交流は夕食を共にしながら、和気あいあいと、とても楽しい時間だったとT君は言っていた。

 

ところが、3回目の面会交流以降、子供の名前で、

 

「これからは面会交流は僕達も忙しいのでできない」とT君にメールを送ってきたのだそうだ。

 

元奥さんが子供の名前でメールを書いているのか、子供が母親に書かされているのか、子供が自主的に書いているのかは、

 

わからないとT君は言っていた。T君は調書に書いたことを履行してもらうために、家庭裁判所に連絡した。

 

T君は調査員に事情を話した。調査員は元奥さんからも話を聞き、その内容を調査員から聞いた。

 

「元妻の言い分は偽りが含まれているんですよね。そして自分に都合の悪いことは言わない。」と、T君はさびしそうに言った。

 

「だだ、一つ言えることは、子供は圧倒的に同居している親の影響を受けるということ。

同居している親の顔色を伺いながら子供は生活している。」と、T君は話している。

 

「僕は嘘は言わないんですけどね。嘘を言うくらいなら黙っている。依田さん、人生は辛いですね」とT君が言うので、

「そのうちきっと息子さんもわかるときがくるよ。僕も辛いことはたくさんあるけど、

できるだけ楽しいこと見つけて笑って生きていきたいと思うよ。そうしないとストレスで病気になっちゃうからね。」とT君に言った。

(以上のことはT君の許可を得て書いてます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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記事のタイトルを入力してください(必須)不細工とコンプライアンス

2016-10-22 | 日記

10月27日号の週刊文春の竜王戦の記事について以前も書いたけど、

実は記事の中に少しカチンとくる記述があったんだよね。

普通はあまり感じる人は少ないかもしれないけど。

それは、「ソフトが強くなったことはもう数年前から分かっていたにもかかわらず、何も手を打っていなかった連盟側の責任は極めて大きい」

という一文です。確かに結果論からしたらその通りかもしれない。

でも、人工知能に、もはや人間は勝てないであろうという現状は囲碁界も将棋界と変わりはない。

しかし、囲碁界はこのことに対してまだ何か手を打っているわけではない。

確かに金属探知機などで検査をしたらこのような問題は起こらないかもしれない。

でも、僕個人としては、率先して推奨する気が起きない理由は、ただ一つ。

「不細工で恰好が悪いから」ということに尽きる。

おそらく、今まで将棋界もそうであったろうと思う。

そして現在の囲碁界も。

恰好が悪いことは誰も進んでやりたくないからね。

でも、将棋界もこのような問題が実際に起きてそんなこと言っていられなくなった、

組織防衛という観点から渋々、金属探知機で検査なんかやっているんだと思うよ。

木谷実先生や呉清源先生が生きていたら何と言われるだろう?と考えるよ。

僕は棋士会長を短い間務めていたことがあって、

コンプライアンスというものについて少し調べたことがある。

日本棋院にもコンプライアンスはあるからね。

組織でコンプライアンスと言えば、

例えば、今回の将棋界のような問題が起きると、信用が落ちて組織の存続が危なくなるので、

それを防止するような、制度作りというか、転ばぬ先の杖的なルール作りが、

組織のコンプライアンスというのが僕の理解です。

渡辺竜王も羽生さんもこの点を心配されていたみたいだしね。

だから対局前の金属探知機導入もコンプライアンスの一環と言えると思う。

でもね、何となく寂しさを感じるんだよ。囲碁界もそうなるとしたら。

木谷先生や呉清源先生などの先達はそんなレベルよりもはるか上の倫理観で碁を打っていた。

自分もそうありたい、そんな疑いをかけるなんて夢にも考え付かない。そんな存在でありたいと思うからね。

まあ、僕の感想でね。

僕は棋院から住んでいる所が近いこともあって、対局の時はスマホも持って行かないし、

なんでもいいんだけどね。

棋院でも金属探知機を導入してしばらくしたら慣れるかな。

飛行機乗るときだって、チェック無しじゃ、ハイジャックや爆弾テロ怖いしね。

まとまりのない文章ですみません。

 


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白が前提の推理

2016-10-20 | 日記

今日、週刊文春を買った。将棋スマホ不正全真相という見出しがあったから。

見出しからしてもそうだけど、記事の内容も三浦9段は黒一色という論調だね。

確かに、状況からするとかなり怪しいと僕も思う。

だって、竜王戦の挑戦権を自力で獲得したのなら、普通は絶対引き下がらないって。

「疑われた状態で対局できない」とか言ってる場合じゃないもん。

不正をしていないのなら、疑惑を晴らす事は簡単だよ。

ただ、自分の言葉に命を張ればいいだけのことだよ。

「やっていたら切腹する」と言って資料は求められば全て提出すればいいだけのことだから。

自分でやっていないことを証明するのは難しい。

不正をやっていたことを証明するのは将棋連盟がすることになる。

まあ、これまで、言ってきたことは至極当たり前すぎることで、僕もあまり言っているのも恥ずかしくなってくる。

ここで、三浦9段が不正をしていないという前提で、

では、なぜ竜王戦7番勝負休場というありえないことを受け入れたのか?という僕の推理を言ってみたいと思う。

僕は昔、ある泥棒が交番で捕まった話をテレビで見た。

この泥棒は警官をものすごく怖がっていて、

警官を見たらすぐ逃げ出すのだそうだ。それで捕まったんだとさ。

この番組を見て、僕も警察官を見た瞬間に逃げ出したらどうなるのかな?

と考えたことはある。追いかけてくるのかな?

その時僕を捕まえた警官は何の証拠もない僕に何て言うのかな?

興味はある。

でも勇気がないからまだ一回も警官の前で逃げ出したことはない。

これのもっと壮大なレベルで三浦9段はやっているとは考えられないか?

人を疑うことはリスクのあることだ。

自分を疑った人間達を一網打尽にするために。

すみません。僕の暇つぶしにお付き合いいただいてありがとうございます。

 


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占いと哲学

2016-10-18 | 日記

みなさんは占いを信じるだろうか?

僕は自ら占ってもらいに行ったことはほとんどない。

なぜかと言えば、人生は自分の力で切り拓いていくものだと思っているし、

だいたい、道端で机を出してる人たちで、自分より幸せそうに見える人を見たことがないから。

そういう人に自分の人生を論じてもらうのって、どんな意味があるの?って思うから。

でも、20年くらい前だろうか。

知人に連れられてよく当たると評判の確か、通称「池袋の母」という占い師の所へ行ったことがある。

僕はほとんど、うわの空で聞いていたけど、池袋の母が言ったことで、今でもはっきり覚えていることは、

「ご長命ですよ」と、「50歳から第二の人生です。」の二つです。

二つ目の方は50歳に近づくにつれて、何となく気にはなっていた。

池袋の母が少し言いづらそうな印象があったしね。「第二の人生があるとしたらどんな変化?」

今、50歳になってみて、なるほどなあ。と思う。

もし、池袋の母が今も健在なら「これが見えていたの」と聞いてみたいもん。

僕はドラマのような中に生きている。ドラマというよりマンガだろうか。友人に話すと悲惨すぎてみんな笑っている。

 

そこでね、僕も生きてる意味を考えるわけよ。まあ、哲学だね。

昨日も友人達と飲んで、「僕はソクラテスを超えた!」と言ったら結構みんな頷いていたよ。

それでね、僕が悩んで考えた結果、辿り着いたのは当たり前のことなんだけど、

今、生きているというのは、とてつもなくすごいことで、ありがたいことで、超ラッキーということです。

 

 


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記事のタイトルを入力してください(必須)なんだいそりゃ?

2016-10-15 | 日記

竜王戦で三浦9段が出場停止になった問題で、将棋連盟は追加調査は行わないという記事を見た。

 なんだいそりゃ?これはそんな曖昧な決着ですませられるような問題ではないと思う。

挑戦者が差し替えになった時点で将棋界の歴史は大変な汚点を残したと思う。

三浦9段は濡れ衣だと言っている。本当か?

もし、僕が三浦9段の立場で、本当に不正をしていないなら、持っているスマホなど全て提出した上で、

「もし対局中に不正をした証拠があれば引退した上で切腹してお詫びをする」と言う。

そして堂々と7番勝負に出るだろう。

真実は自分がわかっている。不正をしていないのであれば、証拠も出てくるわけがないのだから、

このように言うことに怖いことは一つもないはずだ。

三浦9段が本当に不正をしていないのであれば、強い態度に出てほしいと思う。

 

将棋連盟は挑戦者差し替えという前代未聞の大変なことをやっている。

ファンに対しても、スポンサーに対しても、今まで将棋界の歴史を築いてきた先達に対しても、

真実を明らかにする責任があるのではないかと思う。

 


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