MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.014 「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012年 158分 シネスコ)

2013-03-05 21:42:49 | 2013年劇場鑑賞
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ジェシカ・チャステイン
   ジェイソン・クラーク
   ジョエル・エドガートン



なんばTOHOシネマズに居残って続けて見たのが、かねてから期待していたこの作品
アカデミー賞にノミネートされるなど何かと話題の多い映画
しかも監督が「ハ―トロッカー」の女性監督キャスリン・ビグロー!
女性ながら骨太な作品を撮る監督さんだけど、しかしこういうテーマが好きな人ですね~

(あらすじ)

ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。
そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。
しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。
そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。
それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。
ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……



冒頭に9.11の同時多発テロの標的となったワールドトレードセンターの中に居た人たちの通話記録が流される
全てこの時から始まったんだな~と暗転のスクリーンの中思わされる
画面はそこからCIAによる事件に関与したと思われる捕虜を激しく拷問するシーンと繋がれていく・・・目には目を・・・と言った感じに映るんですが、ここからある意味執念のようなアメリカの復讐劇のような映画になっていく

実録ものではあるので全体的にドキュメンタリータッチに描かれていて、時には臨場感たっぷりに見応えのある映像を見せてくれます
CIAアナリストのマヤを中心に9.11以降の10年間をスクリーンの中で2時間半に集約されて描かれる
ロンドンのバス爆破やチャップマン基地の自爆テロなど時系列で描かれ、少しづつビンラディンを追いつめていく様子がドキュメンタリー風ながらサスペンスタッチに見せてくれるので映画としては面白いです
特にアブ・アフメドの車を特定する追跡シーンは地味ながら見せ場の一つ



しかしクライマックスのビンラディンの潜伏場所の襲撃シーンと暗殺シーンは映画としては実に見づらい暗い映像と呆気ない暗殺の瞬間はかえってリアリティがあった
でも158分の上映時間は力作だけに見ていて疲れたのも事実でした



★★★★ 2013.2.28 TOHOシネマズなんば 本館スクリーン4 20:40 D-14