MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.015 「マーサ、あるいはマーシー・メイ」(2011年 102分 シネスコ)

2013-03-11 00:26:47 | 2013年劇場鑑賞
監督 ショーン・ダーキン
出演 エリザベス・オルセン
   マリア・ディッツィア
   クリストファー・アボット



本来この日は2本見に行くつもりだったが時間の計算ミスで、1本しか見れなかった
痛いな~このミスは・・・ちなみにもう一本は今話題のデンゼル主演の「フライト」・・・ではなくフライトはフライトでもタイのホラー映画「ゴーストフライト」でした・・・ま、どうでもいいっちゃぁどうでも良いけど・・・

(あらすじ)

森の中を追跡してくる男たちをかわし、カルト教団のコミューンから脱出した20歳の女性マーサ(エリザベス・オルセン)。
唯一の家族である姉のもとを訪ねる彼女だったが、姉夫婦は何も尋ねずに受け入れてくれる。
美しい湖のほとりに建つ屋敷で姉夫婦と暮らし始め、安らぎを感じるようになっていくマーサ。
だが、徐々にマーシー・メイという名前で呼ばれていたコミューンでの異様な日々の記憶がフラッシュバックしてくる。
やがて彼女は、妄想と現実、過去と現在、さらには自分がマーサとマーシー・メイのどちらなのか判別できなくなる。



一年くらい前にお笑い女芸人オセロの中島知子の洗脳騒動が芸能ニュースを賑わしたけど、この映画もカルトな団体の中で共同生活していた主人公のマーサが脱出して姉夫婦の元に身を寄せるが、何かあるごとに共同生活の悪夢の出来事(今となっては)が脳裏に蘇る

マーサの過去の記憶が結果的に姉夫婦たちとの生活を徐々に破綻させて行く事になって行く様をサスペンスタッチに描かれて行く
だか洗脳から逃れて普通の生活に復帰するような簡単にメデタシで終わらないドラマで、一度そんな生活に入ってしまうとなかなか脱却出来ない怖さを見せでくれる
ラストでもそんな恐怖を感じさせてくれる
それだけに映画全体に重い雰囲気に包まれている



孤独感からそんなコミニティーに入ってしまったマーサは一時期の安らぎを感じるが、こう言うカルト集団やカルトな新興宗教団体は弱った人間の心につけ込んで行くようだ、怖いのは弱った精神状態から全てを信じ、それ以外のもの無に思ってしまう事だ
そんな団体は日本以上にアメリカには沢山あるんだろうね
有名ならマンソンファミリーのようなカルトがいなかの山間部あたりなまだ居てるんでしょうね

主演のエリザベス・オルセンが新人ながら、そんな洗脳地獄から逃れてきたマーサを好演
何かに怯えたような演技はなかなかこの役にハマってました



★★★ 2013.3.7(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 19:00