No.012 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」（２０１１年 １４２分 シネスコ）

監督　山崎貴
出演　吉岡秀隆
　　　堤真一
　　　小雪



本日はＭＯＶＩＩＸ八尾での２本だて！
ここＭＯＶＩＩＸ系は平日はメンバー割引で１３００円で見れるから何かと助かってます　
今回は３Ｄでの鑑賞ですが、普通なら２０００円くらいするので結構大きいですね

（あらすじ）

昭和39年、日本中が高度経済成長と東京オリンピックに沸く中、東京・夕日町三丁目はいつものように住民たちが和気あいあいと暮らしていた。
小説家の茶川（吉岡秀隆）は間もなく新しい家族を迎えようとしており、鈴木オートの則文（堤真一）も事業を軌道に乗せ、三丁目中が活気にあふれていた。
しかし、そんな中転機を迎える人もいて……



シリーズ第三弾となるこの映画ですが、今回は流行りの３Ｄ映画としての公開
でも昭和30年代の東京の町並みをＣＧで再現されてるのが売りの一つとはいえ、このドラマ主体の人情劇を３Ｄとして公開してもあまり意味がないように思ってたけど、オープニングでビックリ!
まさにこれぞ３Ｄと言うのを体感させてくれます(ま～３Ｄ効果はそれぐらいで後は２Ｄでも充分ですが)

いつのまにか淳之介と一平がすっかり大きくなったのが年月を感じさせますね
とくに一平がちょい生意気になってて笑ろた・・・
東京オリンピックで沸く下町が舞台ですが、相変わらず中の悪い吉岡秀隆扮する茶川竜之介と堤真一扮する鈴木則文がＴＶを巡って白黒とカラ―でいがみ合うシーンの大人げなさや茶川と淳之介との親子のような不器用な関係など前作からのパターンとして描かれるが、今回はスト―リーの中心は堀北真希扮する六子と新加入？の森山未來扮する孝太郎医師との恋愛エピソードと茶川と淳之介の決別のエピソード



六子を嫁に出す鈴木家だが実際は雇い主と従業員の関係・・・実の親子ではないのだが、親子同様のような関係に見えてくるし、また茶川に取って淳之介は赤の他人・・・それでも実の息子のように可愛がり、そして心を鬼にして一芝居を打ってでも淳之介の夢をかなえるためにあえて決別する
親子ではないのに実の親子同様の関係の２組の家族がそれぞれの送り出し方で送る姿は対照的です

昭和３０年代のアナログだった時代、現代のようなデジタル化され、人の心が無くても何もかも回って行ける時代から見れば、すべてのモノに人の温もりや気持ちが伝わっていた時代を改めて懐かしく思い、今こういう時代の気持ちをもう一度持たなければ行けないのではないか？そんな事を感じさせる作品だった



★★★★　２０１２．２．９(木)　ＭＯＶＩＸ八尾　シアター１１　１８：００　Ｊ－６

「アルマゲドン２０１２」

“未公開映画十番勝負“シーズン８　第５弾


惑星がその軌道を変え、驚異的なスピードで近づいてきている
やがてその軌道は地球へ到達することが判明！
その衝撃により、地球付近に巨大なブラックホールが誕生していた・・・

まさに地球がこのブラックホールに飲み込まれるまで数日という非常事態に
その分野の天才的研究者が集められるが、これがオタクとビッチな姉チャン！
意外なキャラ設定が案外面白いね～
特にこの姉チャンが口の悪い上にやたらヘビースモーカーで時々オタク青年と言い合いになったりする
ロシアと中国が核ミサイルで地球の軌道を変えようとするが敢え無く失敗し、事態を悪化させる！
この作戦にアメリカが敢えて乗らない展開が現実の政治でありそうな感じ・・・しかも失敗しよるしね

市長とその家族、そして息子の彼女やその元カレが絡んだりする人間ドラマが展開するけど、肝心のパニックシーンはあまりなく
その意味では肩透かし！
市長の家族の中で自閉症の青年が登場するが、障害はあるけど実は天才という設定が何となくオチを想像させる

まったく手詰まりの当局にもはや地球滅亡も仕方なし・・・そんな時に自閉症の青年がいよいよ出番となり想像通りの展開になっていく！
でも最後にこの手の映画では珍しいどんでん返しのようなオチが待っていた！
なるほど一応前フリはしてたんやね



★★★

No.011 「ロボジー」（２０１１年 １１１分 ビスタ）

監督　矢口史靖
出演　濱田岳
　　　五十嵐信次郎
　　　吉高由里子



地元アポロシネマ８のレイトに来ました
ここのレイトショー来るのは久しぶりですが、なんか寂しいですね
以前はも少しレイトショーでも人が多かったはずですが・・・
まぁレイトの作品が少ない事もありますがね～
すぐ横のあべのキューズモールの二期工事もそろそろ完了し、またまた人の流れが増えるでしょうから、さらに活性化してほしいもんです

（あらすじ）

弱小家電メーカー、木村電器に勤務する小林、太田、長井の3人は間近に迫るロボット博での企業広告を目的に、二足歩行のロボット開発に奔走していた。
しかし、発表直前の1週間前にロボットが大破してしまう。
慌てた3人はとっさの判断で、一人暮らしの頑固老人・鈴木（五十嵐信次郎）をロボットの中に入れて出場したところ、鈴木の奇妙な動きが絶賛され……



この監督の作品 『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などどれも見てますが、いつも楽しいですね
毎回着想の面白さ、まったく違ったネタで勝負してくる所が良いですね
どれもこれも誰が見ても楽しめる作品は一見ＴＶサイズで充分かも知れないが、それがかえって分かりやすさとなっていると思います

今回は昨今話題に上るロボット業界をネタにした話
この最新テクノロジーに生身の人間を中に入れるという、アナログな気ぐるみ感覚との融合はよく考えましたね
しかも中に入るのが老人というの正反対な面白さですね
それに関わる３人の開発者や吉高由里子扮するオタク系の人々がまたこの映画を面白くしています
ただ私は『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』比べると少し落ちるかな～という気がします(期待値が大きすぎたかも？)
しかし話の持って行き方やオチの付け方などはさすが上手いです



五十嵐信次郎がミッキーカ―チスとは最近まで知りませんでした
なかなかいい味出してますね～
エンドロールでは歌まで披露してくれてます(この人歌手なんですがあまり歌って聞いたことない)



★★★　２０１２．２．４（土）アポロシネマ８　スクリーン８　２０：５０　Ｇ－３

No.010 「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」（２０１１年 １０９分 シネスコ）

監督　リー・タマホリ
出演　ドミニク・クーパー
　　　リュディヴィーヌ・サニエ
　　　ラード・ラウィ



先ほどの映画の後またもやスクリーン移動です
終わると同時に次のスクリーンでは予告が始まるので１０分ほどでチケットを買いにカウンターに行き、ついでにトイレも済まさないと行けないのです！
ＴＯＨＯシネマズなんば別館の本日三つ目のスクリーンで見るのはかねてから期待していた作品「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」です

（あらすじ）

家族思いの青年ラティフ（ドミニク・クーパー）は、ある日サダム・フセイン大統領の息子ウダイ（ドミニク・クーパー）に呼び出され、影武者になるよう命じられる。
同級生だった高校時代から2人は似ていると評判で、一度は断るラティフだったが、家族の命と引き換えに強制的に影武者を引き受けることに。
理不尽な運命に必死で耐えるラティフは、いつしかウダイの情婦サラブ（リュディヴィーヌ・サニエ）と心を通わせていく。



予想通り面白い映画でした
何よりもドミニク・クーパーの熱演は凄まじいくらいの迫力でしたね～
サダム・フセイン大統領の息子ウダイとその影武者である青年ラティフの２役は見事でした
同じ顔だけど中身が違うこの２人の正反対のキャラを微妙な言葉づかいと振る舞いで演じ分ける・・・凄い役者さんですね
またフセイン大統領も出てくるけど・・・まぁ似てると言えば似てるけどね

ウダイというトンデモナイ男の影武者をする羽目になった青年のドラマですが、稀代の暴君の前にひれ伏すのかと思えば、言いたい事は言うしケンカもする気骨のある男なんですね
ある種対等ぐらいに思ってる肝の据わった姿はこの映画の力強さとなってると思います
そんなラティフに対して傲慢な振る舞いしながらも、でも彼にある種一目置く・・・と言うより頼ってしまうウダイの姿に非道な姿の中に弱みのようなもの感じさす
そんな微妙な２人の男の変化を見事に演じたドミニク・クーパーは圧巻です



ウダイの姿の向こうに独裁国家の怖さや非道なまでの人間の扱いの残虐さがスクリーンから伝わってきました
実話が原作の映画ですが、実際この映画に描かれてるのが全て事実かどうかは私はわからないけど、映画から感じてく力強さはフィクション以上にインパクトがあり、なかなかの力作となってると思った
一つ無理な注文を言えば全てアラビア語だったらもっと怖いくらい凄かっただろうね・・・



★★★★　２０１２．２．２(木)　ＴＯＨＯシネマズなんば　別館シアター１２　２０：４５　Ｉ－１０

No.009 「J・エドガー」 （２０１１年 １３７分 シネスコ）

監督　クリント・イーストウッド
出演　レオナルド・ディカプリオ
　　　ナオミ・ワッツ
　　　アーミー・ハマー
　　

引き続きすぐさまスクリーンを移動しての鑑賞
チケット切ってもらうのに一旦ロビーに行きすぐまた引き返す・・・今度のスクリーンは先程のスクリーンのすぐ前なのにめんどくさいな～
先程より観客の入りは少ないですね　

（あらすじ）

1924年にFBI初代長官に任命されたジョン・エドガー・フーバー（レオナルド・ディカプリオ）は、歴代の大統領に仕え、数々の戦争をくぐり抜け、半世紀にわたって法の番人としてアメリカをコントロールしてきた。
しかし、フーバーには絶対に人に知られてはならない秘密があった……



ジョン・エドガー・フーパーさんは名前だけは聞いた事はあるし ＦＢＩ初代長官って事も知ってました
でもこんな人だったんですね ヘェ～とまるで懐かしい番組「知ってるつもり」を見てるような感じでした
同性愛者と言うのも知らなかったので途中この展開はなんなんだ！？と思ってしまいました

レオナルド・ディカプリオが若い頃とハゲ面の晩年とを演じ分けていて中々の熱演でしたが、相変わらずアカデミー賞には嫌われてるんかして縁がないですね ～他の役者なら候補に上ったでしょうね
時系列が飛びまくる展開は変化があって面白いけど私はちょっとややこしく混乱しましたね
リンドバーグ誘拐事件やウォーターゲートなどの実際の事件が出てきて 事件の舞台裏を見てるようで面白いです



そんな事件の裏で屈折した人格を隠しアメリカの正義のために職務をまっとうする姿をクリント・イーストウッドじっくりと描く。
そしてジョン・エドガー・フーバーという一人の男を単にアメリカンヒーローのように描くのでなく、人間としての弱い部分も
あますところなく非情なまでに見せてくれる
そこに居るのはFBI初代長官、大統領が恐れた男と言われるような強い男でな、く一人の寂しくも弱い人間としての姿がある
それがこの作品の非凡な味わいとなっていると思った



★★★　２０１２．２．２(木)　ＴＯＨＯシネマズなんば　別館シアター１０　１８：１５　Ｄ－１７

「アルマゲドン2011」

“未公開映画十番勝負“シーズン８　第4弾



今回は世紀の天体ショーである流星群を見ようとサンフランシスコ中が早朝から熱気に包まれる中、その流星が何と地表に落ちてくるという驚愕の事態に大騒動！
しかも時間差を置いての波状攻撃にサンフランシスコは壊滅寸前！
天文学者の妻とその夫である災害担当部局が主人公で、この２人に子供たちやＴＶレポーターなどが絡んでドラマが進行していきます

妻は軍の施設で対応に追われ、夫は市民を避難させる事に職務として責任を果たそうとする・・・が、自分の子供たちや身内がピンチになった時、職務をほっぽりかしてそちらを優先させてしまうのはいかがなもの・・・？
やたら私用に走る主人公だわい

更に今度は強大な小惑星が地球に衝突するという・・・
当然ここで人類最後の希望である核兵器の登場！
またしても核兵器を打ち込んで惑星の軌道を変えて人類が救われる！
しかし他に解決ネタないのかね・・・


★

「アルマゲドン２０１０」

“未公開映画十番勝負“シーズン８　第3弾


順番からいけば２００９なんですが、すでに過去に見てるために飛ばします
シーズン３を参照してください

彗星がまたまた地球に接近！
いきなり緊迫した場面からスタートするも核ミサイルで彗星を木端微塵にしたのは良いが、その破片が地球に散らばって隕石となり落下して、かえって大惨事になる・・・って前作ではやってはいけないと言う事を愚かにもやらかしてしまってるではないか！
落下した隕石の影響で水質汚染が起こり、人々がどんどん死んでいく！

隕石が雨のように降り注いでくるシーンが時々出てくるが、それ以外は主人公が感染して隔離された妻子を探しまわる話が大筋です
あまりパニックシーンやＳＦチックな展開を期待すると失敗します(現に失敗した！)
だんだんこのシリーズ地味になってきたぞ・・・



★

No.008 「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」（２０１１年 １０１分 シネスコ）

監督　オリヴァー・パーカー
出演　ローワン・アトキンソン
　　　ジリアン・アンダーソン
　　　ドミニク・ウェスト
　　



今年初の三本立てはなんばＴＯＨＯシネマズ別館にてはしごです
３スクリーンある全てのスクリーンを渡り歩くんですが、その一本目の「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」上映してるスクリーンに入ると意外にも後方のスタンド席は満杯に近い状態でビックリ！
まさかこの映画にこんなに集まってるとは・・・今更ローワン・アトキンソンでもないやろにとガラガラを予想してたんですがね～特に若い人が多いのも印象的です

（あらすじ）

かつて祖国の危機を救い諜報（ちょうほう）機関MI:7のエースとなるも、ある任務で自信を失ったジョニー・イングリッシュ（ローワン・アトキンソン）はチベットの僧院に引きこもっていた。
そんな折、英中首脳会談を控えた中国首相を暗殺する動きがあることから、彼に情報収集と暗殺阻止の命令が下る。
イングリッシュは新たな任務に張り切るが、思いもよらぬ陰謀が待ち受けていた……



とにかく最初からラストまで場内は爆笑につぐ爆笑でした！
それだけでも★１個追加？もんです
久しぶりにこんなに場内が沸いた映画を見た感じ・・・相変わらずのベタなギャグが連続やのにね
こういうのが若い人に最近は受けるのかな～
どこの誰かは分からないけどイビキをかいて寝てる人が居たけど、そのイビキでさえ場内ウケてました・・・

００７風の雰囲気を持ったスパイアクションコメディで、これがシリーズ第２弾！
第１弾の記憶がイマイチないんですが、たしかに劇場で見たことになってます・・・でも覚えてない
でも今回はベタなネタのオンパレードで外すかな～と思ってたら意外と予想以上に面白かったですね
Ｍｒビーン完全復活か!?そんな事を思わせるローワン・アトキンソンの活躍ぶり



アクションも適度にこなし、いつものトボケた感じにどことなく逞しさを弱冠感じさせる
単にバカをやってるだけでなく締めるとこはそれなりに締めるとこが、時代遅れのベタなネタをしながらも結構支持を得られてるんではないかな？
この辺がスベりにスベりまくったスティーブン・マーチン版「ピンクパンサー」シリーズとの違いでしょうね
まだまだこのシリーズイケそう・・・
ちなみにエンドロールにおまけありますので席を立たないように・・・私見てた回でも結構見てない人多かったぞ



★★★★　２０１２．２．２(木)　ＴＯＨＯシネマズなんば　別館　シアター１１　１６：２０　Ｇ－１６

「アルマゲドン２００８」

“未公開映画十番勝負“シーズン８　第2弾



隕石の破片が地球に衝突！
海に落ちたため２０メートル以上の津波が発生してアイルランドが壊滅！
でもこれだけでは終わらなった・・・
１年後この隕石の大元である彗星が地球と衝突するという！それもアメリカのどこかに・・・

パニックシーンはオープニングぐらいしか無く、後はＮＥＯと呼ばれるＮＡＳＡの組織の研究員たちがいかにしてこの危機を乗り切るかといった展開になっていく
研究員同士意見が分かれて対立したり、政府とのやりとり等人間ドラマが中心
お約束の核兵器で彗星の進路を変える案も当然出てくるが、今回はそれをやると彗星が砕けて世界中に散らばって落下して地球壊滅の危機に陥るとういう

残された手段が何もせずアメリカだけ犠牲になって世界を救うという仰天なプラン！
アメリカ映画には珍しい展開の映画。
ツマラナイ事はなかったが、でもタイトルの割には地味な映画でさりげなく肩透かしな作品



★★