自遊日記

定年後の備忘録

20年前のスペイン(マドリードの街角)

2011-05-30 15:51:28 | スペイン・蘭・独・仏の旅

’90年と’92年に出張でイギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ

等を訪れました。目下、当時の古い紙焼き写真を断捨離中です。

仕事の合間、街の表情等を撮った写真の一部をアップします。

 

 

 

エスパーニャ広場のオリーブの木蔭にはドンキホーテの騎馬像が・・・

手前にはサンチョ・パンサも控えていました。

何だか懐かしい人に巡りあった感じでした。

 

 

 

ブルボン王朝の栄華の跡を示す、堂々たる王宮。

 

 

 

マドリードの街角風景。

 

 

教会の鐘楼があちこちにありました。

 

 

夜、ホテル近くを散歩・・・

マドリード市内では、ライトアップしている建物がいくつもありました。

 

 


ケン・フォレットの「大聖堂」

2011-05-27 11:18:59 | 読書

写真は約20年前、友人に薦められ読んだ ケン・フォレット著「大聖堂」です。

 

大聖堂の建築を軸に展開される、壮大なドラマです。

面白くて面白くて私は3回、家内も2回読みました。

おかげでボロボロになりましたが、私の大切な愛蔵本です。

 

 

 

 

ケン・フォレットの「大聖堂」に触発され

大聖堂が、どのようにして建設されるのかに興味を覚え

関連の本も読みました。

 

大型クレーンや工作機械も無い中世にあって、

あんな巨大な建造物を建てるのは、大変な事だったと思われます。

小説の中でも、建設中の壁や天井が崩れる、事故の場面が出てきます。

大聖堂、知れば知るほど奥が深いですね。

 

 

    さて、5月16日「アタック25」でお馴染みの、児玉清さんが亡くなられました。

知的でダンディー、そして芸能界きっての読書家。

児玉さんは、このケン・フォレットの「大聖堂」も愛読されていたようです。

但し、我々とはちょっとレベルが違いすぎますが・・・

 

「大聖堂」を読みはじめて、暫くして海外へ出かける事になった児玉さん。

続きが気になり、渡航先で英語版の原書を買い込んで読んだそうです。

そしてドイツ語圏に入れば、ドイツ語版の原書で読破したそうです。

余程面白かったのでしょう。しかし原書で読めるとはスゴイですね。

 

児玉さんを偲びつつ、もう一度「大聖堂」を読んでみたくなりました。

もちろん私の場合は、ボロボロの日本語版ですが・・・

 

 

 

 


「神聖ローマ帝国」読了

2011-05-24 18:21:18 | 読書

このほど、菊池良生著「神聖ローマ帝国」を読了しました。

 

帝国の誕生(962年)から消滅(1806年)までの

850年にわたる、壮大な歴史絵巻です。

ルイ14世、ナポレオン、マリア・テレジア等錚々たる人物が登場します。

豊富な写真や絵があり、読み易い本でした。

ローマ教皇を中心とするカトリック教会と

神聖ローマ皇帝をはじめとする世俗権力との

確執が詳述されています。

 


宇治市植物公園

2011-05-22 12:36:58 | 京都 街歩き

 

先日、好天に誘われ、宇治市植物公園を訪れました。

 

 

 

最初に温室に入りました。

これはガジュマルに生えているランでしょうか。

 

 

コスタリカ原産のバルバッス。

私には、まるで鳥の頭のようにみえましたが・・・

 

 

 フィリピン原産のマグニフィカ

全開の姿より、つぼみの姿の方が可憐です。

 

 

 

小さな滝が涼し気でした。

 

 

滝の手前では、タコの木が長い足を踏ん張っていました。

 

 

ネムの木。

夜になると葉を閉じるそうです。

 

 

 

 

ハート型の可愛い花がありました。

 ツル性の高木です。

 

 

 

 

よく見る花ですが、名前はわかりません。

 

 

ネコのひげ。

 

 

チョコレートの原料、カカオの実が鈴なりでした。

幹から唐突にぶら下がっている図、ちょっとユーモラスですね。

 

 

温室を出て園内を散策。

ツユクサの向こうに小川があります。

もうすぐこの小川でホタルが飛び交います。

毎年5月末から6月上旬の夜、このあたりでホタル鑑賞会が催されます。

 

 

 

バラ園にやって来ました。

 

 

 

若さ溢れるバラ一輪。

まだ最盛期には、ちょっと早い感じでした。

 

 

ハーブ園近くの木蔭で小休止。

家内が、頭上の木にサクランボを見つけました。

 

 

 

園内散策後、公園出口にあるレストランへ。

 

たっぷり歩いた後の食事は、何を食べても旨く感じます。

質素な夏野菜カレーも、結構美味に感じました。

景観が良く、心地良い風も通る、テラス席がこの季節お薦めです。


「中国・鬼謀列伝」読了

2011-05-20 21:16:54 | 読書

このほど、伴野朗著「中国・鬼謀列伝」を読了しました。

中国史を彩った覇者の背後には、必ずと言ってよいほど

謀臣と称されるような人物がいたようです。

 

そんな人物7名が登場します。

釣り人の代名詞になっている「太公望」も、

実は軍師だった事を、この本ではじめて知りました。

智謀の限りを尽くすさまが、活写されています。


西本願寺・書院 特別公開

2011-05-18 22:06:46 | 京都 街歩き

 

先日 西本願寺の書院などが特別公開されたので、早速拝観してきました。

さすが世界遺産だけあって、国宝級の建物がいっぱいです。

 

 

 

広い境内の東北隅に、太鼓楼が建っています。

塀際にはツツジが満開でした。

 

 

一時新撰組の屯所にもなった太鼓楼です。

池田屋騒動以降隊士が増え、壬生の屯所では狭くなり

慶応元年、西本願寺に 屯所を移したそうです。

(太鼓楼の内部は公開されていません)

 

 

 

国宝の唐門です。

正面と背面は唐破風造り、側面は入母屋造りの四脚門です。

 

 

 

門の内側には、中国の許由の故事を題材にした透かし彫りが施されています。

門の右手の彫刻は、許由が滝で耳を洗っている所だそうです。

尭帝が許由に「皇帝の位をお前に譲ってやろう」と言ったところ

許由は、汚らわしい話を聞いたと嘆き、耳を洗ったそうです。

許由は、立身出世や金銭欲などと対極にある人物だったようです。

 

 

 

これは門の左手の彫刻です。

牛をひっぱっているのは、巣父という人物だそうです。

巣父が牛に水を飲まそうと滝までやってきた所、許由が耳を洗っていました。

「何をしているのか?」と巣父が尋ねると

許由は「汚らわしい話を聞いたので、耳を洗っているところだ」と答えました。

すると巣父は「そんな汚れた水を、牛に飲ますわけにいかない」と言って

川の上流の方に牛を引っ張って行ったそうです。

 

 

 

こちらは、門の背面です。

 

 

 

門の背面にも立派な彫刻があります。

馬上の人物は貴石公です。片方の沓が脱げています。

弟子の張良に沓を投げて(侮辱して)張良の忍耐力を試している図です。

 

 

 

張良は何回も沓を投げつけられたのに、文句も言わず

その都度、師に沓を捧げて返している図だそうでです。

 

張良は、後に大人物になったそうです。 

 

 

 

この唐門は、ゆっくり見ていると日が暮れるというので

日暮し門の異名があるそうです。

 

 

 

さて、肝心の書院(国宝)は撮影禁止でした。

豪壮華麗な書院は実に見事でした。

写真でお伝え出来ないのが残念です。

 

それと飛雲閣も良かったです。

ガイドブックの表紙(上図)にも飛雲閣が使われています。

左右非対称ながら、巧みな調和を保つ名建築として有名です。

残念乍ら、飛雲閣も撮影禁止でした。

撮影不可の所がほとんどでしたが

 日頃非公開の貴重な国宝群を、この目でたっぷり鑑賞出来、満足の一日でした。

 

 


初夏

2011-05-13 18:30:50 | 花・自然

ハナミズキが散りフリージアも枯れて

我が家の庭もそろそろ初夏のモードに入りつつあります。

目下、モッコウバラが満開です。

 

 

 

花期の長いクリスマスローズは、まだ咲いています。

 

 

 

 

生垣では、ジャスミンが芳香を放っています。

1年で一番良い季節になりました。

 

 


1995年の訪米

2011-05-12 16:44:16 | 米国の旅

 

1995年に4度目の訪米をしました。

サンフランシスコ、ワシントン、ボストン、シカゴ、クリーブランド等を

約2週間かけて巡りました。

今回の出張では、カメラの替わりにビデオカメラを持参しました。

リアルな動画は残っていますが、街の表情を撮った紙焼きの写真は、

ほとんど残っていません。

 

 

 

街の写真が無いので、今回はケーブルカーについて・・・

 

ケーブルカーは私の大好きな乗り物です。

2度目に訪れたサンフランシスコでは、フィッシャーマンズ・ワーフまで

ケーブルカーに乗りました。

 

さて、ここで質問です。

ケーブルカーはどのような仕組みで動いているのでしょうか?

 

答えは・・・

 ケーブルカーは、線路中央の溝の下に動いているケーブルを

掴んだり、離したりして動いています。

それも機械が掴んだり離したりするのでなく

嬉しいことに「人間さま」が掴んだり離したりしています。

屈強な「グリップマン」と呼ばれている運転手が、レバーを器用に操作しています。

体力と経験の要る、大変難しい仕事だそうです。

 

 

 

写真は、16年前シスコで買ったものです。

人間が操るヒューマンサイズの乗り物・・・ケーブルカー  

私の大事な宝物です。

ちょっとホコリを被っていますが・・・

 


20年前のハワイ旅行

2011-05-08 16:26:46 | 米国の旅

 

今から約20年ほど前(厳密に言えば '89年と'92年)に

会社の慰安旅行でハワイを訪れました。

バブル華やかなりし頃、会社の業績も絶好調、慰安旅行も海外へ・・・

今から思えば夢のような時代でした。

 

 

 

 

 

滞在したホテルは、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジです。

一度目は単身で、2度目は家内同伴で参加しました。

 

 

 

ホテルのプール

 

 

 アラモアナ・ショッピング・センター前のヨットハーバーです。

 

 

 

 サーフライダー・ホテルでのハワイアンの演奏。

 

 

 

ワイキキのシンボル、ロイヤル・ハワイアン・ホテルです。

 

 

 

バスに乗ってポリネシア・センターまで出かけました。

写真は、ポリネシアンのショーです。

 

 

 

ポリネシア・センターでやっていた、ヤシの実を獲る実演です。

 

英語以外にカタコトの日本語、中国語、ドイツ語などを上手に駆使し

いろんな国から集まっている観光客を、巧みに笑わせていました。

今でも同じジョークで笑わせているのでしょうか・・・・・

 

 

 

 ホテル近くの夕景です。

 

ワイキキで泳いだり、ハナウマ・ベイで潜ったり、ゴルフをしたり、

ポリネシア料理を楽しんだり、ショッピングをしたり・・・

20年前の事が、昨日の事のように思い出されます。

もう一度、あんなバブルがやって来ないものでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 


「日本風景論」読了

2011-05-04 11:11:27 | 読書

このほど池内 紀著「日本風景論」を読了しました。

いかめしいタイトルがついていますが、内容は読みやすい紀行文です。

著者が自分流に各地を歩き、自分の目にうつった風景を

自分流に綴っています。

 

桜島を訪れた時のくだりが印象に残っています。

桜島は大正3年に大噴火を起こしたそうです。

そして、爆発記念碑なるものが建てられたそうです。

 

そこには

「住民ハ、理論ニ信頼セズ、異変ヲ認知スル時ハ、未然ニ避難ノ用意ガ肝要」

と書かれているそうです。

行政や学者やその道のワケ知りの言う事を信用せず

自分で判断してさっさと逃げろ、と説いています。

 

行政や学者が信頼出来ないのは、今にはじまった事ではなさそうです。