自遊日記

定年後の備忘録

牛肉と菜の花の中華炒め

2006-03-31 20:56:12 | オヤジの料理

今日のオヤジの手料理は、「牛肉と菜の花の中華炒め」

春は衣替えのシーズン。
厚い衣類を脱ぎ、薄着になる。

身体も同じ事だそうである。
新陳代謝の衰える冬には、老廃物が溜まりがちになる。
春は、身体に溜まったこの老廃物を上手に解毒・排出させ
身も心も軽くする必要があるそうである。

そのために活躍するのが、春野菜。
フキノトウや菜の花のように、苦味を含むものが特に良いとの事。

この苦味は植物性アルカロイドで、コイツが、いやこの方が
体内に溜まった老廃物を解毒・排出してくれるそうである。

理屈は兎も角、「牛肉と菜の花の中華炒め」・・・簡単美味。
菜の花の、かすかな苦味を、有難く丁寧に味わった。

「ハプスブルク一千年」読了

2006-03-30 17:23:41 | 読書

この程、新潮文庫の「ハプスブルク一千年」、講談社発行の
「ハプスブルク家」の2冊を読了。

ハプスブルク家は、13世紀から20世紀にかけて、ヨーロッパの政局にも
文化の発展にも深くかかわり続けてきている。
その影響範囲は、オーストリアだけでなく、ヨーロッパ全域に及んでいる。

女帝マリア・テレジアの生涯の部分は、特に印象に残った。

役立たずの老臣をやめさせ、家柄や身分にこだわらず、能力のある若者を
積極的に登用し、オーストリアを近代国家に仕上げていった経緯は
読んでいてスカッとする。
医療制度や教育制度の改革も、大胆に断行している。

彼女は16人の子供を生んでいる。
たくさんの子供の中で最も気に駆けていたのは、末娘のマリー・アントワネット。
偉大な女帝が、フランス王妃となった娘を、母親として何かと案じている部分は
胸を打つ。
洋の東西を問わず、又地位や立場に関係なく、親が子を思う気持ちは
同じという事か・・・


因みに
マリー・アントワネットが非業の死を遂げた時、女帝は既にこの世の人では
なかった。
娘の不幸な死を知らずに他界しているのは、せめてもの救い。

それは兎も角、マリア・テレジアの様な、実行力ある豪腕政治家が
日本に現れて、税金のムダ遣いなんかを一掃してくれたら
スカッとするんだけど・・・

5×5の世界

2006-03-28 12:16:10 | その他
はるか昔、まだ現役時代に、こんな話を聞いた事がある。

① 5-5=0
② 5÷5=1
③ 5+5=10
④ 5×5=25

最初の5は、周りの人。
後ろの5は、自分自身を表わしている。

① 周りの人に対して、マイナスの心で接していると成果はゼロ。
② 周りの人に対して、割り切った気持ちでいると成果は1。
③ 周りの人に対して、プラスの気持ちで手を差しのべると10の成果。
④ 周りの人に対して、愛を持って接すると25の成果が得られる。

当時急成長していた会社の経営者の談話である。

なかなか含蓄のある話で、今だに印象に残っている。

定年後、テニス仲間やボランティア仲間が出来た。
私としては、自分の殻に閉じこもらず、出来るだけ胸襟を開いて
この方々と接しているつもりだ。

しかし、新しく増えた仲間は、どちらかと言えば女性が多い。
あまり愛を注ぎすぎては、マズイかも。

④のパターンで行くべきか、③のパターンで行くべきか?
ちょっと悩ましいところ・・・

朝からテニス

2006-03-27 16:35:26 | テニス&ゴルフ&ラグビー
快晴。お彼岸も明け急に暖かくなった。
今日は絶好のテニス日和り。
朝からスクールへ出掛けた。

先週は、同好会のテニスが雨で中止となった。
なので、今日は1週間振りのテニス。
この間、あまり身体を動かしていなかったので、動き鈍し。

1対2でやる、ラリーでは、息があがった。
雨で、ジョギングもサボっていたのがまずかったようだ。

レッスン後スクール生の一人と雑談。
この方、来週からオーストリアへ旅行される由。
今まで知らなかったが、この方実はトロンボーン奏者。
ウイーンフィルにも知人がいる由。

ウイーンだけを1週間あまりかけて、楽聖の住居跡や墓地を巡るそうだ。
手造りのリッチな旅行・・・羨ましい。

音楽には、素養も関心も無い私であるが、目下ハプスブルク家に関する本
を読んでおり、オーストリアについては、多いに関心あり。
土産話が楽しみ。

スクールへ来ると、テニス以外でもいろいろ教わる事が多い。
今日も2時間走りまわって、身も心もほぐれた。

パパ大好き!

2006-03-26 14:23:22 | その他


目下、出産のため娘が孫を連れて帰省中。
連日、孫のご機嫌を損ねないよう我々老夫婦も気をつかっている。

パパと離れての生活が続いているため、孫はしきりにパパを恋しがる。
しかし、こればっかりは、我々にはどうしようもない。

昨日、米国に出張していたパパが、お土産を持って我が家へ。
久し振りにパパと再会出来、孫は大喜び。
お土産のMATSUIのユニフォームを着て、パパを追いかけまわしている。

先般のWBCでは日本の「ヤキュー」が世界を制した。
孫には、世界を制してくれ、とまでは言わないが・・・

とりあえず、健やかな成長を祈るばかり。

水琴窟

2006-03-25 12:49:17 | 花・自然

好天に誘われ、近くの椿園に出掛けた。
お茶室の待合いの近くに、水琴窟がしつらえてある。
つくばいから流れる水滴が、地中に埋め込まれた甕に落ちる。
この水滴音を楽しむ仕掛けが、水琴窟。
最近は、あちこちで見かけるようになった。

竹筒に耳をあてると、何とも言えない癒しの音色が聞こえてくる。
まわりが静かな時は、竹筒から耳を離しても充分音色を楽しめる。

定年後、テニスに料理に旅行・・・と好きな事ばかりしており
既に充分癒されているかも・・・と思いつつ
更に癒されるため、竹筒に耳をあてた。

厳密に言うと、一滴一滴音色が異なるそうであるが、
私にはそこまで聞き分けられなかった。
まだまだ修行が足らないようだ。

ホタルイカの塩辛スパゲティ

2006-03-24 14:31:04 | オヤジの料理

今日のオヤジの手料理は、「ホタルイカの塩辛スパゲティ」
一昨日、MBSちちんぷいぷいで紹介されたレシピに基き作成。

塩辛が絶妙のコクを出している。
美味。
我が家の定番メニューに加えた。

材料は、ホタルイカ、イカの塩辛、水菜とスパゲティだけ。

ホタルイカの目・口・軟骨を取り除くのはちょっと手間。
しかし、この細かい作業が、ボケ防止に繋がると思うと苦にならない。

塩辛を使っているので、塩は加える必要なし。
スパゲティは、アルデンテかちょい硬め、でゆでる。

タバスコたっぷりで食べた。
春を感じる一品。



イタリアの旅(3) フィレンツエ③

2006-03-23 19:53:14 | イタリアの旅

10年前、あこがれのウフィツィ美術館を見学した。
外観は平凡な感じの建物。
コジモ一世の指示で、ヴァザーリが設計施工した建物。
もともと行政・司法などを司る役所として使われていたもので、
地味な感じであるのも、うなずける。

しかし、内部に展示してある美術品は超怒級のものばかり。
世界屈指の美術館。

超人気スポットなので、朝8時から行列して入館。
(写真、手前ウフィツィ美術館。奥はヴェッキオ宮殿)



事前に美術書などを読み、それなりに下調べして臨んだつもりだが、
本物を前にすると、ただただ圧倒されたのを思い出す。

ルネッサンス期を中心に、お馴染みの作品が目白押し。
一番感動したのは、ボッティチェリの「ビーナスの誕生」と「春」
図像解釈学のいろんな解釈を思い出した。

ひと通り見た後、あまりの素晴らしさにもう一度スタート地点に戻った。
そしてじっくり2度目の鑑賞を楽しんだ。
(写真は、貝殻で装飾された特別室の天井)


お墓参り

2006-03-21 21:13:53 | その他

今日はお彼岸の中日。
南禅寺へお墓参りに。家内は風邪気味で、今日は私ひとりでお墓参り。
お参りを済ませた後、一人身の気楽さで三条までぶらぶら歩いた。
写真は南禅寺門前にある、瓢亭。朝粥(5500円)で有名。
昼食は2万円を軽く超える。
敷居が高く、いつも玄関から眺めるのみ。




瓢亭の隣の無隣庵を見学。
明治の元老・山県有朋が京都に造営した別荘。
東山を借景にした、池泉回遊式の庭園は心やすらぐ。
庭の隅に、雰囲気のある洋館がある。
明治36年4月21日総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎、
政友会総裁・伊藤博文、元老・山県有朋の4名がこの洋館で
日露開戦前の外交方針を話あった由。





鴨川添いの柳の芽も膨らんできた。
後方の建物は、先斗町歌舞練場。
鴨川をどりも、もうすぐ。

お彼岸過ぎれば、春も本番。

朝からテニス

2006-03-20 18:37:30 | テニス&ゴルフ&ラグビー
好天に恵まれ、朝からスクールへ。
気温は少し低い目だったが、テニスには格好の日和りだった。

春は引越しの季節。卒業や別れの季節でもある。
冒頭、コーチから「Yさんが来月引越しされる、今日はYさんにとっては
最後のレッスンとなります」
との紹介があった。

Yさんは、30代後半ぐらい、元気いっぱいのムードメーカー。
初級者クラスで、一緒にレッスンに励んできた仲間である。

レッスンを終え、いつもの通り生徒同志でゲームをやる時間となった。
Yさんのペアは、不肖私が勤めることになった。

彼女にとっては、ここのスクールでの最後のゲーム。
出来る事なら勝利でフィニッシュを飾って欲しい。
気合を入れてゲームに臨んだ。

ゲームがはじまった。
今日の彼女は、珍しくファインプレーを連発した。
相手チームから「すごい!引越しパワー!」の声が飛ぶ。

私の方は、ただがむしゃらに走り回っただけだが、何とか勝てた。
ほっとした。

彼女は笑顔でコートを去っていった。
「会者定離」の世の中とは言え、来月からちょっと淋しくなる・・・