自遊日記

定年後の備忘録

北京の旅(万里の長城)

2008-09-06 11:49:18 | 上海・蘇州・北京の旅
        
        北京郊外の八達嶺を訪れました。

      世界的な歴史遺産であり、月から見える
      唯一の建造物と言われる万里の長城です。

      総延長は6000kmにも及ぶそうです。
      兵士、農民、囚人も動員し、膨大な労力と
      時間をかけて造られた長城。

        スゴイの一言、脱帽です。









尾根を伝ってどこまでもどこまでも、長城は伸びています。
ところどころに、狼煙台や監視塔が設けられています。

敵(騎馬民族)が来襲して来たら、狼煙(のろし)を上げて
仲間に敵の数を伝えたそうです。
狼煙が1本上がった場合は、100騎の来襲を意味したそうです。

因みに、当時は狼煙に狼の糞を混ぜて、黒くしていたようですが、
狼煙に「狼」という文字が入っているのは、ここから来ている
と聞きました。

薀蓄はともかくとして・・・
長城の上り口で、かなり年をとった仙人のような風体の
中国人が近づいてきました。

そして唐突に「オイ、オマエ、カネクレ」と言って手を出しました。
突然オマエ呼ばわりされて、ビックリしました。
敬語の使い方がなってないので、きっぱり拒否しました。
誰がこんな日本語教えたんでしょうか?


スケールの大きい長城にも驚いたが、単刀直入なおじいさんに
もっと驚いた長城見学でした。
あのおじいさん、今でもオイ!オマエ!とやっているのでしょうか?


北京の旅(紫禁城)

2008-09-02 21:23:25 | 上海・蘇州・北京の旅
北京オリンピックも無事終わりました。
賑やかだったオリンピック期間中に比べ
宴のあとは、ちょっとうら淋しいものがありますね。

オリンピックに触発されたのか、昔(10年前)訪れた北京の
写真をアップしたくなりました。







10年前の8月の夏休みに家内と北京を訪れました。
10年前ですから、まだ現役バリバリの時です。
(訂正:バリバリと言うほど仕事をしてませんでした)

北京では、まず紫禁城(故宮博物院)を訪れました。







故宮の面積は725000㎡、世界最大の宮殿の遺構です。
写真は、故宮の中心に位置する太和殿。

皇帝に謁見を許された者は、天安門の少し南にあった大清門から
この太和殿まで、約2kmの道を歩かなければならなかったそうです。

そして皇帝の前で平身低頭。
皇帝の権威、すごかったようですね。







これは雲竜石彫御路。
雲竜は皇帝だけが使用出来る文様だったようです。

皇帝を輿に乗せ、臣下は両側の階段を登ったようです。








太和殿前の日時計。







屋根瓦の走獣彫像。
魔除けのための彫像のようですが、どの屋根にもありました。

西太后が政務をとった養心殿等、故宮は歴史的見処がいっぱいで
たっぷり時間をとらないと、とても回りきれません。









故宮の周りでは、生産者市のようなものが開かれていました。
路上で営業している、散髪屋さんもいました。
故宮の周りを、楽しそうに逆さ歩きしている人も見かけました。

皇帝の暮した紫禁城のすぐ傍で、極めて庶民的な生活、
日本のひと昔前のような生活が営まれていました。

オリンピックの間もこの人達は普段通りの生活が出来たのでしょうか?



上海・蘇州の旅(31) 帰国

2007-03-03 23:06:11 | 上海・蘇州・北京の旅
6時30分ホテル出発。
一路帰国の途につく。

朝早くたたき起こされたが、格安ツアーだから我慢我慢。




空港へ向かうバスの中から、寝ぼけ眼で外を眺めると、
朝日が昇るところが見えた。





        搭乗開始。






  上海空港には、ドラゴンマークの飛行機が駐機中。
  如何にも中国的。





朝のフライトなので、機内も明るく、爽やかな雰囲気。





雲海の上を順調に飛行。無事関空に到着。
リムジンバスで京都に向かった。

今まで特に意識していなかったが、日本のバスが清潔で
運転手のマナーもかなり良い事に気が付いた。
但し上海の先進的な高層ビル群を見た後では、大阪市内の
ビルは随分貧弱に見えた。

来年は、北京オリンピック。
2010年には、上海万博が開催される。
益々存在感を増す中国・・・。
次回は、駆け足でなく、じっくり訪れてみたいものだ。

上海・蘇州の旅(30) TV塔からの夜景

2007-03-02 11:57:25 | 上海・蘇州・北京の旅
上海の中心部からトンネルで黄浦江の下をくぐると、浦東エリアに出られる。
中国経済の牽引車としての上海、を象徴しているのが、この地区である。

3日目の夜は、この浦東エリアに建つTV塔に昇り夜景を楽しんだ。





         
上海の映像が流れる際には必ず登場する、TV塔(東方明珠塔)。
アジアで一番高いTV塔だそうだ。
地上350mの所に上球、263mの所に中球、98mの所に下球
があり、夫々に展望台がある。
我々は中球へ昇った。





        中球を下から眺めたところ。





中球の展望台から360度の夜景を鑑賞。

ライトアップされたワイタン地区を見下ろす。
グリーンの三角屋根の建物は、和平飯店・北楼。






中央部に、旧香港上海銀行(現・上海浦東発展銀行)の
堂々たる雄姿が見える。

手前を流れる黄浦江には、ナイトクルーズ中の船も見える。





ワイタン地区の南部を眺める。
NYのクライスラービルそっくりのホテルが見える。





黄浦江をクルージング中の船も、夫々ライトアップされており
可愛い。





浦東エリアには、豪華な高層マンションが林立している。





このマンションには、上海で成功した
超富裕層が暮らしているそうだ。

先日来、上海市場の急落と、これに伴う世界同時株安のニュースが
繰り返し流されている。
世界経済に占める中国の重要性が、急速に高まっている事を痛感する。


上海・蘇州の旅(29) 可愛的上海人

2007-02-27 22:23:50 | 上海・蘇州・北京の旅
今日は日経平均急落。

上海市場の暴落がきっかけで、ニューヨーク市場が下がり、
更に日本の市場にも波及。世界同時株安状態だ。
上海市場暴落のニュースを聴きつつ、
上海旅行の写真をアップするのは、複雑な心境だが・・・




上海から蘇州へ向かうハイウエイ。
片道4車線の立派なものだ。
左ハンドルも、ちょっと羨ましい。





上海市内。ハイウエイが入り組んでいる。





橋脚の向こうには、高層のアパート群が見える。
市内、郊外を問わず、一戸建ての新たな建設は
禁止されているそうだ。





左手の橋脚に、何やら文字が書いてあるぞ・・・





バスが近づくと、こんなスローガンらしきものが見えた。
“迎世博”と“可愛的上海人”の部分は我々日本人にも
読み取れそう・・・。

私的に解釈すると、
2010年に開催される、上海万博をめざし
可愛い上海人になろう・・・といった意味では?

「上海では、目下マナー向上運動が展開されている」
というニュースを以前見た事があるが、恐らくこれが
そのスローガンだろう。

マナー向上も結構だが、株価向上の方も
私的には、お願いした~い。

上海・蘇州の旅(28) 上海雑技団

2007-02-24 16:29:20 | 上海・蘇州・北京の旅
上海と言えば、雑技団の妙技を見逃す訳にはいかない。
2日目の夜は、上海雑技を楽しんだ。









お馴染みの、イスの上の妙技。





アレ! 頭に乗って皿を回している・・・。




アレ、アレー。
人の頭の上を歩きながら、何枚もの皿を回している。







素晴らしいバランス感覚。




最後はオートバイの曲乗り。
ゲージに1台、2台・・・とオートバイが入り、爆音を
轟かしながら爆走する。ぶつからないか、ハラハラドキドキ。
4台目が入る時は、こんな狭いゲージで4台が走り回れるのか?
心配になった。
ところがドッコイ5台目も入って縦、横、斜めに大爆走をした。
恐れ入りました。

他にも自転車の曲乗りなど、妙技の数々が繰り広げられたが
見るのに忙しく、シャッターを押す暇がなかった。

拍手の連続で手の平が痛くなりますよ!と事前にガイドさんから
聞かされていたが、嘘ではなかった。

上海・蘇州の旅(27) 上海蟹

2007-02-23 17:58:48 | 上海・蘇州・北京の旅
今回のツアーは、3食・食事つきだった。

四川料理、上海料理、蘇州料理などをいただいたが、
違いは、あまり解らなかった。

味の方は、安いパック・ツアーにしては、上出来の部類だった。




2日目の夕食は・・・
旅行社のパンフレットを見ると、
「上海蟹と蟹づくし会席」と書いてある。
期待に胸はずませて、レストランに向かう。




このレストランは普通のビルだと思っていたが、近づいて
よく見ると、ビルではなく、大きな船だった。




ツアーメンバーの人と一緒にテーブルにつく。
船上なので、微かに揺れる。

蟹の身をほぐしたものが入っているシューマイなど、
蟹を使った料理がいろいろ出てきた。それぞれ美味だった。

但し、期待の上海蟹が出てきた時は驚いた。
小さい。メチャメチャ小さい。まるで沢蟹みたい。
大きな期待に、小さな現実・・・。

しかし蟹ミソは美味だった。
ウニと卵黄を併せたような濃厚な味はGOODだった。




2日目の昼食はこの店で「点心のフルコース」をいただいた。



コース料理が出る前の前菜。
コース料理については、写真を撮っている暇がなかった。




青島ビールは美味だが、アルコール濃度が薄く、
水のような感じだった。




ホテルでの朝食はバイキング形式だが、
連日フルーツ・コーナーに、スイカが置いてあった
のが印象に残っている。
真冬に甘いスイカは有難かった。

上海・蘇州の旅(26) 世界遺産・留園③

2007-02-20 22:25:11 | 上海・蘇州・北京の旅

この池の中央には、太湖石が聳えている。

太湖石は、蘇州の西の太湖から産出される石灰岩。
穴の空いているのが、良いそうだ。
中国では、昔から皇帝をはじめ富裕層が競って
庭園に使ったそうだ。






池に面して建つ楼閣内部から、太湖石を見る。
この庭園には、至る所に透かし窓がある。





楼閣(の透かし窓)を外から見たところ。





丸い入り口。奥にはガラスの窓が・・・。





窓に近づくと、枠は透かし構造。





西欧の、ステンドグラスのような雰囲気の窓もあった。






歴代書道家による、石刻が嵌め込まれた廊下。





楼閣の一部。中国的風情が滲む。

上海・蘇州の旅(24) 世界遺産・留園①

2007-02-19 16:52:56 | 上海・蘇州・北京の旅
蘇州には、天下の名庭と言われている庭が
4つ(留園、拙政園、獅子林、そう浪亭)ある。
いずれも、世界文化遺産に登録されている名庭のようだ。
このうちの、留園を訪れた。




庭を眺めるのに良い、場所があった。
この奥は廊下になっており、
廊下の壁には透かし窓がある。




廊下はこんな感じ。
歩きながら、窓越しに庭の風情を味わえる。





廊下の透かし窓から庭を眺める・・・。





上掲の開口部から眺めた庭。
中央の島は、中国で珍重されている太湖石で造られている。




少し、右に振ってみる。





更に右に振ってみる。
如何にも中国的な楼閣だ。