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日本郵便(株)北海道支社が札幌で「はじめての絵手紙体験」開催

2016年03月22日 14時29分08秒 | お知らせ
日本郵便㈱北海道支社が札幌で「はじめての絵手紙体験」開催
ちびっ子や保護者、女子高校生ら87人が参加
(公財)通信文化協会北海道地方本部が共催


 日本郵便㈱北海道支社(中江紳悟支社長)主催の「はじめての絵手紙体験」が3月19日、TPK札幌駅カンファレスセンター(北区北7条西9丁目)で開かれ、参加した小学生や幼稚園児と保護者、女子高校生は筆と顔彩で絵手紙描きに挑戦していました。日本絵手紙協会公認講師の箕浦尚美さんが講師となり、札幌北斗高校のペンフレンドクラブ員や生徒会メンバーがアシスタント役を務め、1人1枚の絵手紙を仕上げ、肉親や友人たちに差し出していました。

 この催しは同支社が手紙文化のすそ野拡大を願った初めて企画、手紙文化の向上やPFC(ペンフレンドクラブ)活動の推進に力を入れる通信文化協会北海道地方本部(中田英治本部長)が共催、北海道新聞社が後援して実現しました。呼びかけに札幌市内の子ども30人とお母さんら保護者29人、同高校女子ソフトボール部の部員18人が集まりました。

 講師の箕浦さんはPFCアドバイザーの資格も持ち近年、はがきや手紙の書き方を知らない青少年が増えていることから「はがき表面の書き方」から話を始めました。女子高校生がはがきの料金を間違えると、箕浦さんは「北海道から沖縄まで全国どこへでも52円です。南極の昭和基地にも届きますよ」と語り、参加者の驚きを誘っていました。

 その後、最初に使用する2本の筆や澄み切った色合いが特徴の顔彩(絵の具)などの使い方を説明、実際に直線や渦巻き、名前などを書く練習を行いました。さらに誰に差し出すかを1人ひとりから聞き取り、果物や野菜、紙風船などの題材を選んでもらい「絵手紙のモットーはヘタがいい、ヘタでいいですが、受け取る相手のことを思い、心を込めて一生懸命描くことが大事ですよ」と訴えていました。

 参加者たちが一心に描く中、箕浦さんが助っ人を依頼した日本絵手紙協会公認講師の佐々木伊千代さん、PFCアドバイザーの田畑久美子さんが助言をして回りました。このほか札幌北斗高PFCの相馬沙綾部長ら4人、工藤大暉会長ら生徒会役員6人もお手伝いに汗を流し、PFC顧問の常通かおる教諭もその模様を写真に撮影していました。

 同高女子ソフトボール部は、上武大学(群馬県伊勢崎市)の野球部が集中力アップのため絵手紙を取り入れ、大会で好成績を収めていると聞き、今回の参加を決めたということでした。山口愛可部長は「絵手紙はほとんどのメンバーが初めてですが、独特な筆の持ち方が集中力アップにつながるのでは」と話しながら描いていました。

 出来上がった全員の絵手紙は、ボードに張り出されて箕浦さんが1点1点に寸評を加え、主催者の日本郵便㈱北海道支社からプレゼントされた切手を貼って差し出しました。終わり間際には、日本郵便キャラクターの「ぽすくま」も会場に駆けつけ、一緒に子どもたちと保護者、女子高校生がそれぞれ記念写真を撮って1時間半余りの絵手紙教室を終えました。


 
講師やアシスタントの高校生を紹介する道支社の宮本豊さん(右端)


箕浦講師の説明に真剣な表情で聞き入る参加者たち


独特な筆の持ち方で線の練習を行う参加者たち


アシスタントの女子高生も笑顔でお手伝い


一心に絵手紙を描く札幌北斗高ソフトボール部員たち


出来上がった絵手紙にネーム印を押す参加者たち


描き上げた絵手紙に箕浦講師がワンポイント講評


「ぽすくま」と記念写真に納まる子どもたちと保護者たち


女子ソフトボール部員も笑顔でパチリ