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先般、京都・岩倉にひっそりと佇む、実相院を訪れました。
東山天皇の中宮 承秋門院ゆかりの門跡寺院です。
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奥に見える書院と客殿の間に、池泉回遊式の優雅なお庭があります。
新緑の候・・・みどり滴るお庭です。
このお庭の緑が、黒光りする廊下に映る様子は「床みどり」と呼ばれて、
超人気の景観なのですが、この部分の撮影は禁止されていました。
絶景をお届け出来ないのが残念です。
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客殿から、つくばい越しにお庭を見る。
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つくばい
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書院と、書院から見たお庭。
書院には、後水尾天皇直筆の「忍」という一文字の掛け軸が
架けられていました。
(因みに後水尾天皇の生涯は、大変ご苦労が多かったようです)
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実相院には池泉回遊式庭園の他に、枯山水の石庭もあります。
かなり広い石庭です。
庭を眺める席も設えてあり、ここでじっくり鑑賞出来るのも有り難いですね。
秋に訪れると、「床もみじ」が楽しめるそうです。
また訪れたいお寺です。
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先日図書館で「パンデミック・感染大爆発」を見つけ読みました。
新型インフルエンザが急速に広がりつつある昨今、興味深く読みました。
この本は、昨年7月発行の本ですが、豚の危険性を指摘し、
感染大爆発(パンデミック)の危機がが迫っている事を、
昨年の時点で予測しています。
新型インフルエンザ・・・
今は弱毒性なので、それほど大騒ぎする必要がないかもわかりませんが、
なにしろこのウイルスは、突然変異を起こす確立がすごく高いそうで、
突然とんでもない型に変る恐れもあるそうです。怖いですね。
また、ちょっと下火になったからといって安心してもいけないようです。
スペイン風邪では世界的大流行(第1波)の後数ヶ月の小康状態が続き
その後2度目の大流行(第2波)が起こり再び小康状態が続いた後
3度目の大流行(第3波)が起こった由。
やっかいなウイルスです。
核戦争や世界恐慌よりも被害が大きくなる可能性もある、
と著者は指摘しています。
大騒ぎする必要はないのでしょうが、警戒は怠れないですね。
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牡丹とツツジが艶を競っています。
妖艶さでは、牡丹に軍配を揚げざるを得ませんね。
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ヨシズに覆われた牡丹の後ろにも、ツツジが咲いていました。
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妖艶さを誇る赤い牡丹の横を、謹厳実直そうな僧侶が・・・
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白壁から白い花が・・・
小手毬、か大手毬でしょうか。
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長谷寺には、紀貫之や小林一茶も訪れ歌を詠んでいます。
人はいざ 心も知らず ふるさとの 花ぞ昔の香ににほいける
という、有名な歌は、紀貫之が長谷寺詣での際に詠んだものだそうで
歌にちなんだ、梅の木がありました。
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もう一度国宝の本堂を仰ぎ見て、長谷寺を後にしました。
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帰路、長谷寺の参道にあるお寺に、立ち寄ったところ、
こんな愛嬌のある像に出会えました。
穏やかな気持ちをいっぱいもらって、家路につけました。
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長い登廊の階段を登っていくと、本堂の舞台が見えてきました。
清水寺の舞台と同じ懸造りの舞台です。
この本堂は、徳川家光公の寄進により、慶安3年(165お年)に建立
されたもので、国宝に指定されています。
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本堂の周りには、たくさん石南花が咲いていました。
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本堂・舞台の裾あたりにも、石南花が咲いていました。
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本堂の舞台までやってきました。
さわやかな薫風の中、絶景を楽しんでいる人が大勢います。
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舞台からの景観です。
飛鳥時代からの歴史を誇る、真言宗豊山派総本山の威容を感じます。
広い寺域が桜で埋まる、4月の景観もさぞ立派なんでしょうね。
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五重塔の脇にも石南花が咲いていました。
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参道を下る途中で振り返ると、本堂が木々の間から見えました。
また季節を変えて訪れたくなりました。
いくたびも 参る心ははつせでら 山もちかひも深き谷川
(花山天皇の御詠)
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梅越しに、御常御殿を見る。
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梅の実が鈴なりでした。
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みどりと赤の競演。
御所は、どこもかしこも新緑に埋めつくされていました。
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昭和34年の結婚式で両陛下がお召しになった束帯と十二単が、
特別に展示されていました。
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牛車が展示してありました。
まるで平安時代にタイムスリップした感じです。
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この牛車は葵祭りにて使われるるものだそうです。
因みに、牛車の乗り方は、後ろから乗り、前から降りるのがキマリだそうです。
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御所参観の後、近くの平安会館で食事をしました。
食事の後、会館の庭を歩いてみました。
御所の庭を見た後なので、ちょっと見劣りしましたが
池泉回遊式のなかなか趣のある庭でした。
写真は庭の「あずまや」から見たレストランです。
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「あずまや」の丸窓から見た、灯篭です。
以上、御所春の特別参観の記録でした。