kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

京都御所・天皇陛下御即位30年記念 ④「建春門→春興殿→大臣宿所の展示(獅子狛犬、鳳凰・麒麟図など)」

2019年03月21日 | 観戦・鑑賞・参観・見学ほか
京都御所・天皇陛下御即位30年記念 ③「建礼門と回廊の展示」の続きです。

建春門(けんしゅんもん)

京都御所六つの御門で、東側にあるのは建春門だけです。
築地塀に破風(はふ)を付けた門です。

文久3年(1863)7月30日と8月5日に、会津藩等の天覧馬揃え
(天覧の軍兵訓練)が、この門外で行われたことで有名です。


蟇股 (かえるまた)や笈形(おいがた)、花や動物など様々な彫刻が多数あるのですが、公開ではないので近くから見ることは出来ませんでした。

春興殿(しゅんこうでん)

春興殿がきれいになっています!


大正天皇の即位の礼に際し、神鏡を奉安して儀式を行うため
東京の賢所(かしこどころ)に準じて建てられた入母屋造銅板葺の建物。


昭和天皇の即位の礼で使用された後、老朽化が進んでいましたが
平成29~31にかけて屋根の葺替や蔀などの修復が行われました。


修復されて、見違えるほどきれいになった「春興殿」


そして・・・修復前の春興殿です。
御即位20年(2009)記念の特別公開の時に撮りました。

大臣宿所(だいじんしゅくしょ)

大臣宿所では、獅子狛犬、鳳凰・麒麟図、黄櫨染御袍が展示されています。

獅子狛犬

明治天皇の即位礼で使用された木造彩色の獅子狛犬像一対


獅子と狛犬は,玉座ぎょくざを護る役割をもっていたとされ
賢聖障子の中央にも画かれています。

鳳凰・麒麟図

明治天皇の即位礼(慶応4年<1868>)で使用された御帳台の浜床
(儀式用の玉座の台座)に画かれた鳳凰と麒麟図です。

この図様は現在の高御座・御帳台(大正4年<1915>の
即位礼に際し製作)の浜床(はまゆか)にも受け継がれています。


鳳凰と麒麟は、すぐれた天子が世の中を治める時に現れる瑞鳥(ずいちょう)・瑞獣(ずいじゅう)とされ、天皇が即位の礼で着用される黄櫨染御袍荷物文様として織り出されています。

黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)

明治天皇御料(御物) 写真パネル
コメント
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