このほど、八岩まどか著「混浴宣言」を読了しました。
著者は、温泉の歴史や文化に詳しく、特に混浴温泉の魅力を
説き続けている人です。
この本によると、江戸時代は混浴がごく一般的だった由。
その後混浴が禁止されてからも、禁止はけしからん、と女性の方から
この禁を破って堂々と男湯に入ってくるケースが度々あった・・・
というよう記事もありました。
混浴が認められていた、大らかな時代が羨ましいですね。
関西に住んでいると、なかなか混浴温泉に入る機会がありませんが
東北地方には、結構混浴可の温泉があるようです。
一昨年、東北を旅行した際、生まれてはじめて混浴露天風呂に入りました。
写真は、秋田県の乳頭温泉郷の中にある秘湯・蟹場温泉です。
脱衣場は男女別々ですが、湯船はひとつです。
ひと組のカップルが先に入っていましたが、自然に抱かれた鄙びた温泉・・・
変に意識することもなく、自然体で入れました。
こちらは、乳頭温泉郷の中にある妙乃湯です。
ここにも混浴露天風呂があり、こちらにも入ってみました。
男女別々の湯船があって、更に進むと混浴露天風呂に出ます。
混浴が苦手な人はここでUターンしてもOKです。
ここには、枕がついていて、寝湯も楽しめます。
私はもちろん次のコーナーにまで進みましたが、先客は誰もいませんでした。
渓流沿いの無人の露天風呂で、のんびり出来ましたが、
残念ながら混浴は実現しませんでした。
「混浴宣言」を読み、またどこか行きたくなりました。