自遊日記

定年後の備忘録

「泳ぎとらふぐ」で新年会

2008-02-29 12:48:25 | 外出
先日、大学時代の仲間と大阪で飲みました。
2月に新年会というのも間が抜けていますが、
今年初の飲み会なので、気分は新年会です。





淀屋橋に少し早く着いたので、時間調整のため周辺を散策。
市役所と中央公会堂のぐるりをのんびり歩く。

公会堂はいつ見てもいい顔をしている。
ネオ・ルネッサンス様式の壮麗で優雅な建物。

薄暮の中、ひっそりと佇む公会堂をじっくり眺めてから心斎橋へ。






今日の会場は、心斎橋の「泳ぎとらふぐ料理専門店」七ふく神。

今回の幹事は、私めです。会場は私が決めました。
心斎橋界隈で、旨いふぐが食べられて、掘りごたつ形式の個室
があって、価格もリーズナブル・・・とネットで絞り込んでいったら、
ここにたどり着きました。

ネットのお陰で、今時幹事も楽ちんです。






湯引き、泳ぎてっさ、泳ぎてっちり、唐揚げ、雑炊、デザート
の定番コースに、お酒(ヒレ酒他)飲み放題をセットして注文。

泳ぎとらふぐ、と銘打つだけにふぐは新鮮。
コラーゲンたっぷりの湯引き、ぷりぷりのてっさ
紙鍋でいただいた「てっちり」も、淡白な中に、甘さもほんのり
感じられる、ふぐ独特の旨さでした。
熱々の唐揚げも、なかなかのものでした。

しかし今日一番のご馳走はフグではなく、古い友人との語らいです。
オイ、オマエで通用する気楽な仲間との、たわいもない語らい ほど
身体に良いご馳走はありません。
今日も、たっぷり元気をもらって帰路につきました。

幹事役の私めは、鍋奉行と、おしゃべりで忙しく料理の写真は
撮れませんでした。(写真は店内の水槽です)

「大和と武蔵」読了

2008-02-27 11:36:07 | 読書

戦艦大和と武蔵について書かれた「大和と武蔵」をこの程読了。

大艦巨砲主義が時代遅れになり、航空母艦を中心とした
航空戦で勝負が決まるようになったのに、日本は立ち遅れた由。

日本でも飛行機の重要性を進言する将官もたくさんいたが、
伝統的な艦隊決戦に固執する上層部に、かなり芽を摘まれたようだ。

皮肉な事に航空機の威力を最初に示したのは、日本軍だそうだ。
日本軍の真珠湾攻撃で、飛行機の特質をフルに発揮させた使い方を
見せられた米軍のニミッツ元帥は「こいつを見習え」と檄を飛ばし
航空機の大増産と航空母艦を中心とする機動部隊を強化した由。

一方日本は、航空機の重要性は認識していたが、伝統的な艦隊決戦に
主軸におく戦法から、完全には抜け出せなかったようだ。

国力の差もさる事ながら、考え方や柔軟さにも彼我の差は大きい。
著者の吉田俊男氏は榛名、日向等にも乗り組んだ経験をもつ
元軍令部参謀。  リアリティのある内容だった。





「日本海軍の興亡」読了

2008-02-22 17:05:29 | 読書

このほど半藤一利著「日本海軍の興亡」読了。
図書館でふと目にとまった本ですが、TVでもお馴染みの
半藤さんの文章に、ついついのめり込んでいきました。

日本海軍を動かした人々を、エピソードを交え活写しています。

対英米強硬派と、
英米と戦っても勝算なしとみて、対英米協調を称えたグループ
(米内光正、山本五十六等)との暗闘は読み応えがあります。

結局、対英米強硬派に押され、戦争に突入してしまった訳ですが、
必死になって戦争回避のため努力した提督が沢山いた事実には
ちょっと救われます。

しかし、正論を吐く人々が次々と要職を追われ、大きな波に
飲み込まれていく様子は・・・怖いですね。

「フォートナム&メイソン」のHamper

2008-02-20 12:17:46 | 英国の旅
「フォートナム&メイソン」は1707年の創業。
丁度300周年という事で、昨12月に訪れた時は大変な賑わいでした。

ここはロンドン観光の定番コースで、昨春にも訪れましたが
その時は日中でした。今般は夕刻。
店の雰囲気も表情も、日中とはちょっと違って見え、新鮮でした。







「フォートナム&メイソン」の優美で繊細な
ウインドウ・ディスプレィはロンドン随一と評判です。

これは指輪のようです。
紅茶ならわかるが、フォートナム&メイソン指輪?と
思いましたが、「フォートナム&メイソン」は食料品だけでなく、
貴金属や文房具など販売品目は多様化しているようです。





これは白鳥のようですが、何をPRしたいのか
意図はよくわかりません。しかしキレイです。





立ち止まってウインドウを覗く人が多く、なかなか
うまく撮れませんでしたが、見応えのあるウインドウでした。

四季折々に替わるディスプレィを楽しみにしている
ロンドンっ子も多いようです。






1階には、おなじみの紅茶やジャムなどで溢れんばかり。
「王室や貴族の嗜好を満たす一流の品質とサービス」をモットー
にスタートした店だけに、品質には絶対の自信をもっている。






蜂蜜もいろいろありました。
Heather Honeyというのもありましたが、ヒースで
育った蜂が集めた蜜でしょうか?





お土産の購入は家内に任せ、私は店内ウォッチング。
壁面にはこんなディスプレイがありました。







Hamperがありました。
Hamperというのは「かご」という意味のようですが、
こんな単語があるのを知りませんでした。

イギリスでは、クリスマスに、この「かご」にプレゼントを詰め
親しい人やお世話になった人に贈る習慣があるようです。
Christmas Hamper としてハロッズ等でも販売されているようです。

文豪ディケンズもフォートナム&メイソンのHamperを称える
文章を残しているそうですから、昔からここのHamnperは
有名だったのかも。 






こちらのコーナーにもHamperを置いています。
力の入れ方は、ハンパーじゃないですね。







ピカデリー通り越しに「フォートナム&メイソン」を望む。
ウインドウ・ディスプレィを覗いている人の影が小さく見えます。

中央の時計からは、1時間ごとに創業者のフォートナムとメイソン
が姿を現すそうです。
今だに伝統を守り隆々と発展を続ける姿を眺め、2人とも
大満足なのでは?

日本では、伝統を汚して創業者の顔に泥を塗る老舗企業も
散見されますが、このお店から見習うべき点は多そうですね。



ロンドン橋の近くで「タイ料理」

2008-02-17 16:05:03 | 英国の旅

ロンドン橋からテームズ川沿いに東へぶらぶら・・・






少し歩くと、ヘイズ・ギャレリアに出ます。
オシャレなカフェやレストラン、パブ、ショップが集まっています。

広場中央の池には、得体の知れないモニュメントが浮かんでいます。

訪れた時期は11月末でしたが、奥の方には早くもクリスマス・ツリー
が飾られていました。







    どうやら、帆船をモチーフにしているようです。







         シンプルなツリーです。








ギャレリアに「クリスマス」という名前の店がありました。

丁度クリスマス前だったので大変賑わっていましたが、
この店は、年中クリスマス用品を販売している専門店だそうです。
外国にはこんな店もあるのですね。

夏場の売り上げがどうなるのか、他人事ながら気になります。










ヘイズ・ギャレリアを散策しているうちに、
お昼時になりましたので、タイ・レストランに入りました。
















トム・ヤムクンと焼き飯、野菜炒めを注文し、家内とシェアしました。
少食の我々は、これだけで量は充分です。

トム・ヤムクンは昔タイ旅行で飲んだものよりマイルドな感じでした。

焼き飯は長粒米を使っていましたが、味付けといい、食感といい
最高でした。
パン食が続いた後だったので、余計美味しく感じたのかも。

タイ料理と中華料理がミックスしたような料理ですが
この店は価格もリーズナブルでお薦めです。





「ラジオは脳にきく」読了

2008-02-15 12:34:26 | 読書

このほど「ラジオは脳にきく」を読了。
著者は和歌山県立医大の板倉教授です。

この本によると・・・
生まれた時には、大脳におよそ1000億の脳細胞があるが
毎日すこしずつ脳細胞は死滅していくそうです。
生まれた時に大金を銀行口座に入れてもらったが、その後は
入金される事なく毎日取り崩しながら生きている状態・・・
なのだそうです。

但し脳細胞の死滅のスピードは、人により、生活習慣により
まちまちだそうです。

脳をぼんやり遊ばせておくと、脳細胞の死滅はどんどんススムが
脳を活性化させておくと死滅をうんと減らせるようです。

著者は、「ラジオを聞く事が脳の活性化に効く」と薦めておられます。
ラジオはTVに比べ、情報量が少ない。音声だけです。
従って、聴き手は音声だけを頼りに、いろいろ想像せざるを得ない。
それが、脳の活性化につながるようです。

一方TVは、情報量がたっぷり。
映像に合わせ音声が流れ、テロップまで出ます。
視聴者は、ただ画面をぼんやり眺めているだけでよいのです。
もちろん、番組にもよるでしょうが、一般的にTVはあまり脳の活性化
には役立たないようです。

脳に楽をさせていては、萎縮が進む一方との事。
TV漬けの私には、ちょっと耳の痛い話です。
TVを減らして、もっとラジオの時間を増やすべきかも。

尚ラジオ以外でも
読書、料理、落語を聞く、日記をつける、スポーツ等も
脳の活性化に効果があるようです。

今、ラジオを聞きながら、このブログを更新しています。








伊勢で「赤福」

2008-02-14 16:46:24 | 国内旅行
鳥羽のホテルからの帰路、伊勢に立ち寄りました。





五十鈴川に架かるこの橋を渡ると内宮・・・。






橋を渡ったところには見事な松が並んでいました。
内宮まで行ってお参りしたいところですが、バスの出発時間
もあり、残念ながらここでUターン。







おかげ横丁の赤福本店にやってきました。
300年の歴史を誇る老舗ですが、汚点を残しましたね。
しかし先般、営業再開し再スタートは上々の滑り出しのようです。

我々が訪れた時には、お土産用の赤福は既に売り切れ。
目下のところ、生産量をかなりセーブしている模様。

品薄と聞くと余計欲しくなるのが人情。
店内で食べる分だけは確保出来ているとの事なので、
早速、店に上がりこんで、いただきましたよ。










今や貴重品になった赤福と、香りの良いほうじ茶を、
古風な火鉢にあたりながら、いただきました。
店の中は、大賑わいでした。

昔のお伊勢参りの人もこんな感じで、赤福を
食べたのでしょうか。







赤福をいただいた後は、おかげ横丁を散策。
ウイークディにもかかわらず、結構賑わっていました。
写真は昔の芝居小屋を再現した、おかげ座。

牡蠣会席、温泉、赤福・・・。満足のバスツアーでした。
来年もクセになりそうです。

鳥羽で「牡蠣会席」

2008-02-13 17:31:16 | 国内旅行
先日、三重県鳥羽までの日帰りバスツアーに参加しました。
目的は牡蠣会席をいただき、温泉につかる事です。






朝京都を出て12時に鳥羽のホテルに到着しました。
ホテルから、鳥羽湾と牡蠣の養殖いかだがよく見えます。
湾でとれとれの牡蠣が出されるので、ここの牡蠣は鮮度抜群です。

以前、このコースに参加して大満足だったので、今回は2度目の
牡蠣会席です。






牡蠣会席は、前回同様満足の品々でした。
これは、牡蠣のチーズ焼きです。
チーズと牡蠣のコラボレーションが絶妙です。





        ぷりぷりの焼き牡蠣です。







        牡蠣の土瓶蒸しと鯛です。
鯛は姿造りで出され、目の前で仲居さんが取り分けてくれます。








         お馴染みの牡蠣フライ
      揚げたてのあつあつに、レモンを絞って・・・
            美味






            牡蠣グラタン
   次々に出される牡蠣のオンパレードに追いつくのが大変。





   

           牡蠣しゃぶ






         牡蠣の土手鍋とヨコワ
       家内の評価は、この土手鍋が一番。
       牡蠣はぷりぷり、確かに美味でした。






そうこうしているうちに、牡蠣釜飯が炊きあがりつつあります。
既にお腹はいっぱい気味ですが、何とか牡蠣飯も入りました。

マイカーでないので、お酒が飲めるのも嬉しいですね。
大満足の牡蠣会席でした。







食事の後は、ロビーでひと休み。
ロビーの片隅には、早くもお雛さんが飾ってありました。

春はもうすぐですね。







ロビーで一休みした後、お風呂へ。







この廊下を進んだ所に、温泉があります。

大浴場でたっぷり暖まった後、露天風呂へ。
冷気に触れて、ほろ酔い気分もふっ飛び、正気に戻りました。







お風呂を出て、湯上がり処でちょっと一服。

牡蠣会席と温泉を堪能した1日でした。

「ロンドン橋」落ちた~♪

2008-02-10 17:41:19 | 英国の旅
ロンドン橋界隈は、サザーク大聖堂やバラ・マーケット、
ヘイズ・ギャレリア等があり何度か訪れました。






これは昨春、ロンドン橋の南詰で撮ったものです。
LONDON BRIDGE の後に is falling down という
落書きがあるのが読めるでしょうか。

落書きは良くない事ですが、ユーモアのある落書きなので
カメラに収めました。







昨秋訪英の際も、ロンドン橋にやってきましたが
よく見ると、例の落書きはキレイに消されていました。
キレイになるのは結構なのですが、ちょっと淋しい気も・・・。







ちょっとロンドン橋の歴史を調べますと・・・

今では、テームズ川にたくさんの橋が架かっていますが
昔はこのロンドン橋しかなかったそうです。
昔は木の橋で、何度も流失・焼失を繰り返したようです。
1209年にやっと石の橋が出来たそうです。

ロンドン橋落ちた~♪という有名な童謡があります。
London bridge is falling down
Falling down, falling down
London bridge is falling down
My fair lady

子供2人がアーチを作り、そこを他の子供がこの歌を
歌いながらくぐり抜けていく・・・
歌い終わった時にアーチが崩れ子供が捕まる。

この童謡には深い意味が隠されているようです。
昔は、橋が流されないように人柱を埋めたそうですが、
この童謡は、人柱選定の儀式という説が有力とのこと。
童謡も侮れませんね。

上の写真は現在のロンドン橋。
名前は売れているが、何の風情もないコンクリートの
平凡な橋です。







因みにこちらの橋は、タワー・ブリッジです。
今やロンドンのシンボルとなっていますが、完成したのは1894年。
ロンドン橋に比べ、ずっとずっと新米の橋です。
しかし絵になるのは、こちらの橋ですね。