自遊日記

定年後の備忘録

本 「二壜の調味料」

2017-04-21 18:43:41 | 読書

 

このほど、ロード・ダンセイニ著「二壜の調味料」を読了しました。

 

26の短編ミステリーが収められています。

表題の「二壜の調味料」は、江戸川乱歩が絶賛した作品だそうで、

想定外の結末に驚きました。

 

著者は、アイルランド生まれ、

ダブリン郊外のお城に住む男爵家の当主だそうです。

久しぶりに良質のミステリーを楽しめました。

 


春の主役

2017-04-17 11:59:25 | 京都 街歩き

 

植物園は桜だけでなく、いろんな花が咲きはじめていました。

これは「キクモモ」です。

 

 

こちらは「源平しだれもも」です。

ピンクと白の花が入り混じって咲いています。

源平合戦に見立てているのでしょうか。

 

 

 

シャクナゲも見ごろでした。

 

 

しかし何と言っても春の主役は「桜」かも。

堂々たる咲きっぷりです。

 

 

 

 

賀茂川べりの桜もみごとでした。

 

 

 


温室の 「熱い唇」

2017-04-16 14:53:32 | 京都 街歩き

 

 

府立植物園の温室で出会った「Hot Lips 熱い唇」です。

 

中南米諸国の熱帯雨林に自生する植物で

人の唇を連想させる外観ですが、これは花粉を媒介するハチドリなどを

ひきつけるために進化した姿だそうです。

私も危うく吸いよせられそうになりました。

 

 

 

まるで砲丸がぶら下がっているような木がありました。

その名もずばり「ホウガンノキ」でした。

解り易いネーミングです。

 

 

こちらは「ベニヒモノキ」です。

 

 

 

 

 

おなじみのランも、広い温室では居心地よさそうでした。


松花堂庭園の 「椿展」  

2017-04-07 11:45:44 | 京都 街歩き

 

洛南に佇む、国の名勝「松花堂庭園」で先日椿展が開催されました。

 

 

 

 

園内のあちこちに椿が飾られています。

 

 

椿の生け花もあり・・・

 

 

切り花の展示もあり・・・

 

 

椿

もちろん、園内には椿の木がいっぱいあります。

 

 

草庵茶室「松花堂」の前には、胡蝶侘助が控えめに咲いていました。

 

 

水琴窟の手水鉢にも椿が。

 

 

 

椿以外の花もいろいろ見られます。

 

 

黒竹をバックに咲く椿。

黒竹の奥に見える建物は料亭「吉兆」です。

 

椿がいっぱいの「松花堂庭園」でした。


アーモンドの開花

2017-04-04 16:50:56 | 花・自然

 

鉢植えのアーモンドが開花しました。

昨年は、数個だけですが実を収穫できました。

今年は、せめて10個以上欲しいものです。

 

 

昨年植えたチューリップが伸びてきました。

古い球根の中で大きくて形のよいものだけ選りすぐり、

私が植えたチューリップです。

 

 

 

こちらは家内が植えたチューリップです。

もう開花しはじめています。

小さくて形の悪い球根ばかりを、棄てるつもりでゴミ箱脇に置いていたら

いつの間にか家内が花壇の隅に植えていました。

もう少しで捨てられる運命だったチューリップが、一足早く咲きはじめました。

私の選に漏れた小さい球根が、

「どうじゃ~」と逆転勝ちを喜んでいる感じです。

 


ちょっと怖い 「ロンドン塔」

2017-04-02 12:37:32 | その他

 

 

先日読んだ「世界のお城と宮殿」の中で 、ロンドン塔も大きく扱われていました。

 

ロンドン塔を初めて訪れたのは1990年ですが、駆け足での見学でした。

その後、ロンドン塔の歴史を読んだり、夏目漱石の小説「倫敦塔」を読んだりして

いるうちに、どんどんロンドン塔についての興味が深まりました。

そして2度目に訪れたのは2007年で、この際はたっぷり時間をかけて

日本語の音声ガイドを聞きながら城内を巡りました。

 

 

 

 

 城内の中央部に建つホワイトタワー。

イングランドを制したノルマンディー公ウイリアム1世が

1078年に築いた要塞です。

入口は敵の侵入を防ぐため、地面より高い位置に設けられています。

 

 

 

 

 ホワイトタワーの中には、王室の婚礼や葬儀に使われた

セント・ジョン礼拝堂が残っています。

別の部屋では甲冑、槍、剣、銃などの武具も展示されていました。

ホワイトタワーは、イギリスの王達の王宮として使われてきましたが

14世紀にはフランス国王が、15世紀にはオルレアン公が

幽閉された場所でもあります。

 

 

 

 ホワイトタワーの近くで中世の衣装を纏った人が

パフオーマンスをやっていました。

 

 

 

ホワイトタワーの南側には、bloody  towerがあります。

15歳で国王になったエドワード5世は弟のヨーク公とともに

叔父のリチャード3世により、ここbloody  towerに幽閉されました。

その後行方不明に。1674年に彼らの遺骨が発見されました。

 

 

 

bloody  towerのすぐ横にトレーターズ・ゲート(反逆者の門)があります。 

テームズ川を船で運ばれてきた反逆者はこのゲートを通って城内へ導かれます。

2度と生きて戻れない恐ろしいゲートです。

 

 

こちらは牢獄ではないようですが、一瞬ドキッとしました。

 

 

 城内には華やかなエリアもあります。

王室の宝飾品が展示されているジュエル・ハウスです。

エリザベス女王が使われる王冠も普段はここに展示されています。

館内は撮影禁止。

立ち止まることが許されない、動く歩道からちらっと見る感じですが

超人気エリアです。

 

 

 

 

 白壁に木枠のクイーンズ・ハウス。

クイーンズ・ハウスの前にはいかにも平和そうな緑の芝生が広がっていますが・・・

昔は、高貴な罪人の処刑場でもあった場所です。

 

 

 

 

「 反逆者の門」の真上あたりの城壁を歩いています。

ヘンリー8世により、大法官トーマス・モアや王妃アン・ブーリンも

「 反逆者の門」をくぐって城内に幽閉され、その後処刑されました。

 

テームズ川に架かるタワーブリッジが見えます。

イギリスの光と影が凝縮されたロンドン塔でした。