自遊日記

定年後の備忘録

「松花堂庭園」の紅葉(その2)

2010-11-29 19:08:37 | 京都 街歩き

           遊歩道沿いのモミジも色ずいてきました。







           竹林越しに見る紅葉もオツなものです。
       因みに、この竹は茶筅などによく使われる、淡竹(はちく)です。







            梅見門あたりの紅葉も見頃を迎えていました。







               梅見門から草庵茶室を望む。







            お茶室「松隠」の手水鉢脇の紅葉。







             こちらは書院脇の紅葉と黄葉。







                書院裏手の紅葉。







           赤黄緑の競演を竹枝穂垣越しに見る。

「松花堂庭園」の紅葉(その1)

2010-11-28 18:30:57 | 京都 街歩き

        先日、洛南の隠れた名園「松花堂庭園」を訪れました。







            紅葉がすすんで丁度見頃でした。









          小川沿いに、3連の「ししおどし」があり、
            のどかな音が流れていました。







     4ヶ所ある茶室のうちのひとつ、「竹隠」が見えてきました。
            竹を借景にしたお茶室です。
  
         手前の竹は、天然記念物の「金明孟宗竹」です。
         黄金色の節に、緑のシマが入った珍しい竹です。









         「竹隠」手前に、風情のある腰掛待合があります。






          お茶室脇のちり穴に、シダの葉が見えます。

                  因みに
         ちり穴に、新しいシダ類の葉が入れてある時は、
           お茶会が催されているサインだそうです。

    席主の気持ち「庭や部屋をキレイに掃き清めてお客様をお待ちしています」
                を表しているそうです。
             長い竹箸を入れる場合もあるようです。






              腰掛待合の前の露地風景です。







             まだ紅葉しかけの葉もありました。

「人生の後半をひとりで生きる言葉」読了

2010-11-27 18:17:41 | 読書
    
     このほど曽野綾子著「人生の後半をひとりで生きる言葉」
             を読了しました。

     人は誰でもひとりで生まれ、ひとりで死んでいく・・・
       人は誰でも最後はひとりになる。

     ひとりになった時の心構えのようなものが綴られています。

     「老年は一つ一つ出来ない事を諦め、捨てていく時代」

    「晩年の良さは、もうどんなにひどい世の中になっても
      それほど長く生きていなくて済むということなのだ」

       なるほどと、共感を覚える記述が満載でした。

      若い頃は時間は無尽蔵にあると考えていましたが
      そろそろ残りの時間が気になる年になりました。


宮本武蔵ゆかりの「八大神社」

2010-11-25 18:08:38 | 京都 街歩き
  
          曼殊院の門前にある、弁天茶屋で昼食。






        昼食後、武蔵ゆかりの「八大神社」を訪ねました。
            詩仙堂のすぐ隣りにあります。








            「八大神社」の由緒書きです。
        最後の方に、宮本武蔵との関係が記されています。







     剣豪宮本武蔵は、一乗寺下り松で吉岡道場の70数名と決闘。
             勝ったのは武蔵。

     武蔵は、決戦の場へ向かう途中「八大神社」の前で足を止め、
          勝利を祈ろうとしたが寸前でとどまり、
         そのまま決戦の場へ駆け向かったそうです。
   「我神仏を尊んで、神仏を恃(たの)まず」の心境だったそうです。







      決闘の場にあった下がり松が境内に保存されていました。

名刹「曼殊院 門跡」

2010-11-21 12:11:06 | 京都 街歩き
洛北の名刹めぐり・・・詩仙堂、円光寺を拝観した後
曼殊院門跡にやってきました。







              小さな石庭がありました。







      曼殊院は、伝教大師最澄により比叡の地に創建されたのが
             はじまりの歴史のあるお寺です。
           大書院から小掘遠州好みの枯山水庭園をみる。







             大書院から小書院を眺めた図です。







           大書院から大きな松が見えます。







           小書院と手水鉢を眺めた図です。






            小書院の内側から庭を見た図です。






               小書院前の手水鉢。
            亀の背中に手水鉢が乗っています。







     この部屋は、水面を遡る屋形船をイメージして作らてたそうです。
            天井もそんな雰囲気に作られています。







           曼殊院を出て、門前の弁天島で食事をしました。
             写真は、弁天池に浮かぶ弁天島です。

「修羅を生き、悲命に死す」読了

2010-11-18 17:19:31 | 読書
   
   このほど、岳 真也著「修羅を生き、悲命に死す」を読了しました。 
  勝海舟のライバルだった、小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)
        がドキュメンタリー風に描かれています。

   「小栗が沈めば勝が浮かぶ、勝が転べば小栗が起つ」と世に言われ
          共に幕末期に活躍した人物です。

      勝海舟ほど有名ではありませんが、小栗上野介忠順は
    崩壊寸前の徳川幕府にあって、外国奉行、勘定奉行などを歴任。
             外国の圧力に苦しみながらも、
       必死に国のために頑張る姿は、思わず応援したくなります。

             最後は幕府の要職も解かれ、
        田舎でのんびり余生を送ろうとしていたのですが
      新政府軍に捕らえられ、斬首の刑に処されました。享年42歳。

昨日のテニス

2010-11-17 17:34:52 | テニス&ゴルフ&ラグビー

昨日は秋晴れのもと、存分にテニスを楽しめました。
庭で素振りをして身体をほぐしてからテニスコートへ。

暑くもなく、寒くもなく、風もなく絶好のテニス日和りでした。
昨日集まったのは、女性4人と男では私1人。
女性の中で男が1人、ハーレム状態のように見えますが、
腕は女性陣の方が一枚も二枚も上なので、とてもハーレムの気分にはなれません。

昨日も、軸足が定まってないとか、何だかんだと厳しいアドバイスを受けました。
いつも指導されてばかりではシャクなので、
昨日は休憩タイムに私の方から彼女達にある事を指導しました。

指導したのは「真向法」です。「真向法」というのは、14日の日経にも紹介され
ていますが、一種の柔軟体操です。
私は何年も前からこの体操を続けています。。
腰痛の予防にもなると聞いています。

しかし、この体操は股を大きく開く必要があります。
女性4人を並べて、股をもっと大きく開いて・・・
何を教えているんだと言われそうな光景ですが、彼女達には好評でした。

股関節を柔軟にする「真向法」体操は、中高年の方には特にお薦めです。

円光寺

2010-11-16 18:29:39 | 京都 街歩き

      詩仙堂を出た後、すぐ近くにある「円光寺」を訪れました。
        元は徳川家康が建てた学校だったそうですが、
         現在は南禅寺派に属する寺院だそうです。







          境内入り口あたりに「水琴窟」がありました。
        静かな境内に、雅な音色がかすかに流れてきます。
                癒される音です。






         庭の片隅に小僧さんが寝ていました。
    家内曰く、「肩のあたりにネズミがいるので一休さんでは・・・」
        家内の説なので、真偽のほどはわかりません。






      ここは紅葉の名所だそうですが、私達が訪れた10月末では
           まだモミジはしっかり緑でした。
     今ごろは緑のカーペットの上は紅葉、黄葉で埋めつくされているかも。







    宝物館には、円山応挙の竹林図屏風(重文)などが展示されています。
          写真は、宝物館の窓から庭を見た図です。

史跡「詩仙堂」

2010-11-13 16:35:33 | 京都 街歩き
先月末、洛北の名刹「詩仙堂」を訪れました。
紅葉のシーズンで混みあう時期を避けたので、
のんびり鑑賞出来ました。






        参道を登りつめた所に建つ、老梅関をくぐります。






       門をくぐった所に、ちょっと意味深な文字がありました。

       「詩仙堂」は江戸時代に石川丈山が造営したもので、
          曹洞宗大本山永平寺の末寺だそうです。







            庭を鑑賞する人たち。女性が多いです。
         秋の紅葉と春のさつきの時期が特に賑わうようです。








            座敷の左手には「詩仙の間」があります。







               座敷から右手を見た図です。







         観光客が途絶えたタイミングに、左手を撮りました。








            「詩仙の間」から座敷を眺めた図です。







       「詩仙の間」から庭に降りて、振り返って建物を眺めた図です。







             「フジバカマ」でしょうか・・・







              背の高いススキも見事でした。







            庭に、風情のあるお茶室がありました。







                 庭の柿の木。
        私と家内が訪れた時は、まだこの程度の紅葉でしたが、
           今頃はもう少し色づいている事でしょう。

          「詩仙堂」名物の、鹿おどしの音を聞きながら
            比較的空いた庭の散策は快適でした。