対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

宝酒造杯東京大会渾身レポ第4回「2回戦」

2010-05-13 21:56:09 | 棋譜
時間を目一杯使っての作り碁になったので休憩時間があまりない。
3階で打っていたhexaさんの最終盤を見届けた後、
この日2回目のトイレにいくのが精一杯だった。

相変わらず手の震えも止まらないし、
早くお酒が飲みたいのだが12時まで待たねばならぬ。

気持ちが落ち着く間もなく、2回戦。

今度は白髪のおじいさまが相手。
握って黒番。



予定通りの「☆+小目」の出だしだが、
白4の「中国流封じ」をみて、
中国流はひとまず置いて、カカることにした。
封じが怖いというより、こちらの方がより黒が打ちやすいと思うから。

白12に間髪いれず黒13の上ツケたのも比較的愛用の戦法。
白14を選択して来たのは予想になかったが、
これも一応、ある程度勉強済み。
ただ白18、20は定石はずれで手が止まった。

下辺を大事にしたいという気持ちから黒21と受けたが、
先に23だったかも知れない。
それでも白がハネツギだけで白22と転戦してきたので、
23から隅に封じ込めることに成功。
これは黒の厚みが大いに勝るだろう。

黒29は一間に受けるべきだったかもしれない。

黒33に一間バサミで来たので、
これまた猿十番碁でお馴染みの黒35トビから黒37カケ。
以下白を左辺に押し付け大模様ということで、
昨日書いた方針3からは外れるが、
これは仕方ないし黒大満足と考えた。

すぐに三々入ったのは「地合でもいけるぞ」というプレッシャーをかける意味。
ただ、黒53ではAの方にコスんで上辺に根を張る方が良かったか?

白はたまらず58と深く打ち込んできたが、
これは勿論、「待ってました」。
黒67まで下辺を攻める調子で、
右辺に新たな模様が出来て理想的な展開。

黒71ではより左辺を深い模様にすべく黒BからCと打つべきだった。
しかし実戦もブルーのエリアに飛び出した石が、
上辺と連絡が切れてしまい、希望通りの進行に。
白は切れた石を担ぎ出したが、二眼はおろか一眼すら作れそうにない。

ところがその取れているはずの石が、
27の地点でワタリをみたコウで活きそうになり、大いに慌てる。

結局、コウダテとして下辺とのフリカワリ。
何とかその攻め合いに勝ったところで相手の方の投了となった。

ただその攻め合いも(私には)難しく、
取りきった時点では3分あるかないかの状況と、
大いに時間が切迫していた。
「まだわからんよ」
と続けて打たれていたら時間が切れていたかもしれない。

ダンディなおじいさまで本当に助かった。