北京郊外の八達嶺を訪れました。
世界的な歴史遺産であり、月から見える
唯一の建造物と言われる万里の長城です。
総延長は6000kmにも及ぶそうです。
兵士、農民、囚人も動員し、膨大な労力と
時間をかけて造られた長城。
スゴイの一言、脱帽です。
尾根を伝ってどこまでもどこまでも、長城は伸びています。
ところどころに、狼煙台や監視塔が設けられています。
敵(騎馬民族)が来襲して来たら、狼煙(のろし)を上げて
仲間に敵の数を伝えたそうです。
狼煙が1本上がった場合は、100騎の来襲を意味したそうです。
因みに、当時は狼煙に狼の糞を混ぜて、黒くしていたようですが、
狼煙に「狼」という文字が入っているのは、ここから来ている
と聞きました。
薀蓄はともかくとして・・・
長城の上り口で、かなり年をとった仙人のような風体の
中国人が近づいてきました。
そして唐突に「オイ、オマエ、カネクレ」と言って手を出しました。
突然オマエ呼ばわりされて、ビックリしました。
敬語の使い方がなってないので、きっぱり拒否しました。
誰がこんな日本語教えたんでしょうか?
スケールの大きい長城にも驚いたが、単刀直入なおじいさんに
もっと驚いた長城見学でした。
あのおじいさん、今でもオイ!オマエ!とやっているのでしょうか?