自遊日記

定年後の備忘録

残念!テニス・スクール廃業

2008-05-31 14:40:59 | テニス&ゴルフ&ラグビー







長らくお世話になったテニス・スクールが5月限りで
閉鎖される事になりました。

ここでテニスのイロハを教わった私には、格別の
思い入れがあり、誠に残念です。

住宅街のど真中にもかかわらず、4面のコートを持つ
ゆったりしたレイアウトのスクールでした。

経営者としては、土地の有効活用という点で
テニス・コートより住宅地にしたかったのでしょう。

昨日、スクール最後のレッスンに参加しました。
コーチの最後の訓話は・・・
「自分に厳しく、相手に優しく」でした。
いつもの技術論でなく、人間として、スポーツマンとしての
基本の話でした。

ラインぎりぎりに落ちた際どいボールの判定で
人によっては自分に有利になるように判定する人がいる。
これはスポーツマン精神に反する。

どちらか判定がつかないようなボールは、相手に有利に
なるように判定しなさい、というお話でした。

これからも同好会の仲間とのテニスは続けますが、このコーチ
の訓話は、しっかり守っていきたいと考えています。

テニスの楽しさや厳しさを教えていただいた関係者の皆さんに
感謝、多謝です。

チャーチルの「最高司令部・跡」

2008-05-30 16:55:44 | 英国の旅
ロンドンのメジャーな観光名所は、ひと通り廻りましたので
今回は、ちょっとマイナーな場所を訪れてみました。

第2次世界大戦で、ドイツの激しい空爆を受けながらも、
地下壕の最高司令部で勇猛果敢な指揮を執ったチャーチル。

そのチャーチルを偲んで地下壕を訪れました。







ここはウエストミンスター寺院の少し北の官庁街です。
奥にセント・ジエームス公園が見えます。

写真左の建物は、現在は財務省ですが、この建物の地下に
戦時内閣の最高司令部が設けられていました。







Churchill Museum & Cabinet War Rooms の表示。







ここが最高司令部跡の入り口です。
観光客らしい人はほとんど見かけません。

私が訪れた時は地元の学生らしき団体が、勉強に
訪れていました。









当時の司令部の様子が再現されています。
各部屋に別れ、いろんな業務を分担していたようです。

古い電話や壁に架かるヘルメットが当時の雰囲気を
伝えています。

館内には爆撃音や空襲警報のサイレンがBGMのように
常時流されおり、臨場感たっぷりでした。







こちらは作戦室のようです。
参謀が、壁に戦況を表示しているようです。

他に、チャーチルが閣僚を率いて会議を重ねたCabinet War Room
も再現されていましたが、暗くて写真に撮れませんでした。








マップ・ルームにはアジア方面の地図が展示して
ありました。

防御ラインを現しているのか、沢山のピンが中国本土に
刺さっていました。

地図を見ながらハッと気がつきました。
よく考えてみると、日本は英国の敵国だったのだ・・・。

執拗なドイツの攻撃にも屈せず、イギリス国民を
遂に勝利に導いた偉大なチャーチルを偲ぶため、
ここを訪れましたが、日本が敵国だった事はすっかり
忘れていました。









ミュージアムの売店で買った小冊子です。
チャーチルが葉巻をくゆらしながら機関銃を持っています。

勝利への意欲を示すVサインを国民の前で何度も示し
国民を励まし続けたチャーチル。

1940年~45年の戦時内閣の首相兼国防相として国民を
鼓舞し続けたチャーチル。
ノーベル文学賞も受賞している粋人です。

彼の語録に、こんなのがあります。
「成功とは、意欲を失わずに失敗につぐ失敗を繰り返す事である」

失敗だらけのわが身には、嬉しい言葉です。
ここを訪れ、ますますチャーチルが好きになりました。

2代目マルチーズ

2008-05-28 20:57:06 | その他

先月我が家の一員に加わった新人です。
生後4ヶ月のマルチーズです。
ちょっと不安そうな顔をしています。






以前飼っていたマルチーズ(オス)が忘れられず
(13年間苦楽を共にしました・・・)

2代目の犬種もマルチーズにしました。
但し今回はメスです。

庭のフリージアが満開の時期にやってきました。
この時はまだカットしていないので、毛むくじゃら状態です。








カットを終え、少しすっきりした体型になりました。









名前はメグです。
白い毛がメグ・ミルクを連想するのでメグと命名しました。
メグ・ライアンのメグにも引っ掛けています。

これからもブログ・ネタが無い時に、時々登場しますので
その節はよろしく・・・。

ボンド・ストリート界隈

2008-05-24 18:02:39 | 英国の旅
オールド・ボンド・ストリート界隈を散策しました。

先日アップしたチョコレートの店「Charbonnel et Walker」
もこの通りにあります。











オールド・ボンド・ストリートにはブランド店が目白押しです。
写真はティファニーです。

物欲も金も無い私には、ブランド店は関係のない世界ですが・・・・






訪れた時期がクリスマス前だったので、ティファニーの壁面
はモミの木で化粧されていました。

このウインドウには、鳥籠と宝飾品が飾られていました。






こちらはCartierです。







RALPH LAERENの前にロールスロイスが止っていました。
お金持ちがお買い物中のようです。

他にも シャネル、セリーヌ、グッチ、エトロ、ブルガリ・・・
日本でもお馴染みのショップが並んでいます。
どの店にも険しい目つきのガードマンがドアを固めています。

気力、体力、財力が無いと、簡単に入れません。







オールド・ボンド・ストリートの少し東側に仕立て屋さん
が集まっている通りがあります。

「背広」の語源は「Savile」からきている、という話を
聞いた事があります。






この通りには、創業数百年を誇る紳士服の老舗が並んでいます。
イギリス紳士、御用達の街です。

胸板の厚い、長身のイギリス人が、仕立ての良い背広を
ビシッと着こなしている姿を見ると「本場」を感じます。






フォートナム&メイスンの向かいに王立美術院があります。
元はバーリントン伯爵の邸宅だった所だそうです。








ゲートをくぐった所が広場になっており、そこに
巨大なモニュメントが建っていました。

自分で自分の頭を踏みつけている不思議な像です。
現代人を風刺しているのでしょうか?







王立美術院に平行してバーリントン・アーケードが
あります。
ここは1819年に設置された由緒あるアーケードです。
宝飾店、パイプ専門店、カシミヤの店等如何にも「イギリス」
といったお店が並んでいます。

物欲が無い私は、勿論just looking オンリーです。

英国王室御用達「チョコレートの店」

2008-05-21 15:19:08 | 英国の旅
イギリスのお土産というと、紅茶が無難ですが
チョコレートもなかなか美味です。






フォートナム&メイソンの少し東側のプリンセス・アーケードに
英国王室御用達のチョコレートの店「プレスタット」があります。

やっと探しあてたのに、店のドアには鍵がかかっていました。
ドアのガラスに小さなシールが貼ってあり「Gone for lunch」
と書いてありました。

えーっ!店員全員でランチに行くの?
それとも店員はたった1人なの?
昼食時は店を閉めるの?
日本では考えられない光景でした。






しばらく時間をつぶしてから、再び「プレスタット」を
覗いてみましたが、まだ「Gone for lunch」のシール
が貼られたままでした。

クリスマス前の繁忙期にもかかわらず、ずいぶん
のんびりしたお店です。


ウィンドウを覗くと、王室御用達のマークが
誇らしげに飾ってありました。
殿様商売とはこの事でしょうか。

エリザベス女王と故エリザベス皇太后の2つの
ワラントを持つ由緒ある店ですが、ここは諦め
他の店をあたる事にしました。






フォートナム&メイソンの少し西のボンド・ストリートに
「シャルボネル・エ・ウォーカー」というチョコレートの店
があります。

エドワード17世の後援によりオープンしたお店で
こちらも王室御用達の由緒あるお店です。
こちらは、ちゃんと営業していました。






たくさんあるチョコレートからどれを選べば良いのか
迷いに迷いました。

妙齢の女店員にいろいろアドバイスをもらいながら
あーでもない、こーでもないと、たっぷり時間をかけて選びました。
選り抜きのカカオのみを原料に使用し、ひとつひとつ
手作業で作られている貴重なチョコレートを、無造作に
何粒も試食させてくれました。

怪しげな英語で訳のわからない質問をする私に嫌な顔もせず
根気良くつきあってくれた店員さんに感謝です。

さすが王室御用達のお店です。
商品も店員さんのマナーも1級品でした。







帰り際に、お店のパンフレットを貰えないか、
と頼んだところ、こんな小冊子をくれました。

中央には、王室御用達のマークがちゃんと入っていました。
私的には「PRESTAT」より「Charbonnel et Walker」が
好きになりました。

イギリスの「パブ」

2008-05-17 11:55:39 | 英国の旅
イギリス人の暮らしに欠かせない「パブ」
ほとんどのイギリス人は、自分の行きつけのパブを
持っているそうです。
ここで知人と会って情報交換をしたり人生を語る・・・。
こんな生活を何よりも大切にしているようです。

パブの語源はパブリック・ハウスから来ているように、
常連客に限らず、誰でも気楽に利用出来るのが有り難いですね。
旅行客にも充分楽しめる、癒しの空間です。

日本でもイングリッシュ・パブと銘打った店を見かける事が
ありますが、外観こそパブに似ていても、中身はおよそ
似て非なるもの。

パブはイギリスにあって、日本にないものの一つでは
ないでしょうか。








ロンドン郊外で入ったパブです。






常連客が談笑しています。

席に座らず、生ぬるいビールをちびりちびり飲りながら
カウンターで楽しそうに喋っていました。







カンタベリー大聖堂からの帰路立ち寄った
田舎のパブです。






このパブも村人の憩いの場所のようです。
昼間っから、大勢の常連客で賑わっていました。






娘宅の近くのパブです。







昼間は子供連れでも気楽に入れます。

日本の居酒屋ともちょっと違った不思議な空間
それがイギリスの「パブ」です。
機会があれば、もっとパブ巡りを楽しみたいと
思っています。

「お金とモノから開放されるイギリスの知恵」読了

2008-05-15 17:16:16 | 読書

こほほど、井形慶子著「お金とモノから開放されるイギリスの知恵」
読了しました。

ちょと長い題名ですね。
「イギリス式質素で上質な生活」という副題がついています。

筆者曰く・・・
   イギリスに限らず欧米の先進国は、日本に比べゆったりと
   お金を蓄えてきた。
   キリスト教を背景に、チャリティ精神も育ってきた。

   一方、貧しかった日本は第2次世界大戦後、いきなり
   金持ち国になった。

   裕福に慣れていない国民がいきなり大金をつかんだら
   2度と手放せなくなる。
   金さえあれば何でも手に入り、何でもまかり通る変な社会を
   作ってしまった。

   しかし物欲や所有欲にはキリがない。
   いくら貯めても、いくら買い込んでも安心出来ない。
   どこまで行っても「これで充分だ」と思えず
   齢をとる毎に新たな心配が湧いてくる。
   不安や焦りから脱却出来ない。

   その根底には、国や社会を信用出来ない日本の現実と
   金に囚われすぎた日本人の姿が横たわっている。



そんな日本の姿に対して、イギリス人はお金と離れたところで
幸福を構築する術を心得ている・・・と、いろいろ事例をあげ
筆者は説明してくれます。

学ぶべき点たっぷりの本でした。

初冬の「セント・ジェームズ公園」

2008-05-13 12:08:43 | 英国の旅

初冬のセント・ジェームズ公園を散策。






池のほとりをジョギングしている人がいました。







葉を落とした巨木。
木の精が、何か語りかけてきそうな気がします。







リスが遊んでいました。

リスはケンジントン宮殿の庭でも沢山見ました。
ロンドン郊外の娘宅の裏庭にも出没します。
あまり人間を恐れません。






公園のベンチに腰をかけ、ぼんやり目の前の繁みを
眺めていると、リスがやって来ました。

赤い実を食べに来ているようです。







この赤い実は、ロンドンではあちこちで見かけますが
名前はわかりません。






公園の南東あたりからは、ビッグ・ベンがくっきり
見えます。







この界隈の観光はひと通り済ましているので
この日は、まだ陽が高いうちに帰路につきました。

ウィンブルドン(テニス博物舘)

2008-05-10 18:34:51 | 英国の旅
センターコートを撮りたかったのですが工事中で見学出来ず。
やむを得ず、すぐ横のテニス博物舘の見学だけで我慢。

因みにこの博物舘は、ウインブルドン出場選手は
いつでも無料で入れるそうです。
残念ながら、私は選手ではないので、しっかり
8.5ポンド取られました。






テニスの歴史が記されていました。

昔は素手で、僧院の庭などでテニスらしきゲームを
やっていたようです。





17世紀頃活躍したプレーヤーの肖像画。
ラケットの面が小さいですね。

こんなラケットを使えば、私などは空振り連発でしょうね。






ブロンズ像や・・・






昔のプレーヤーが使っていた、ラケット等が展示したありました。







これは、ボールの歴史を説明しているコーナーです。

プレーヤーや観客によく見えるようにと、黄色いボールが
導入されたのは、1986年だそうです。






15、30の次が、45でなく何故40なのか?
今だによくわかりません。






昔の女性のテニスウエアが展示してありました。
昔は沢山着込んでテニスをやっていたようです。






昔は4.9Kgも着込んでプレーしていたようです。

4.9Kgとはどれ位の重さか、重りを持ち上げて体感出来る
仕掛けになっています。








イギリスの至宝、ヘンマン選手の写真が飾られていました。
ダイヴィングしつつのショット・・・すごい執念ですね。

ヘンマンはウィンブルドンでも4度、ベスト4まで勝ち上がった
イギリステニス界の英雄ですが、残念乍ら昨年引退しました。

日本では錦織選手の活躍、伊達公子選手の復帰など・・・
テニス人気に火が着きそうで、頼もしい限りです。

因みに、伊達公子選手は1996年のウインブルドンで
準決勝まで進出。残念乍らグラフに破れ決勝進出
までは成りませんでしたが、すごい選手ですね。

ウィンブルドン

2008-05-07 21:24:38 | 英国の旅
テニス好きにとって、ロンドンで絶対に外せない
観光スポットは・・・ウィンブルドン。

日頃お世話になっているテニス仲間からも
「ロンドンに行くんだったら、絶対ウィンブルドンの写真、
沢山撮ってきてね」と頼まれていました。







娘宅からウインブルドンまでは、地下鉄で行けます。

ロンドンの中心部から見ると、南西の方角に位置しています。
写真は、地下鉄ウィンブルドン・パーク駅を降りた所の光景です。

ここから表示の方向に進めば、10分ほどでセンターコートに
着きます。
今はシーズン・オフで誰も歩いていませんが、大会が開催される
6月末には、このあたりは人で埋め尽くされるのでしょうか・・・








センターコート目指して歩いていると、道路沿いに
ゴルフ場が見えてきました。

かなりフラットなコースです。
バンカーは、道路から手の届きそうな所にあります。







フェアウエイの向こうには、教会の尖塔が見えます。

イギリスを感じる、牧歌的なゴルフ場でした。







そうこうしているうちに、コートに着きました。
ファンでごった返すゲート付近も、今は人っ子ひとりいません。







センター・コートに隣接した、テニス博物舘に入りました。
写真は博物舘で買った小冊子の表紙です。

テニスの歴史などが詳しく載っています。






テニス発祥の地イギリスでは、もともと芝生の上で、
こんな風に優雅にやっていたようです。






博物舘には、テニスにまつわるいろんなグッズが展示
されていました。

写真はラケット状の茶こし。
スプーンはもちろん、カップの持ち手もラケット
の形をしています。

博物舘の展示物については、次項でも載せる予定です。







こちらは、私の愛用の本物のラケットです。

リタイア後に始めたテニスですが、今やハマリにハマっています。