舞楽を見た後、お庭を拝見。
小御所と御学問所の向かいに、「御池庭」があります。
写真、はこの池に架かる欅橋です。
小御所の前から眺めた、欅橋。
小御所と言えば、王政復古の大号令が出された後、三職による
初めての会議(小御所会議)が開かれた、有名な場所です。
明治天皇、岩倉具視、大久保通利等の錚々たるメンバーが、
この庭を眺めらながら、日本の将来を議論されたと思うと感慨無量です。
新緑が池に映り、綺麗でした。
四季折々楽しめる、回遊式庭園です。
池の前は州浜になっており、舟着きへの飛び石も配されています。
御学問所と小御所の間には、蹴鞠の庭がありました。
昔はここで、多くの人が蹴鞠をしたり、舟遊びを楽しまれた事でしょう。
王朝文学の世界を彷彿とさせる景観です。
御池庭の北側に、御内庭があります。
御常御殿に面して設けられたお庭です。
御常御殿は、文字通り天皇の日常の御座所として用いられた御殿だそうです。
清涼殿が儀式化するに伴い、新しく実用的な御常御殿が建てられたようです。
小川沿いに、小道が作られています。
正面の建物は、お茶室ではなく地震殿、地震時の避難御殿だそうです。
こちらは、御内庭に沿って建つ、御涼所です。
京都の夏の暑さをしのぐた事を目的とした建物で、通風などには
格別の配慮がなされているようです。