ウォーターゲート事件を扱ったノンフィクション小説の映画化作品
ロバート・レッドフォードとダスティ・ホフマンの二大スターがこの一大スキャンダルを追う新聞記者を熱演します
実際の事件の映画化で余分な描写を一切省いて、事件を追う2人の新聞記者に焦点を当ててるので展開がとにかくスピーディーで息詰まる迫真のドラマが展開される
脇を固めるジャック・ウォーデンやマーティン・バルサム、ジェイソン・ロバーツらが演じる新聞社の上司たちの渋い存在感も見事で、この映画に重みを与えている
締め切り寸前に編集主幹がエレベーター越しに掲載を指示するシーンは秒単位の現場の緊迫感を表してる名シーンで好きですね
映画としてはほろ苦い終わり方のような感じですが、しかし現実的にこの新聞記者たちの行動が大統領の一大スキャンダルを暴く決め手になったのは事実なのです
その辺はスーパーでサラッと流されるだけってのもかえって彼らの行動が後に評価された感が良く出てます
ニクソン大統領の就任式と新聞社でタイプを打つ2人の姿の対比がとても印象深く残ります