自遊日記

定年後の備忘録

やっと咲いた「ドロシー・ハンニバル」

2010-10-31 15:19:01 | 花・自然

     数年前、親戚の家から貰って帰った「ドロシー・ハンニバル」
      毎年、今年は咲くか今年は咲くか、と期待しているのに、
  いつまで経っても開花の気配が無いので、そろそろ捨ててしまおうか、
      ・・・と考えていた矢先、今年遂に花が咲きました。

          大げさな名前に反して、可憐な花です。
   形はアマリリスに似ていますが、アマリリスより多くの花をつけます。
           花が少なくなるこの時期に重宝しています。
             短気を起こさず、正解でした。

「ガモウ戦記」読了

2010-10-29 17:16:34 | 読書
  
   このほど西木正明著「ガモウ戦記」を読了しました。
 終戦直後の秋田の山村を描いた、ほのぼのとした小説です。

    南方から命からがら引き揚げてきた蒲生太郎。
      東京の生家は丸焼け、家族も全滅。
 途方にくれ、戦地で世話になった軍医の住む、秋田へやってきた。
   そこで繰り広げられる、大らかな世界が描かれています。
人と人がお互いに信頼しあっていた、古き良き時代が描かれています。

   因みに、著者は秋田県生まれで直木賞受賞作家です。

平城宮跡散策(東院庭園&遣唐使船)

2010-10-28 16:58:56 | 国内旅行

           大極殿を出て東院庭園をめざしました。
     写真は、第2次大極殿が建っていた場所から眺めた、第1次大極殿です。
       因みに、710年の遷都の際に建てられたのが、第1次大極殿で
         745年に都が再び平城京に戻された時に建てられたのが、
                第2大極殿だそうです。






               広い平城京跡を南下します。
             途中ススキ越しに見た大極殿です。








          平城京跡の東寄りにある、東院庭園にやってきました。
             昔、儀式や宴が催された場所だそうです。
          日本庭園のルーツとされる回遊式庭園が復元されています。








               東院を東南から眺めた図です。
          こんな場所で優雅に月見の宴などが開かれていたのでしょうか。








             東院の内側から、鳳凰のある建物を望む。








             今にも飛びたたんばかりの、鳳凰。







         東院の前では、「天平茶」がふるまわれていました。
        遣唐使が唐から持ち帰ったお茶を再現しているようです。








         平城京歴史舘では、遣唐使船が展示されていました。
          当時の帆は竹製(網代帆)だったようです。

         4隻の船で600人を運んだという記録があるそうで、
         1隻あたり約150人が乗り組んでいたようです。








               遣唐使船の後部の様子です。
        碇の巻き上げ機でしょうか、クレーンっぽいものがありました。
             主舵は右に外して置いてありました。

       はるか古(いにしえ)に思いを馳せながらの平城京跡散策でした。

平城宮跡散策(朱雀門&大極殿)

2010-10-25 12:17:43 | 国内旅行

       先日、平城遷都1300年祭で賑わう平城宮跡を訪ねました。
              写真は平城宮の正門、朱雀門です。
             門のはるか向こうに大極殿が見えます。







         門の下まで行くと、「朱雀門」の文字がよく見えます。









                突然パレードがやって来ました。
            奈良時代の人はこんな衣装を着ていたのでしょうか?
               イマイチ意味が解らないパレードでした。







             朱雀門の北800mに聳える、大極殿です。
             8年の歳月をかけて再現されたようです。







             基壇の上部にわずかですが隙間が見えます。
     大切な大極殿を地震から守るため、ちゃんと免震装置が施されているそうです。







                 内部には玉座がありました。
         外国使節の謁見など、国の重要な儀式はここ大極殿で行われていたようです。






           高御座(たかみくら)を正面から見た図です。








              上部には沢山の鳳凰の彫像がありました。







             大極殿を出て側面から眺めた図です。






                 南東から眺めた図です。
              威風堂々を絵に書いたような建物です。

「イギリス文化・55のキーワード」読了

2010-10-18 16:27:57 | 読書

このほど「イギリス文化・55のキーワード」を読了しました。

イングリッシュガーデンの話、紅茶の話、探偵の話など
興味深いテーマが要領よくまとめられています。

他にナショナルトラストの話も興味深く読みました。
ナショナルトラストは、由緒ある歴史的建造物や自然などで、
次世代に残したいが、経済的問題や法的問題等で
維持が困難なもの等を引き受けて保全している団体です。

ピーターラビットの舞台となった湖水地方やチャーチルの邸宅も
ナショナルトラストが大切に保全しているようです。

伝統を大切にするイギリス人気質がよく解る本でした。

世界遺産 仁和寺(寝殿・霊明殿)

2010-10-15 18:34:15 | 京都 街歩き

  
            白書院から寝殿にやってきました。
           寝殿から北側の心字池を望んだ図です。
         重文の五重塔とお茶室(飛濤亭)がよく見えます。








                寝殿から東側を望む。







            南庭と北庭は優雅な塀で隔てられています。








                 寝殿から霊明殿を望む。







                 松の隙間から霊明殿を望む。








                    心字池の小橋。







               寝殿と霊明殿を結ぶ、優雅な渡り廊下。








                  霊明殿から寝殿を望む。
               お寺というより「御所」の雰囲気です。








                樹高が低く遅咲きで有名な、御室の桜。

                重厚な中にも雅を感じる仁和寺でした。

世界遺産 仁和寺(白書院)

2010-10-11 18:48:11 | 京都 街歩き

       先日、真言宗御室派総本山 仁和寺を訪れました。
         徒然草にも登場する由緒あるお寺です。
       平成6年には、世界文化遺産にも登録されています。

            重文の二王門をくぐった所です。
       知恩院三門、南禅寺三門と並び京都三大三門の一つです。







              仁和寺 御殿への入り口です。










           門を入ると立派な松が目に飛び込んできました。
           地を這う松は、まるで緑の雲海のようです。







         白書院の前には、白砂が海のように広がっています。
            白砂をバックのモミジが綺麗でした。








                白書院に架かる扁額。








                白書院とその前の橘。
        書院に向かって左側に橘、右側に桜が植えられています。
              右近の桜、左近の橘と
            理屈通り植えられているな~と思っていたら・・・








           左近の橘でなく右近の橘、と書いてありました。
         書院の中から眺めると、即ち帝(みかど)の目から見ると
              確かに右手に橘 左手に桜となります。








             白書院には、お茶席も設けられていました。
         立礼席なので、外人も手軽に green tea を楽しめそうです。







            優雅な渡り廊下を通って寝殿に向かいました。

「美女という災難」読了

2010-10-09 12:06:34 | 読書

このほど日本エッセイストクラブ編のエッセイ集を読了しました。
興味深いエッセイが集められていますが

「美女という災難」は有馬稲子のエッセイです。
昔私は美女の代表のように言われていたが、
私はこの「美女」というレッテルが当時嫌でたまらなかった・・・
という書き出しで始まるエッセイです。
なんとも贅沢な悩みですが、嫌味に聞こえない所は彼女の人徳でしょうか。

「介錯人の末裔」というエッセイは、ちょっと笑ってしまいました。
赤穂浪士、堀部安兵衛の介錯を行った米良市右衛門の子孫と
堀部安兵衛の子孫が300年ぶりに対面した時の話です。
首を斬った方の子孫と、首を斬られた方の子孫が対面する訳です。
はたしてどんな挨拶を交わしたのでしょうか・・・

公家屋敷の庭園

2010-10-07 17:02:11 | 京都 街歩き

      お茶席に出た後、平安会館の庭を散策しました。
     平安会館の庭は、かっては公家屋敷だったそうです。
    鞍馬石や白川石等の貴重な石がふんだんに使われています。





            安神宮や南禅寺の作庭を手掛けた  
     小川治兵衛氏が改修にあたっただけあって趣のある庭になっています。




 

               こんこんと湧き出る井筒






                 池に注ぐ雄滝











            庭の中央には「あずまや」があります。








                あずまや」の扁額。
              龍鱗と書いてあるそうです。







          「あずまや」の下地窓から外を見た図です。







              「あずまや」の外観。






         池には鯉が気持ち良さそうに泳いでいました。






         池の周りにミズヒキソウが沢山咲いていました。
        ここはモミジも多くあり、紅葉の季節も楽しめそうです。

秋のお茶会

2010-10-04 16:23:26 | その他




      昨日、平安会館で行われた二条流のお茶会に家内と出かけました。







      立礼席だったので、脚のシビレを心配する必要もなく楽ちんでした。

      正客の質問に対して、亭主から掛け軸について説明がありました。
      「喫茶去」は「ま~お茶でも飲みなさい」といった意味の禅語で、
           唐代の有名な禅僧の言葉だそうです。
 






                お菓子が出ました。
           萩の花をイメージしたお菓子のようです。






     饅頭を取り分ける際、力を入れすぎて饅頭が凹んでしまいました。







      道具の事は、よくわかりませんが、わかった風に拝見しました。







              点心に「まぐろ重」が出ました。
        美味しいお茶とお菓子と点心・・・優雅な昼食となりました。