天皇陛下御即位30年記念 ⑤「最も格式の高い正殿 紫宸殿」のつづき・・・
参観順路に従って露台を潜り、白砂敷きの東庭に入ると南側に「漢竹」
ほぼ中央に「呉竹」が植えられています。
清涼殿(せいりょうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/81/120dee0cedbab925f566b58f729c0161.jpg)
平安時代中期(10世紀頃)から、天皇の日常のお住まいとして定着した御殿であり、政治・祭事などの重要な儀式も行われていました。
年中行事障子(ねんじゅうぎょうじのしょうじ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/cc/f5abf19caf8c7b135b04d5caa754ba75.jpg)
清涼殿の落板敷(おちいたじき)には、年中行事障子の両面に
宮中でおこなわれた年中行事や神事や月中行事などが記されています。
昼御座(ひのござ)と御帳台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/79/736a51be51f3d41650ef2a5a14f70bc3.jpg)
東廂では、御帳台の前に厚畳2枚を並べて上に茵(しとね)を載せた
平敷の御座「昼御座」が見えます。
衝立障子 左「昆明池障子」 右「荒海障子」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/58/3549a35b4628f51366b660481e1ee3b3.jpg)
清涼殿の北東の隅に、平安時代から置かれていたもので
温湿度や紫外線から保護するため表面をガラスで覆っています。
昆明池障子(こんめいちのしょうじ)は、框の土台足ともに黒漆、縁唐錦、金物は金銅です。『伴大納言絵巻』に描かれた「昆明池障子」は、絵巻なので弘廂の幅は短く描かれているが通常芯々で10尺前後で、表面(南面)には昆明池の図、裏面(北面)には嵯峨野小鷹狩の図が描かれています。
昆明池の図には『漢書』の一節を記し、小鷹狩の図には「さがの野や 花の千種の 色鳥に 心をうつす 秋のかりびと」という和歌が記され、『古今著聞集』によれば嵯峨野小鷹狩の図は、大井川の辺りに住んで鷹狩を好んだ季綱少将(藤原季縄)のことを描いたものかといわれています。
荒海障子(あらうみのしょうじ)は、清少納言の「枕草子」にも「荒海の岸辺に、姿おそろしげな手長足長を描いた障子」として紹介されています。
図柄は中国の「山海峡」から題材をとっており、手や足の長い人間が協力して漁をしている姿には、教訓的な意味があるとも伝わっています。
清涼殿の北側にある「滝口」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/22/71041c81075b934aa81588aa63e09d1e.jpg)
御溝水(みかわみず)の落ち口を滝口(たきぐち)といいますが
平安・鎌倉時代,蔵人所(くろうどどころ)に属して禁中の警衛にあたった
詰所の場所だったそうです。
清涼殿の北東から見た紫宸殿の北側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c0/08d2b9ab17b835efcb28ba47588e7644.jpg)
蔀戸(しとみど)がすべて閉ざされていますが
開けられて公開されたことがあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d6/f22c8810d424b5a8a6a49885ce4ad46a.jpg)
紫宸殿の北側を通って「小御所」へと進みます・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/16/f26eb47ad9dc9e8800684a199b196e96.jpg)
「清涼殿」は、紫宸殿の北西部に東向きで建てられ、母屋の四方に廂をもち東廂には広廂がつく、紫宸殿と同様に寝殿造りですが、日常の御殿なので内部は襖などの間仕切りが多いそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4d/3ca9480fae1903f5eb188279ed5a54a5.jpg)
頭上注意と書かれていますが
身長160センチの私でも、屈まないと当たりそうで恐いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/66/2cc82b81a353bec16377246ab400ff50.jpg)
くぐってから上を見ると
小御所などに通じる立派な造りの廊下でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c1/b825333f1bea87787afcedf6ffe8efc9.jpg)
清涼殿へは紫宸殿を通らなくても
この門から入れるようになっています。
参観順路に従って露台を潜り、白砂敷きの東庭に入ると南側に「漢竹」
ほぼ中央に「呉竹」が植えられています。
清涼殿(せいりょうでん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/81/120dee0cedbab925f566b58f729c0161.jpg)
平安時代中期(10世紀頃)から、天皇の日常のお住まいとして定着した御殿であり、政治・祭事などの重要な儀式も行われていました。
年中行事障子(ねんじゅうぎょうじのしょうじ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/cc/f5abf19caf8c7b135b04d5caa754ba75.jpg)
清涼殿の落板敷(おちいたじき)には、年中行事障子の両面に
宮中でおこなわれた年中行事や神事や月中行事などが記されています。
昼御座(ひのござ)と御帳台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/79/736a51be51f3d41650ef2a5a14f70bc3.jpg)
東廂では、御帳台の前に厚畳2枚を並べて上に茵(しとね)を載せた
平敷の御座「昼御座」が見えます。
衝立障子 左「昆明池障子」 右「荒海障子」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/58/3549a35b4628f51366b660481e1ee3b3.jpg)
清涼殿の北東の隅に、平安時代から置かれていたもので
温湿度や紫外線から保護するため表面をガラスで覆っています。
昆明池障子(こんめいちのしょうじ)は、框の土台足ともに黒漆、縁唐錦、金物は金銅です。『伴大納言絵巻』に描かれた「昆明池障子」は、絵巻なので弘廂の幅は短く描かれているが通常芯々で10尺前後で、表面(南面)には昆明池の図、裏面(北面)には嵯峨野小鷹狩の図が描かれています。
昆明池の図には『漢書』の一節を記し、小鷹狩の図には「さがの野や 花の千種の 色鳥に 心をうつす 秋のかりびと」という和歌が記され、『古今著聞集』によれば嵯峨野小鷹狩の図は、大井川の辺りに住んで鷹狩を好んだ季綱少将(藤原季縄)のことを描いたものかといわれています。
荒海障子(あらうみのしょうじ)は、清少納言の「枕草子」にも「荒海の岸辺に、姿おそろしげな手長足長を描いた障子」として紹介されています。
図柄は中国の「山海峡」から題材をとっており、手や足の長い人間が協力して漁をしている姿には、教訓的な意味があるとも伝わっています。
清涼殿の北側にある「滝口」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/22/71041c81075b934aa81588aa63e09d1e.jpg)
御溝水(みかわみず)の落ち口を滝口(たきぐち)といいますが
平安・鎌倉時代,蔵人所(くろうどどころ)に属して禁中の警衛にあたった
詰所の場所だったそうです。
清涼殿の北東から見た紫宸殿の北側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c0/08d2b9ab17b835efcb28ba47588e7644.jpg)
蔀戸(しとみど)がすべて閉ざされていますが
開けられて公開されたことがあるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d6/f22c8810d424b5a8a6a49885ce4ad46a.jpg)
紫宸殿の北側を通って「小御所」へと進みます・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/16/f26eb47ad9dc9e8800684a199b196e96.jpg)
「清涼殿」は、紫宸殿の北西部に東向きで建てられ、母屋の四方に廂をもち東廂には広廂がつく、紫宸殿と同様に寝殿造りですが、日常の御殿なので内部は襖などの間仕切りが多いそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4d/3ca9480fae1903f5eb188279ed5a54a5.jpg)
頭上注意と書かれていますが
身長160センチの私でも、屈まないと当たりそうで恐いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/66/2cc82b81a353bec16377246ab400ff50.jpg)
くぐってから上を見ると
小御所などに通じる立派な造りの廊下でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c1/b825333f1bea87787afcedf6ffe8efc9.jpg)
清涼殿へは紫宸殿を通らなくても
この門から入れるようになっています。
近くに居ながら、なかなか、貴女のブログにコメントの書き込みも出来ておりませんが、
更新の記事を拝見させて戴いて、京都のいろいろな事を勉強させて貰っています。
それにしても、貴女は、これだけの説明文と画像をアップされるまでの、資料集めや写真撮りなど、もの凄いエネルギーと根気がいると思いますが・・・素晴らしいですね
貴女は素晴らしい勉強家であり、知識人だと敬服いたします。
私も地域のホームページみたいな役割で、イベントなどの記事を頻繁に取り扱って、長い記事にたくさんの画像のアップをしておりますが・・・説明文にしても、日常のことであり、画像もそのイベントごとにたくさん撮影している中から、選別して載せるだけですから、大したことないですが、貴女の記事は私の比ではない・・・素晴らしい内容の記事です
また、貴女のブログで勉強させて戴きます
おはようございますm(__)m
京都御所 良いですね
良い所にお出かけでしたね。
天皇皇后両陛下の関西の最後となる訪問が、
3月25日に京都御所にお越しになるみたいで
3月26日に神武天皇陵、退位の報告の為に奈良県橿原市を訪れるそうですが、この日程が退位前の関西地区最後の御訪問になりそうですね。
間違っていましたらごめんなさい。
お忙くされているのにコメントありがとうございます。
こちらこそ、いつも読み逃げで失礼しております。(^^ゞ
子供たちと「星空観察会」のイベントなどで
交流を深めておられるブログを拝見して・・・
未来を見つめる子供たちと一緒の目線で
楽しまれている姿を羨ましく思っています。
これからも、もっともっと子供たちと楽しんでいる様子を
ブログで発信してくださいね。楽しみにしています。
いつも読み逃げで失礼しています。
KENさんのお写真の幅が広くなり
きれいだけでなく、迫力ある写真、癒しの写真などと・・・
今まで以上に楽しませて頂いています。
アッ! 京都御所にお越しになるみたいは
すごい情報ですね! ありがとうございます!
これからも、よろしくお願いします。(^^ゞ