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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.070 「荒野の用心棒」 (1964年 100分 シネスコ)

2011-10-04 00:46:48 | 2011年劇場鑑賞
監督 セルジオ・レオーネ
出演 クリント・イーストウッド
   ジャン・マリア・ヴォロンテ
   マリアンネ・コッホ



午前10時の映画祭の夜興行でクリント・イーストウッドの往年の名作「荒野の用心棒」を見てきました
小学生の時テレビ洋画劇場でこの作品を初めて見た時、子供ながらに衝撃を受けました
なんと言っても拳銃の引き金を引いたまま劇鉄を手の平で叩いて連続発砲すると言う西部劇の撃ち方を初めて見たのがこの映画でした(更に衝撃だった「続 荒野の用心棒」の十字架撃ちを見るのはこの後だった)

(あらすじ)

ニューメキシコ州のとある街に凄腕のガンマン・ジョー(C・イーストウッド)がやってくる。
そこはふたつの勢力が日夜無法を働く荒んだ所だった。
ジョーはロホ兄弟が率いる勢力に身を寄せ、ふたつの勢力を対立させることで始末しようと決心する。
だが、その企みがロホ兄弟に知られ、ジョーは重傷を負ってしまう。
なんとかロホ家を抜け出したジョーは、棺桶屋の主人の助けを得て、ふたたびロホ兄弟に立ち向かう。



オープニングのタイトルバックにかぶるエンニオ・モリコーネ作曲のテーマ曲「さすらいの口笛」が流れただけでもうワクワクしします
以後劇中この曲をアレンジしたサウンドトラックがいろんなシーンで効果的に使われます
それがとにかくあざといくらいにイチイチカッコ良い!
この映画DVDも持ってるけど、やはりスクリーンで見るのは格別ですね
ニュープリントとはいえ多少画面が粗いけど、それがかえって昭和の映画館の雰囲気が出て良しとしましょう



当時無名だったクリント・イーストウッドがこの映画以降スターダムにのし上がって行くんですが、後の西部劇の彼のスタイルはこの映画で確立されてますね~同じ主人公と違うか?と思ってしまうほど(笑)
寡黙なガンマンの雰囲気は、どことなくこの作品の元ネタである黒沢明監督の「用心棒」での三船敏郎演じた役とはやや違いを感じる
三船敏郎の演じたキャラも寡黙なサムライだけど、どことなくそんな中にユーモラスな部分があったけど、この作品のクリント・イーストウッドはどちらかと言うとストイックで陰の部分が多い
それがこの映画にオリジナルとはまた違ったある種の緊張感を感じられる要因ではないでしょうか

今の時代から見てもやはりカッコイイし、そのヒーロー像は大人になって見ても幼少の頃と変わらぬ憧れを感じてしまう
でも字幕版で見てもどうしても山田康雄さんの声が聞こえてきそうだった・・・



★★★★★ 2011.10.1(土) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 22:45 B-2







   

No.069 「フレンチ・コネクション」 (1971年 ビスタ 104分)

2011-09-29 23:41:55 | 2011年劇場鑑賞
監督 ウィリアム・フリードキン
出演 ジーン・ハックマン
   ロイ・シャイダー
   フェルナンド・レイ



午前10時の映画祭からの鑑賞 
珍しい朝と夕方とレイトショーの3回の上映です 
久しぶりにこの映画見ました~テレビでも見たしDVDも持ってるけどスクリーンは初です
今は亡き小池朝雄さんの吹き替えが懐かしいね~
「ダーティハリー」「ブリット」と並んで刑事アクションの代表作です

(あらすじ)

マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬取引のルート(通称“フレンチ・コネクション”)を背景に、“ポパイ”ことドイル刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす姿を描く。



この映画と言えば有名な電車で逃げる犯人を車で電車が走ってる高架の下を車で逆走しながら追跡カーチェイスシーンですが、でも他にも見所満載の刑事ムービーの傑作
ウィリアムフリードキン監督が描くオールロケーションによるドキュメンタリータッチの映像は実にリアリティがあっていいですね
70年代のニューヨークの街が部分的に切り取るられてかのようです
音楽も控え目でこの映画のサウンドトラックはニューヨークの街の雑踏と行っていいでしょう

そんなリアリズムの中展開されるポパイ刑事の執念深い捜査でフランスの麻薬王を追い詰めてる様子を104分の間息つく間もなく見せてくれます
オープニングから犯人を追いかけて走る、走る!カメラも一緒に走って行くから、我々観客も一緒に犯人を追いかけてるような錯覚に陥る。
手ぶれの画面が余計に臨場感ある動きを演出してくれます
また地下鉄ホームの尾行シーンのポパイ刑事とシャルニエの丁々発止の駆け引きはいつ見てもオモロイね
まんまんとポパイを巻いて地下鉄の車内でサヨナラするシャルニエのとぼけた表情と悔しがるポパイが対象的で、しかも地下鉄がホームから離れていくのを後部車掌室の窓から撮ったカメラアングルが秀逸!
まさにポパイから犯人が逃げて離れて行くのを象徴してます



そのポパイ刑事に扮するジーン・ハックマンは見事この映画でオスカーを獲得!
私の好きな役者さんの一人ですが、型物でありながら型破りな刑事像は後のポリスアクションにも影響与えたかもしれないが、それでもこの役はジーン・ハックマンならではの名演技ですね
駅のホームに上がる階段でよろめきながらピストルをぶっ放すシーンの絵になってること・・・
やはりいつ見ても面白いけど、今回見てやっぱり面白かった!



★★★★★ 2011.9.28(水) TOHOシネマズなんば スクリーン6 21:05 D-13

No.068 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」(2010年 110分 シネスコ)

2011-09-28 00:33:30 | 2011年劇場鑑賞
監督 アダム・マッケイ
出演 ウィル・フェレル
   マーク・ウォールバーグ
   エヴァ・メンデス



久しぶりのシネリーブル梅田での鑑賞です
こういう映画はシネコンでしてほしいもんですね~
単館系というよりは大勢のお客さんの前でゲラゲラと笑ってほしい作品だと思います
でも平日のレイトショーって事でほんの20人足らずの観客でこれじゃ笑いも起こらないかな?

(あらすじ)

ある日、ニューヨーク市警のハイスミス(サミュエル・L・ジャクソン)とダンソン(ドウェイン・ジョンソン)のスーパー刑事コンビが職務中に殉職。
テリー(マーク・ウォールバーグ)は、彼らにその他大勢呼ばわりされてバカにされていたが、本来は根っからの正義漢で、悪党と対決したくてしょうがなかった。
ところが彼の相棒アレン(ウィル・フェレル)は、デスクワーク命で……



久しぶりに笑わして貰いました
日本ではパッとしないウィル・フェレルですが、あちらでは大スター!
そこにマーク・ウォールバーグが加わってのポリスコメディー
ポリスコメディーとしては数年前に公開された「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」以来の面白さでした

まずオープニングに派手なカーチェイスでスタートしたと思ったら主役の二人でなくマーク・ウォールバーグとドウェイン・ジョンソンのスーパー刑事コンビ!
派手に活躍で雄的な扱いをマスコミにもされ市民からも支持を受けている、映画でいう主役になりうるコンビ。
でもそんな2人が呆気なく殉職!(この場面が少ない観客にもかかわらず大爆笑が起こった!)
で、この作品の主役2人が登場するんだが、映画で言うところのわき役の刑事役的な存在のキャラなのが面白い
しかも性格がまったく逆ってのが一つのこの映画のツボで「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」でもそうだったように、この動と静の組み合わせが笑いを誘います
またマイケル・キートンが上司の役で登場!
久しぶりに見たけどバットマンも地味にやや老けたもんだ・・・



また地味でデスクワーク命のアレンの妻がやたらエロエロビーム―全開のセクシーな嫁だったり、さらにアレンの関わる女性は全て美女という、ここでもアンバランスさで笑わせる
本筋となる事件がよくある映画で扱われる強盗や殺人と違い金融詐欺事件という現代的な設定で、エンドロールの様々な数字はある意味ちょっとしたこの映画の隠れたテーマを感じさす



★★★★★ 2011.9.22(木)シネ・リーブル梅田 シアター2 21:05

No.067 「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」(2011年 88分 シネスコ)

2011-09-26 00:03:52 | 2011年劇場鑑賞
監督 アンドリュー・トラウキ
出演 ダミアン・ウォルシュ=ハウリング
   ゾーイ・ネイラー
   ガイトン・グラントリー
  



続いてこのシネマート心斎橋での鑑賞です
以前からここで公開されると聞いて気になっていた作品
あの「オープンウォーター」シリーズの最新作
サメ映画ファンにとっては見逃せませんね~でも第3作となるとあまり期待はできません

(あらすじ)

グレートバリアリーフ在住のルーク(ダミアン・ウォルシュ=ハウリング)は、小型船舶の配送業を営んでいた。
そこに友人マット(ガイトン・グラントリー)とその恋人スージー(エイドリアン・ピカリング)、そしてマットの妹ケイト(ゾーイ・ネイラー)がバカンスにやって来る。
彼らは穴場スポットでクルーズとダイビング楽しむが……



例によってワンシュチュエーションムービーで、相も変わらず海に置き去りのされた男女がサメに襲われる実録ベースの作品
今回は船が転覆して投げ出された男女が、陸に向かって泳いでいくと言う、どう考えても無謀な行為をした為にサメに襲われます
転覆して逆さまになった船の上で助けを待つか、まあたは陸に向かって20キロほど先にあると思われる(主人公の適当な算出)陸に向かって泳ぐかと意見が分かれるが、私なら船で助けまつのに賭けるかな~?

そんな事を思いながら見てると、結局1人残して残り4人は泳いで陸地を目指すという選択をします
でもここまでに至る過程がタラタラしていて見ていて疲れますね
やっとサメが登場して緊張感漂う展開になって来るけどもう映画は中盤ぐらいですかね~



大きなホホジロサメが今回1匹だけ攻撃してきますが、1匹と言う事で攻撃が単発でスリリングさが1作目より落ちますね
猛スピードで突撃してくる場面とかは迫力あるけど、犠牲になる人物がだいたい予想がつき、またその通りになるからイマイチにドキドキ感がありません
もうこのシリーズも打ち止めですね~何回作っても同じような展開にしかならないからね~
動物を変えて同パターンってのも無理あるしね・・・



★★ 2011.9.22(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 19:00 

No.066 「ホワイト」(2011年 106分 シネスコ)

2011-09-25 00:29:15 | 2011年劇場鑑賞
監督 キム・ゴック 、キム・ソン
出演 ハム・ウンジョン
   ジン・セヨン
   メイダニ

シネマート心斎橋で会員ポイントデ―という事で2作品を鑑賞です
韓国映画ってことで女性の姿が目立ちます
よく知らないけど人気のあるK-POPグループのT-ARAのメンバーでハム・ウンジョンが主演だそうです
作品上映前にこのハム・ウンジョンさんが日本語でこの映画のPR&ご挨拶の映像が挿入されてました
昔、「プロジェクトA」の劇場初公開時ジャッキーチェンも同様のような映像が出てたのを思い出した

(あらすじ)

ウンジュ(ハム・ウンジョン)は、売れないガールズグループ「ピンクドールズ」のリーダーとして責任を負っていた。
だが、メインボーカルのジェニ(ジン・セヨン)や美ぼうが売りのアラン(チェ・アラ)、ラップとダンス担当のシンジ(メイダニ)ら年下のメンバーは彼女に冷たくあたる。
そんなある日、ウンジュは一本の古いテープを発見し…



久々に見る韓国ホラー映画です
日本版ポスターを見るとあまりホラー映画っぽくないし、せいぜいサスペンス映画タッチにしか見えないけど本国である韓国版ポスターではハム・ウンジョンの目から血が出てたりして、おどろおどろしいポスターになってます
日本の劇場やシネコンに貼るにはちょっとえげつない仕上がり・・・
それにより韓流サスペンスと思って見ると呪怨のようなJホラータッチの作品となっていて意外に思うかも?

日本でも人気のK-POPを題材にした作品で、新進気鋭のアイドルグループに追いやられた落ちぶれたアイドルグループの話で(日本で言えばAKB48とモーニング娘。見たいなもんか?)ある曲がきっかけで一大ブレイクする
その曲のセンターをグループ内で争う姿は昨今のAKB48のジャンケン大会や総選挙と被ってしまって面白い
また普通にセリフの中に整形やスポンサーに夜の接待する場面など出てきて堂々とアイドル界の裏舞台を見せてくれます
ライバルを超越したら嫉妬と妬みや怨みになってしまう女の怖い姿はしっかりホラーでした

 

演出事態は特に目を引くのは無いけし、どこかでやってたパターンがどんどん出てきます
お化けもJホラーでよく見かけるテケテケ風だしね
しかし意外と面白く見れるのはホラーと同様に韓国芸能界の内幕ものとして見れるし、その世界はまさにホラーのごとく恐ろし世界・・・化粧品に毒を混ぜたりするイジメなどは陰湿で下手な残酷シーンよりもゾッとさせられる



★★★ 2011.9.22(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 17:00

No.065 「007/危機一発」(1963年 115分 ヨーロピアンビスタ)

2011-09-12 00:12:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 テレンス・ヤング
出演 ショーン・コネリー
   ダニエラ・ビアンキ
   ロバート・ショウ



午前10時の映画祭での上映でついに待望の007シリーズの登場です
そして午前10時の上映だけでなく夜の回の上映もあり幸運にもスクリーンで初めてこの作品を見ることができました
場内はさすがに年配層か映画ファンっぽい30~40代ぐらいの男性の客層が目につきます
おそらく何度かはTVやビデオ、DVDでこの映画を見た事がありそうな面々です
私も小学生の時にTV洋画劇場でこの作品を見て007シリーズのファンになった一人でもあります
そういう意味でも今回の劇場鑑賞は感慨深いですね

(あらすじ)

英国情報部に、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。
彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになった……



今回タイトルが「ロシアより愛をこめて」でなく日本初公開タイトルの「危機一発」で表記されてますね
まさに後半は007危機一髪に相応しい展開です
今、見るとスパイ映画の王道っと言った風格さえ感じる名作ですが、作品としては昨今のアクション映画と比べると地味だし、時代的に合わない部分もあるかも知れない
でもこの時代では当時としてやはり画期的な作品だったんでしょうね
ボンドのアクションも一見緩慢に見えたりするのも時代かな~(笑)

ボンドガールのダニエラ・ビアンキも綺麗だし、適役のグラント演じるロバート・ショーは007シリーズの悪役の中でも最強(後にジョーズことリチャード・キールが出るまでは)の強さ!
ボンド以外の主要キャラたちもシリーズ屈指のつわもの揃い。
また音楽もこの作品から本格始動するジョン・バリー作曲のカッコ良すぎなオープニングテーマとラストに流れるマット・モンローが歌うシリーズ屈指のメロウバラードはいつ聞いても素敵です



じっくりとボンドとスペクターらの動きを描くサスペンス風の前半と銀行襲撃シーンからのアップテンポなアクション路線へと展開していく後半・・・この作品中での動と静の使い方が絶妙に面白い!
特に色んなシーンが丁寧に描写されている(ボンドが盗聴器を見つけるシーンとか)前半は、映画つくりのお手本見たいで感心しました
単にアクション映画だけでなく格調高い風格の感じさす、007シリーズのベストオブベストな傑作である事を改めて感じました



★★★★★ 2011.9.8(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 20:00 D-3

No.064 「シャンハイ」 (2010年 105分 シネスコ)

2011-09-10 00:01:07 | 2011年劇場鑑賞
監督 ミカエル・ハフストローム
出演 ジョン・キューザック
   コン・リー
   渡辺謙



今日はまたまたなんば方面での映画鑑賞
最近はとにかくなんばで見る事が多くなりました(シネコン出来る前はほとんどなんばの映画館でしたがね・・・と言うよりシネコン出来る以前はなんば、梅田以外は映画館が少なかった)

(あらすじ)

1941年、アメリカ諜報(ちょうほう)部員のポール(ジョン・キューザック)は、太平洋戦争勃発(ぼっぱつ)前の不穏な空気が漂う上海の地を踏む。
彼は親友の死の真相究明のためやって来たが、やがて中国とアメリカ、そして日本を取り巻く巨大な陰謀の真相に迫っていく。
ポールの周りには、常に彼を執拗(しつよう)に追い回す日本人将校タナカ(渡辺謙)らの存在があり……



ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙の豪華4大スター共演のサスペンス映画
単なるスター共演の映画に留まらずそれぞれの持ち味を出して映画全体に引き締まった作品になってます
日本が誇るハリウッド俳優 平成のケンさんこと渡辺謙さんも堂々とクレジットもANDがつく別格扱いで誇らしいね
ちょっとショボくれたチョンユンファもそれなりに存在感出してアジア勢健闘の中、やっぱりコン・リーが1番光ってます
一見強そうな女だが表向きの強さの中で見え隠れする女の弱さ見たいなものが絶品の芝居で見せてくれます



太平洋戦争開戦直前の混乱している上海の街で友人の死の真相を探る主人公の姿はストーリー展開からしてハードボイルド路線なんだが、演じてるのがジョン・キューザックて事であんまりハードボイルドには感じなかったね
開戦直前の話なので空母加賀や赤城などの名前が出て来てなんか個人的に嬉しかったな
戦時下の情報戦の一部を見せてくれてるような話で興味ぶかいですね
ただ主要人物が少なく、その分焦点は大方4人の登場人物に焦点が充てられるので分かりやすかった

菊地凛子がなかなか出て来ないと思ったらセリフが皆無であまり顔も写らず、菊地凛子出なくても良かったのでは?
と思うもののハリウッドスターよりアジア俳優たちが活躍するハリウッド映画でした



★★★ 2011.9.8(木) なんばパークスシネマ シアター6 16:20 H-18





No.063 「ハンナ」(2011年 111分 シネスコ)

2011-09-07 00:08:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョー・ライト
出演 シアーシャ・ローナン
   エリック・バナ
   ケイト・ブランシェット



この日は泉大津フェニックスでOTODAMA'11~音泉魂を見にいく予定でありましたが台風12号の影響でイベントが中止!(翌日のラッシュボール11は開催)
そういう訳で夏フェスのかわりになんばパークスシネマへ映画を見て参りました
大阪市内はそれほどこの日は台風の影響を受けてないくて、懸念されてたシネコンも休業って事態にはなってなかったです
なんばもそこそこ人も居て台風接近の雰囲気は感じられない・・・この日の天気だけならOTODAMA'11~音泉魂出来たん違うん?

(あらすじ)

フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ(シアーシャ・ローナン)。
彼女は、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になる。
すでに父親の戦闘能力を超えていたハンナは、ある任務のためにヨーロッパへと旅立つが、父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサ(ケイト・ブランシェット)がしつこく追ってきて……



「ニキ―タ」「アサシン」「レオン」・・・暗殺者を主人公にした映画のタイトルは主人公の名前がそのまま使われるパターンが多いですね
今回も「ハンナ」・・・「ニキ―タ」のような映画かな?と思って見ると、趣が大分違う映画でした
そういう意味ではなかなか面白くみれました
子供の頃からまさにリーサルウェポンのごとく殺人マシーンとして育てられたハンナ
その冷酷な雰囲気を併せ持った少女をシアーシャ・ローナンが見事な格闘アクションとともに体現しています

冷酷な中にどこか悲しみをも感じさすそのキャラはニキ―タのように人並みの生活への思いれなどなく、ただ自らの課せられた運命にひたすら流されていく・・・そんな彼女の運命は?
避けて通れない戦いの向こうになにがあるのか?
と期待を持ってラストまで見たけど・・・う~ん!!て感じかな~



エリック・バナ、ケイト・ブランシェットと豪華な配役も適材適所でいい仕事しています
少しづつ明らかになるハンナの秘密が後半に大きな期待を持って見たんですが、アクションは申し分ないけどチョイ結末がいろいろと?マークが残った



★★★★ 2011.9.3(土) なんばパークスシネマ シアター8 13:05 E-3



No.062 「ピラニア3D」 (2010年 89分 シネスコ)

2011-09-06 00:00:42 | 2011年劇場鑑賞
監督 アレクサンドル・アジャ
出演 エリザベス・シュー
   ジェリー・オコンネル
   アダム・スコット


この日の3本目はまたまたTOHOシネマズなんば
映画の日のサービスデ―にかかわらず前売り券を使ってしまうという残念な鑑賞になりました
来週見る映画の都合でこの映画を今日見てしまわないといけないんだが、前売り買うの早まったな~!
しかも3Dメガネを車に置いてきてしまい100円余計にかかってしもたわい!

(あらすじ)

大勢のバカンス客が押し寄せ、大学生たちがハメを外すアメリカ南西部、ビクトリア湖畔の町。
地元の女性保安官ジュリー(エリザベス・シュー)は、前日から行方がわからなくなっていた老人の死体を岸辺で発見する。
その死体は、ゾンビのように変わり果て、普通の事故では考えられない残酷なありさまだった・・・



かつてジョーダンテ監督の「ピラニア」というB級モンスターパニック映画がありましたが当時劇場で見てまして、その劇場が今回同様このTOHOシネマズなんばの前身である南街会館内の南街シネマだった・・・
そんな感慨深い場所で見たリメイク版「ピラニア」(ストーリーはまったく別物ですが)は3Dでの公開!
何ちゃって3Dが多い中、この映画はハリポタの3Dよりも遥かに3Dらしい効果が出た作品です

見る人の好み価値観によって評価分かれますが、B級映画らしいグロとエロとおバカが三位一体となった大怪作!
太古のピラニアの祖先が地震により海中深くから大量発生し、ビーチでドンちゃん騒ぎの若人らを食い散らすという単純明快かつ爽快な映画。
そもそも3D映画ってこういうB級映画が昔は多かったもんです
そういう意味では3D映画の原点回帰は大成功と言っていいかな?



ピラニアも裸のお姉ちゃんのオッパイも、そして血しぶきに肉片・・・全部景気良く飛び出します!
それが故に無意味なスッポンポンのお姉ちゃん2人の水中ダンスや必要以上に飛び散る肉片とやけに無駄な残酷シーン!
まさに3Dの正しい使い方を見せてくれてるかのようだ(笑)
男性目線なら傑作でも女性はきっと引くやろうね~ま、そんな映画があってもいいではないか・・・そう思わせる痛快巨編でした

監督がアレクサンドル・アジャという気合いの入ったホラー映画を撮る監督を起用したのも当たりです
また冒頭に最初の犠牲者となるリチャード・ドレイファスがいいですね
あの「ジョーズ」でサメと戦って生き残った人ですが、今回ピラニアに襲われ、ボートの下で死体となって出てくる・・・
ジョーズではボートの下で死体を見つけて驚いてたけど、今回は逆に驚かれる死体役ってのがシャレが効いてる
また久々のエリザベス・シューが逞しい母親兼保安官役で出てきますが、もう年頃の息子を持つ母親役するようになったな~とこちらも感慨深いね



★★★★ 2011.9.1(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 21:00 H-25

No.061 「インシディアス」(2010年 103分 シネスコ)

2011-09-05 00:02:03 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・ワン
出演 パトリック・ウィルソン
   ローズ・バーン
   タイ・シンプキンス



この日は引き続きTOHOシネマズなんばでの鑑賞
1000円で見れる映画の日って事で平日ながらロビーは賑わっております
本当は先ほどの「ライフ」よりこちらを先に見る予定だったんですが、まさかの満席でチケット売ってもらえず
1回あとのこの時間帯での鑑賞になりました
この回も満席ではないけど、そこそこの入りです
人気2大ホラーシリーズの『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督と、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズのオーレン・ペリ監督が組んで作った作品という宣伝が効いてるのかな?

(あらすじ)

ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と妻のルネ(ローズ・バーン)は、3人の子どもと一緒に新しい家に移り住む。
彼らは、多少老朽化してはいるものの、広い家で子育てと仕事に専念するはずだった。
だが、引っ越し直後から屋根裏で奇妙な物音が聞こえたり、勝手に物が移動したりする現象が起こり始め、一家は不安に陥る・・・



オカルト映画です・・・しかし前半は「悪魔の棲む家」のように引っ越してきた家で次々怪奇現象が起こる
でも途中からこの映画は幽霊屋敷ホラーではなくなってきます
色んな映画の要素が入った作品で「悪魔の棲む家」+「ポルターガイスト」+「チェンジリング」が基本形のような感じで、ホラー好きなクリエイタ―たちが作った作品って感じですね
怖がらせどころや驚かせどころが大体予想が付くし・・・

でも結構面白かったですね
交霊会のシーンはまんま「チェンジリング」見たいだし(あちらほど涙チョチョ切れな怖さはないけど)
幽霊がゾロゾロ出てくるのは「悪魔の足跡」見たい・・・
色んな映画のいいとこどり見たいな分、安心して楽しめました



また女の霊能者の独特の存在感はこの映画を単に昨今流行りの驚かしだけのホラーにしていない
鬼気迫る芝居で役者の演技力で恐怖感を見せてくれている点は評価出来ますね
でもあの世の亡者と対峙するクライマックスはちょっとファンタジックで、オカルト路線からややファンタジックホラー見たいになっちゃった・・・
それでも最近のホラー映画の中では結構面白いと思いましたよ(ホラー映画をあまり見ない人は結構怖いかもね)



★★★★ 2011.9.1(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 18:35 C-26