自遊日記

定年後の備忘録

薬膳料理・参鶏湯

2006-12-30 15:09:13 | オヤジの料理

娘家族がロンドンに旅立つ前、参鶏湯(サムゲタン)を食べた。
スタミナをつけて元気に旅立ってもらおう・・・という狙いである。
写真はネットで取り寄せたサムゲタンを開梱したところ。
姿のまんまなので、一瞬引いてしまった。

お腹の中には、高麗人参、干しなつめ、ギンナン、クリ、
松の実、ニンニク、もち米・・・など栄養の塊りが
ギッシリ詰まっているようだ。




大鍋でコトコトコトと3時間近く煮込む。
最後の方で塩を適量加えると出来上がり。
塩加減は鍋奉行の私の役目。



お腹の中の具材をとりだし、アツアツのスープを注ぐ。
刻みネギと胡椒をふりかけいただいた。  

古来、漢方生薬として珍重されてきた高麗人参。
胃を保護し老化防止にも効果のある、なつめ。
疲労回復に効果のあるクリ。
薬効成分の宝庫、ニンニク。
これらの具材の薬効成分がしっかりスープに溶け込んでいる。
もちろん鶏本体も、良質のたんぱく質やアミノ酸、コラーゲンを
たっぷり含んでいる。
如何にも身体に効きそうな、具だくさんスープだ。

手造りキムチとサムゲタンを肴に紹興酒をチビリチビリ・・・。
今年も何とか元気に越年出来そうだ。

英会話・お試しレッスン

2006-12-29 17:33:07 | その他
ロンドンへの引越しに備え、英会話教室で特訓していた娘から
「無料お試しレッスン」3回分のカードをもらった。
早速このカードで、先日レッスンを受けた。

英会話については、現役時代、海外出張の都度、我流で勉強の真似事
らしき事をしてきたが、今だに単語羅列レベルの拙い会話力である。
そんなレベルであるが、モノは試しとレッスンを受けてみた。

通常は先生1人に生徒3名程度のグループでレッスンを行うそうであるが、
1日目は先生と私、1対1のレッスンと相なった。

双方の自己紹介からスタート。
相手のペースで話題が展開されると、ついていくのが大変である。
しかし、自分の得意領域の話題であれば、何とか会話が成立するのでは?
という想定のもと、積極的にマイペースで喋る作戦にでた。

趣味の話を聞かれた。
待ってましたとばかり「テニス」と「料理」の話をベラベラしゃべった。

先生「何故料理に興味を持ったのか?」
私 「現役時代は身体より頭脳を酷使する仕事だったので、リタイア後は
   手先をたっぷり使う“料理”に興味を持ちました」
先生「ストレスのたまる仕事だったので、シンプルな作業がしたくなったという
   事ですね」と応じてくれた。
何とかこちらの話が通じているようだ。嬉しい。
(現役時代頭を使う仕事をしていたというのは、もちろん嘘ですが)

その他、今まで手がけた料理の数、保有レシピの数などを聞かれたが
いずれも予想していた質問ばかり。先生の言葉の全部を聞きとれなくても
1つの単語からでも、何を聞かれたか想像できる・・・。
得意領域なので、打てば響くようなリズムで会話を進行出来た。

外人とこれだけ沢山の会話をしたのは生まれて始めて。
いい気分で1日目を終えた。

ところがドッコイ、2日目、3日目はテキストを使ってのレッスンだった。
ここで、たちまち苦境に陥った。
テキストを使ってのレッスンなので、こちらの好きな話題に相手を
ひきずり込む訳にはいかない。
会話の実力がモロに露呈した。1日目の自信はどこかに吹っ飛んでいった。
結局、会話力向上の必要性を痛感させられた。

この分では無料レッスンだけで止められないかも・・・。


娘家族の渡英

2006-12-28 15:54:00 | その他

一足先にロンドンに赴任していた娘婿が、クリスマス休暇を利用して
一時帰国した。
数日我が家で過ごした後、昨日、12時05分発のJAL421便で
家族4人揃ってロンドンに飛び立った。
3歳と生後8ヶ月の幼児を連れて、12時間あまりの長旅。
ビジネスクラスを利用する様であるが、機内で騒がないか、ちょっと心配。




出発ゲートでの別れは、ちょっと辛かった。
娘婿の単身赴任に伴い、しばらくわが家に逗留していた2人の孫は
すっかり我々になついている。

3歳の長男は、もうすぐ2階立てバスに乗れる・・・とはしゃいでいた。
8ヶ月の孫娘は、状況がわからずニコニコ笑っている。
2人の孫に、ここ数ヶ月間振り回されてきたが、いざ別れとなると
辛いものがある。

未練がましく、家内と離陸まで見送る事にした。
南ウイング38番搭乗口から機体がゆっくり離れだした・・・。




向きを変え静かに滑走路に向かっていった。

この後、元気よく雲間めがけて飛び立っていったが、
離陸時の写真はうまく撮れなかった。
どうやら目にゴミが入ったようだ。

禅寺の巨大ツリー

2006-12-20 22:45:26 | その他
クリスマスが近ずいてきた。街を歩くときれいなツリーが目立つ。
先日、TVで禅寺にも巨大なツリーがお目みえ・・・と報じていた。
禅寺にツリー?と興味津々で覗きに行った。




写真は、臨済宗の修業道場である円福寺の山門。
修業道場なので、この山門から中には入れない。
山門の前に巨大なイチョウの木が2本立っている。




このイチョウの木に大根が鈴なり。
確かに巨大なツリーだ。




下から見上げると、こんな感じ。

沢庵にするため、毎年この時期に修業僧が干しているそうである。
今年は大根が豊作。よく肥えた大根が多いようだ。



        
        写真は禅寺の大根ツリー(遠景)

魚介のシチュー

2006-12-19 19:56:00 | オヤジの料理

昨日のオヤジの手料理は「魚介のシチュー」
エビ、タラ、アサリ、イカを放り込んだだけの、簡単シチュー。
シチューと呼ぶべきか、スープと呼ぶべきか解らないシロモノだが、
結構美味だった。

スカパーの「旅チャンネル」なんかを見ながら、
手造りシチューを肴にワインをいただく・・・。
私のお気に入りのコラボレーション。

同好会でテニス

2006-12-18 18:03:20 | テニス&ゴルフ&ラグビー

先週の土曜日、朝から買物に出かけた。
家の近くに、スポーツ用品、書店、飲食店、シネコンなどが入居する
複合商業施設がオープンしたので覗きに行った。

種類も豊富で結構安い。
今使っているバッグに比べ、ラケットの納まりが格段に良さそうな
テニス用バッグを見つけた。早速ゲット。

午後から同好会のテニスへ。
テニスウエアに着替え、買ったばかりのバッグを背負い、
マウンテン・バイクにまたがって・・・いざ出陣。
家内から「まるで高校生みたいな格好やな~」とひやかされる。

当日集まったのは、女性4人と私の計5名。
いつもの通りショートラリーとボレーで身体をほぐした後ゲーム。
最近は、かなり女性軍の力量に追いついてきた感じ。
ローテーションが早く少しハードであったが、ゲームは余裕で楽しめた。

残念乍ら、新調したバッグに気付いた女性は1人もいなかった。
途中、テニスコートの管理人さんが、リンゴを差し入れしてくれた。
美味しかった。
今日もオバチャンたちと、甘酸っぱいテニスを満喫できた。
健康に感謝・・・。


渡英準備

2006-12-11 11:23:14 | その他

ロンドンへの引越し準備もそろそろ大詰めを迎えた。
先日船便で荷物も送った。
SKYPEの導入も終えた。
英会話の特訓も行っている・・・。

と言っても引越しするのは私ではなく、目下我が家に帰省中の娘と孫の話。
娘婿は、転勤で一足早くロンドンに赴任している。
娘と孫も月末にはロンドンへ向かう事になった。

準備で忙しいのは娘の方だが、親の私も、このところ「ロンドン」をお勉強中。
小さい孫2人をかかえての異国での生活・・・当初は娘も何かと苦労しそうだ。
娘から応援依頼が来れば、家内と私がロンドンにかけつけるつもりだ。

そして
家内は娘の手伝いに専念し、私は観光に専念する・・・。
そんなうまい話が実現するのか?
それとも、私は日本での留守番役を仰せつかるのか?
目下予測不能の状況だが、お勉強だけは続けている。





3歳の孫は大の鉄道フアン。
蒸気機関車の故郷、イギリスには130余りの保存鉄道もあるようだ。
機関車トーマスを実際に走らせるイベントもあるようだ。
孫の喜びそうな場所がヤマほどある。
観光地の勉強だけでなく、鉄道の勉強も怠れない。

まだ渡英要請も来ていないのに、私の勉強だけは、勝手に進行中・・・。
勉強が役に立ってくれる事を祈るばかり。

初冬の京都御所(3)

2006-12-05 10:24:30 | 京都 街歩き

          赤いジュータン




          黄色いジュータン




御所の散策を終え、蛤御門を出る。
門を出たところに、和気清麻呂公を祀る護王神社がある。
早くもイノシシの絵馬がかかっていた。





近づいて見ると、絵馬の手前に狛犬ならぬ狛猪の像があった。
何故「いのしし」?と思ったが・・・
昔、清麻呂公が災難(道鏡の刺客に襲われた)に会った時、300頭の
「いのしし」に護られた、という故事に由来するようだ。

先日は、
ちょっと遅い紅葉も楽しめたし
ちょっと早い猪にも会えた。
いい一日だった。

初冬の京都御所(2)

2006-12-04 20:37:35 | 京都 街歩き

京都御苑の南西にある閑院宮邸跡が、無料公開されていた。




閑院宮邸跡のお庭の池と土塀。
紅葉している木も、少し残っていた。




御苑の広大な敷地には、多くの宮家の邸宅跡の表示があった。
写真は、嘉陽宮邸跡。




御苑内をぶらぶら散策・・・。
真っ赤になりきってないもみじもあった。



常緑の松を背景に、落葉寸前の桜の葉っぱ。




紅葉、黄葉、の競演・・・




少し近づいて、紅葉のすきまから、黄葉をのぞく・・・

初冬の京都御所(1)

2006-12-04 20:35:06 | オヤジの料理
KBS京都のスタジオ見学のついでに、京都御所を散策した。
紅葉はピークを過ぎてはいたが、晩秋の雰囲気も残っていた。




KBS京都の向かい側に蛤御門がある。
東西約700m、南北約1300mの広大な京都御苑には
9つのの門が設けられているが、この蛤御門もその一つ。
この門は常に閉ざされていたが、宝永の大火(1708年)の際
はじめて開門された事から「焼けると口を開く蛤」に喩えられて
「蛤御門」と呼ばれるようになったそうである。

尚、禁門の変(蛤御門の変)では、会津・桑名藩と長州軍がこの蛤御門の
あたりで激突し幕軍が勝利した。
(写真は、京の長い歴史を見つめてきた、蛤御門)




蛤御門を入ると、左手に御所の長い築地塀が見える。
築地塀には5本の白い筋が入っているが、これは塀としては
最高の格式を示すものだそうである。
塀の中央部あたりに、建礼門が見える。
写真奥には、東山が横たわっている。





御所の正門、建礼門。切妻造、桧皮葺きの四脚門。
この門が開閉されるのは、天皇や国賓の来場等特別な行事の時のみ。
この門の奥には承明門があり、その奥に紫宸殿がある。






南の高倉橋から建礼門を望む。遠くてかすんでいるようだ。
この広い敷地に、江戸時代には宮家や公家の邸宅が、200近く
建ち並んでいたそうである。





高倉橋から九条池を望む。
五摂家の一つであった九条家の遺構。