監督 ジェームス・ワン
出演 ヴェラ・ファーミガ
パトリック・ウィルソン
ホラー映画で最近一番活躍してる監督がこのジェームス・ワンですね
しかしこの人の「インシディアス」シリーズを見て感じたのはやたら必要以上に音でビビらす演出が多い事…
しかし「死霊館」の続編になるこの作品は正統なオカルト作品の雰囲気を感じさせてくれた前作以上に70年代のオカルト作品を思わせる良質なオカルト映画になっていました
冒頭にアミティビル事件のシーンが出てきますが、あの「悪魔の棲む家」の題材になった心霊事件ですね
なかなかホラーファンをくすぐります
実際の心霊事件を題材にしてる点でも共通してますね
心霊現象は大抵当事者の前では起こるが、他人前では何も起こらず、なかなか信用されないのがパターンだが、この作品はとにかく誰の前でも椅子が動いたりしてしまう心霊現象が頻発!
またたくまに世間の評判になってしまうと言う展開は実際に沿ってるようですね
悪霊に憑依されたジャネット役のマディソン・ウルフの悪霊に取り憑かれた時の芝居はまるで「エクソシスト」のリンダ・ブレアも真っ青な怪演を見せてくれます
必要以上の音響で驚かせたりせず、オカルト現象を視覚的にオーソドックスに見せて怖がらせる演出は好感です
また時折でる白塗りの幽霊にもゾ〜!
ポルターガイスト現象や悪霊に憑依されたりと
70年代オカルト映画を見て育った者としては嬉しい作品です
エンドロールの実際に録音された悪霊の声も聴きどころ…
因みに場内は若い男女が多かったが上映中に恐怖におののく反応があったり、終わった後に皆さま一様に「怖かったー」などの声がチラホラ聞こえてきたりして、久々に盛り上がった上映でした
★★★★ 2016.7.29(金) なんばパークス シアター8 20:20 J-5