kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

「叫び」の落書きはムンク本人

2021年02月26日 | Weblog
私のブログに、ムンクの「叫び」を投稿したのは2月21日でした。
その翌日(22日)に、ムンクの描いた「叫び」にこんな記事がありました。

エドヴァルド・ムンクの代表的作品『叫び』  2月21日投稿

その記事は、ノルウェー国立美術館に収蔵されている
①テンペラ・クレヨンの作品「叫び」についての記事です。

ノルウェーの画家・ムンクは、「叫び」というテーマを突き詰めるために
1枚だけでなく様々な表現で何枚も描いたそうですが
美術館以外に個人所有もあり、4枚もあったのには驚きましたが


この絵は、ムンクが感じた幻覚に基づいて
ムンクは日記にその時の体験を下記のように記されています。

「 私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。」

雲の中の落書きはムンク本人
ノルウェー国立美術館の「叫び」には、左上の雲の中に鉛筆で書き込まれた
「狂人が描いたとしか思えない」という走り書きがあります。

調査を担当した学芸員のマイ・ブリット・グレンさんは、赤外線カメラを用いて『叫び』の落書きを解析。New York Timesによると「一字一句、注意深く検証した結果、ムンクの筆跡と完全に一致することがわかりました。疑いの余地はありません」。

グレンさんによると
走り書きは1895年にオスロのブロムクヴィストギャラリーで開催された個展の後に書かれたものではないかと推測されるという。オスロ大学で展示についてディベートが行われた際、医学生のヨハン・シャルフェンベルクが『叫び』を見てムンクの精神状態を疑問視。ムンクを「異常者」「狂人」などと呼び、彼はひどく傷ついたと伝えられています。

「雲の中にこの一文を書き込むことで、ある意味ムンクはこの絵を我が物としたのです。あるいは、自分がどのように認識され、理解されるかをコントロールしたとも言えるでしょう」と語ったそうです。

そして、一体誰の手によるものなのか長らく謎を抱えていましたが
落書きがムンク本人によって描かれたものだと断定されました。
(※ 2021年2月22日、ノルウェー国立美術館から発表された記事より)

ムンクの「叫び」・・・今までと違う深いところから見ることができました。
本物が見たくなりますね。(^^ゞ
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