東京創元社から発売された「天龍図1・2」。
プロレスラーとは関係ない。
dasさんが
「同じ権プロの『鬼手・魔手』より一般向け」
と書いていたので、手にとって挑戦してみたが…
「難しいじゃねぇか(笑)!」
確かに「鬼手・魔手」よりは相対的にグッと易しく、
とっかかりやすいけどねぇ…。
一応「黒先コウ」など答えが限定され、
更にヒントもついているので多少は難易度が緩和されているが…、
「初段合格の死活」「3段合格の死活」が丁度いいぐらいの、
ちょっと私には歯が立ちそうにない。
加えて1題につき、解答が正解の1図のみという
ストイックな構成が泣かせる。
解説の少なさは自分の研究で補う方向で。
プロを目指す子ども向けに作られたというが、
さもありなんという気がする。
1ページ2題掲載で黒先統一。
第1巻に240題、第2巻に260題とボリュームは十分。
相変わらず巻末に穴埋めとして謎の碁罫紙が挿入されている(笑)。
イメージとしては「ノータイム詰碁360」を
2ランクか3ランク難しくしたイメージ。
これが気分良く取り組める人は、恐らく詰碁高段者。
宝酒造杯東京大会6段戦3位のasutoronさんでも
挫折するに一票(失礼)。
ただこのレベルの問題が500問も収録されている
コストパフォーマンスの高さは魅力。
権道場で作られた創作詰碁だけでなく
古典からも取材しているというので、
既成の本と重複している問題はあるかもしれない。