言わずと知れたタランティーノ監督のデビュー作
これはビデオでしか見た事無いので、劇場スクリーンで初鑑賞
きっとそんな人が多いのかして、場内は結構盛況です
銀行強盗に入った犯行グループが、待ち受けた警官隊から逃げ出して、待ち合わせ場所に…
集まって誰が裏切り者か疑心暗鬼になるのを会話劇で見せる
まさにタランティーノ監督の原点と言うべき作品
冒頭のファミレスでのマドンナの曲に付いて盛り上がるたわいの無い会話劇からして有名ですが、それぞれの個性のぶつかり合いをテーブルの周りをカメラが回りながら描いていく
犯行後も集合場所の倉庫であーだこーだと会話が中心に描かれて、私はこの辺でちょっとウトっとした(笑)
サイコなマイケルマドセン演じるブロンドがラジオの曲に乗って、人質にした警官の片耳を削ぎ落とすシーン辺りからドラマが一気に加速する
裏切り者の正体、そして壮絶なラストと見応えあるシーンが終盤続く
この映画を最初に見た時はまさに人を選ぶ映画だと思いましたが、まさに今見てもそう思います
しかしタランティーノ監督の作品が後に数々作られましたが、まさにその根幹となる部分を見た作品でもありました
また何より絶妙な音楽の使い方がたまりませんね
印象的なのはマイケル・マドセンが踊りながら警官の耳を切るときにかかる「スタック・イン・ザ・ミドル・ウィズ・ユー 」、そしてオープニングに強盗に向かう為にレストランの駐車場を並んで歩く時に流れる「リトル・グリーン・バッグ」
並んで歩く曲と言えばこれか、Gメン75のテーマて感じです(笑)
★★★★ 2024.1.13(土) なんばパークスシネマ シアター5 20:40 J-3