MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.056 「ザ・ウォーカー」 (2010年 118分 シネスコ)

2010-07-05 00:30:04 | 2010年劇場鑑賞
監督 アレン・ヒューズ
出演 デンゼル・ワシントン
   ゲイリー・オールドマン
   ミラ・クニス


「アイアンマン2」を鑑賞後告白を見ようとしたらなんと売り切れ! あれま~これは油断でしたね
チケットカウンターは先程よりうって変わって長蛇の行列です
代案として仕方なく布施ラインシネマに移動して急遽来週見る予定だった「ザ・ウォーカー」を見る事にしました
大阪市内から東大阪へ移動と言う強行軍です。
これから移動時間含めてピッタリ時間合うのがこの作品なのです。

(あらすじ)

世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ(デンゼル・ワシントン)。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。
そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が現れ……



まず色調を抑えた画面が終末感をかもしだします
いかにも核戦争で街がおかしくなった・・・て感じが出てますね。
そこに寡黙な一人の旅人が登場。
悪党たちをを一撃でなぎ倒し、辿り着いた街は独裁者が牛耳る無法の街・・・しびれるぐらいのマカロニウェスタンテイストな始まりがとても好みです。

ミステリアスな展開と時折見せるイーライの必殺技・・・早撃ちのガンマンのごとく、あるいは居合いの達人のように切れ味するどいアクションを見せれば見せるほど、この男は何者?何のために本を運ぶのか?と疑問が浮かんできます。
まぁ、正直本の秘密は容易に想像が着くけど、その後の展開が見どころです。
伏線やヒントが後で思い返しては色々と気づくけど、まさかそんな映画とはね~
これもネタバレしそうだからあまり書けないでおきます~



人類が滅びて一部残った人間たちの道しるべになっていくもの・・・これは国や宗教観によって考え方は違うだろうけど、自らの手で滅ぼしてしまったものを、再び自らの手で復活させるには、やはり何か信じるものが必要になるのでしょうね。
信じる者が無く悪行の限りを尽くす無法者らがたむろする元映画館の酒場の雰囲気がとても舞台としては良い感じですね

主人公2人を演じるデンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンが素晴らしいですね。
デンゼル・ワシントンの寡黙な中に秘めた強い使命感とただならぬ殺気を併せ持った旅人はまさに不死身のジャンゴ!
そして久々に憎々しい悪役を演じたゲイリー・オールドマン・・・この人はやはり悪役が似合いますね~って言うより上手いです!



★★★★ 2010.7.1(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ1 20:00 L-8