MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.045 「王妃の紋章」(2006年 中国 114分 シネスコ)

2008-05-19 00:13:36 | 2008年劇場鑑賞
監督 チャン・イーモウ
出演 チョウ・ユンファ
    コン・リー
    ジェイ・チョウ



さてこの日の二本目は当初の予定は「最高の人生の見つけ方」だったけど、夕方以降の上映がないので、仕方なく予定変更・・・と言う訳で急遽時間がピッタリの中国映画「王妃の紋章」にしました。
「ミスト」のスクリーンから出てその足でチケットカウンターにてチケット買い「王妃の紋章」のスクリーンへ・・・観客二名・・・まぁ上映が始まって随分たちますから仕方ないけどね~
この映画は見れたら見たいと思ってたけど、このままではスルーしてまうところでしたが、思わぬことで鑑賞となりました。



(あらすじ)

10世紀、唐時代の中国。美貌の王妃(コン・リー)は継子である皇太子(リィウ・イエ)と不倫関係にあった。
王(チョウ・ユンファ)はそれを知りながらも“重陽節”を祝うため、第二王子ジェイ(ジェイ・チョウ)を伴い王宮に帰還する。
だが盛大に儀式が執り行われる最中、数千に及ぶ黄金の甲冑姿の兵士たちが城内に姿を現し……

こういう中国映画を見るといつも思うのが絢爛豪華なセットと衣装です。
特に今回の映画は凄まじいまでのドロドロとした人間ドラマとは裏腹に視覚的に煌びやかで派手な印象です。
もう目がチカチカしてしゃあないですわ~



勿論、見た目の豪華さでなくチョウ・ユンファやコン・リーと言った俳優たちの芝居も鬼気迫る迫力でスクリーンを締めてくれます。
特に王を演じるチョウ・ユンファはハリウッド映画で出演が多く、そんな世界規模な仕事ぶりが貫禄となって画面から伝わってきました。(相変わらず全日本プロレス社長の武藤敬司そっくりやね~)
そしてコン・リーの鬼気迫る王妃・・・素人目で見てもこの人の芝居の上手さは相当なものと思ってしまいます。
この実力派2人が出てるんだから当然豪華なセットもピッタリとドラマにはまり、見事な王宮の愛憎劇の世界に我々連れて行ってくれます。

そして意外だったのがアクションシーンが結構多いことでした。
単に固いドラマだけで終わらず、ワイヤーアクションを使った空中戦や数万人が居ようかと思える甲冑に身にまとった兵士たちの大バトルなどスピーディなアクションやスペクタルシーンが随所に見られ、作品として重い愛憎劇のドラマだけに終始するのでなく娯楽性が盛り込まれた映画ですね。
でも少々話が入り組んでいて、見てて疲れたのも事実ですがね・・・



☆☆☆☆ 2008.5.15(木) MOVIX堺 シアター10 18:30 L-1