MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.014 「はやぶさ 遥かなる帰還」(2012年 136分 シネスコ)

2012-02-17 22:10:17 | 2012年劇場鑑賞
監督 瀧本智行
出演 渡辺謙
   江口洋介
   夏川結衣



はやぶさ3社共同製作の第二弾です
関西では渡辺謙さんが関西弁丸出しのPRを展開してました(阪神タイガース評も併せて語る(笑))晴れての劇場公開早々見てまいりました
その割には年配者中心にガラガラでしたがね ~来月は藤原竜也版も3Dで公開
はやぶさでどれだけ興収を得るでしょうかね~

(あらすじ)

2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所。
小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。
緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口教授(渡辺謙)は、さまざまな思いを巡らせながら、これからスタートする壮大なプロジェクトに対し、決意を新たにしていた。
そして2005年、小惑星「イトカワ」の姿をとらえたはやぶさはタッチ・ダウンに成功するも、化学エンジンの不良、姿勢制御が不能に陥るなどのトラブルに見舞われてしまう・・・



この作品は昨年公開された「はやぶさ/HAYABUSA」よりは、はやぶさのサンプルリターンを中心に描かれた作品
「はやぶさ/HAYABUSA」ははやぶさ計画のシーンからスタートするけど、こちらは早々にはやぶさ打ち上げから始まります
その分はやぶさに起こる様々なトラブルから奇跡の帰還までをそれに携わる人々のドラマを中心に描かれた感じです
NHKの「プロジェクトX」的な実写ドラマ見たいで、やや実話の中にファンタジックな要素が入った「はやぶさ/HAYABUSA」よりシリアスな作りと言えるかもしれません

渡辺謙は山口教授役に相当なりきっていたのではないでしょうか?
それはいつもの渡辺謙とは違った演技にも感じられる
プロジェクトチームの責任者として、指揮をする姿は一見は非情にも見える時があるほど、妥協なくプロジェクトメンバーに指示を与える。
でも数々のトラブルが見舞われる度に彼の人間味ある姿がだんだんと映し出せてくる・・・そんな部分を渡辺謙が見事に演じてた
と思います



色々な部門のスタッフが苦労しながらも最後まで諦めない姿は日本人として頼もしいし、日本の技術力も捨てたものではないと思わせてくれる
時折、はやぶさのカメラが眼のような描き方をされるが、まさにはやぶさが日本人を代表して宇宙に挑んでるかのようですね
通信が回復した時や帰還したシーンなんかはアメリカ映画ならみんな大歓声でガッツポーズが乱れ飛びそうだが、この作品は決して過剰に派手でなく、小さくガッツポーズが出るような感じの日本的な姿がいいね



★★★★ 2012.2.16(木) なんばパークスシネマ シアター10 17:20 E-15